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この章のまとめ

2026年10月15日3分で読めますAI生成教科書『基礎理論』第7章 電磁誘導
目次
  1. (1) Faraday の法則
  2. (2) インダクタンスと磁場のエネルギー
  3. (3) 回路の過渡現象
  4. (4) 次の章へ
  5. 木下の層

AI 生成・木下が未勉強

電磁気学入門 第7章 §7.5

(1) Faraday の法則

回路に電流を流し続ける働きを、単位電荷を回路に沿って一周させる力の仕事、すなわち起電力 E=∮f⋅dl\mathcal E=\oint\bm{f}\cdot\mathrm{d}\bm{l} で表した。回路を貫く磁束 Φ\Phi は ∇⋅B=0\nabla\cdot\bm{B}=0 によって曲面の選び方によらない。ベクトルポテンシャルの線積分 ∮A⋅dl\oint\bm{A}\cdot\mathrm{d}\bm{l} とも書ける。

  • 静磁場の中で導体が動くと、電荷に働く v×B\bm{v}\times\bm{B} の力によって運動起電力が生じる。その値は磁束の減少率 −dΦ/dt-\mathrm{d}\Phi/\mathrm{d} t に等しい(命題 7.2)。
  • 静止した回路でも、磁場が時間変化すれば同じ起電力が現れる。それは電場が ∇×E=−∂B/∂t\nabla\times\bm{E}=-\partial\bm{B}/\partial t に従うことを意味する(定理 7.3)。
  • 2つの場合をまとめたのが磁束則(定理 7.4)である。起電力の原因の割り振りは観測する座標系によって変わるが、起電力そのものは変わらない。

電場はもはや電位の勾配だけでは書けず、次の形になる。

E=−∇ϕ−∂A∂t.\bm{E}=-\nabla\phi-\frac{\partial \bm{A}}{\partial t}.

(2) インダクタンスと磁場のエネルギー

回路の電流とそれが回路を貫く磁束は比例し、比例係数として自己インダクタンス LL と相互インダクタンス MM を定義した。Neumann の公式(定理 7.5)から M12=M21M_{12}=M_{21} が従い、同じ対称性はエネルギーの保存からも導かれた。

電流を流すには逆起電力に逆らう仕事が要る。その仕事 12∑LijIiIj\frac12\sum L_{ij}I_iI_j は、磁場にエネルギー密度 B2/(2μ0)B^2/(2\mu_0) で蓄えられる(定理 7.6)。エネルギーが正であることから L>0L>0 と M2≤L1L2M^2\le L_1L_2 が従う。エネルギーを使えば、太さのある導線の自己インダクタンスも定義できる。

仮想仕事の方法で磁場の力が求まる。電流一定なら F=+∂W/∂xF=+\partial W/\partial x、磁束一定なら F=−∂W/∂xF=-\partial W/\partial x である。磁場の境界には磁気圧 B2/(2μ0)B^2/(2\mu_0) が働く。

(3) 回路の過渡現象

準定常近似の回路では、Faraday の法則を回路に沿って書くと次の方程式になる。

Lq¨+Rq˙+qC=V0.L\ddot q+R\dot q+\frac qC=V_0 .

  • RL 回路の電流は時定数 L/RL/R で立ち上がる。
  • LC 回路では、電場と磁場のエネルギーが角振動数 1/LC1/\sqrt{LC} で行き来する。
  • RLC 回路は、γ=R/(2L)\gamma=R/(2L) と ω0\omega_0 の大小で減衰振動・臨界減衰・過減衰に分かれる。エネルギーは抵抗の Joule 熱として失われる。

(4) 次の章へ

第8章では、Ampère の法則に変位電流を加えて Maxwell 方程式を完成させる。この章の ∇×E=−∂B/∂t\nabla\times\bm{E}=-\partial\bm{B}/\partial t はその1本になる。B2/(2μ0)B^2/(2\mu_0) は、電磁場のエネルギー保存則(Poynting の定理)の磁場の部分になる。E=−∇ϕ−∂A/∂t\bm{E}=-\nabla\phi-\partial\bm{A}/\partial t は第8章 §8.2 のゲージの議論の出発点である。

第9章では、Faraday の法則と変位電流を含む Ampère の法則を組み合わせて電磁波の波動方程式を導く。導体の中では、渦電流によって電磁波が減衰する(表皮効果)。第10章では、この章で見た「動く磁石と動く導体」の起電力の一致を、電磁場の Lorentz 変換として理解し直す。

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