この章のまとめ
AI 生成・木下が未勉強
電磁気学入門 第10章 §10.6
- なぜ相対論が要るか:動く磁石と導体の例では、同じ電流が、磁石の系では磁気力 によるもの、導線の系では誘導電場によるものとして説明された。この非対称から、電場と磁場の分け方が慣性系によることが分かる。Galilei 変換から推した場の変換 (10.5) は、静止した電荷を動く系から見たときに現れる Biot–Savart の磁場を説明できない。時間と空間の変換を Lorentz 変換に取り替える必要があった。
- 4元電流と4元ポテンシャル:法則が形を保つことを示すには、法則を4元ベクトルとテンソルの式に書けばよい。電荷の不変性と長さの収縮から、電荷密度は となる。したがって は4元ベクトルになる。Lorenz ゲージのポテンシャルの方程式は にまとまり、 も4元ベクトルとして変換される。連続の式と Lorenz 条件は、どちらも4元発散がゼロという不変な式 (10.16)・(10.19) になる。
- 電磁場テンソル:電場と磁場は6成分を持つので、4元ベクトルには収まらない。それらは反対称な微分 の成分になる。
電磁場テンソルとその双対を縮約すると、2つの不変量 と が得られる。電場だけ・磁場だけの系があるかどうかは、この2つで決まる。4. 共変な Maxwell 方程式:Maxwell 方程式の4本は、次の2本のテンソルの式になり、どの慣性系でも同じ形で成り立つ。
電荷の保存は第1式から自動的に出て、第2式は電磁場テンソルをポテンシャルで書けば自動的に満たされる。第8章のエネルギーと運動量の保存則は、エネルギー運動量テンソル の式 の時間成分と空間成分である。その成分は次のとおりである。
5. 場の変換:テンソルとしての変換則から、電場と磁場の変換 (10.40) が導かれる。運動方向の成分は変わらず、垂直な成分は次のようになる。
低速の極限で、これは運動起電力と Biot–Savart の磁場の両方を含む。6. 動く点電荷:静止した点電荷の Coulomb 場をこの規則で変換すると、一様に動く点電荷の場 (10.42) が得られる。電場は現在の位置から放射状に出る。運動に垂直な方向へ 倍に強まり、運動の方向へ 倍に弱まる。磁場は である。
次の第11章では、遅延ポテンシャルから加速する電荷の放射を導く。Liénard–Wiechert の場の速度に依存する部分が、この章の (10.42) に一致することを確かめる。『相対論入門』第6章では、この章の電磁場テンソルと共変な Maxwell 方程式を出発点にする。一様な磁場中の運動とエネルギー運動量テンソルの保存則をテンソルの計算として扱い、同じ巻の第11章 §11.4 で曲がった時空の電磁場へ一般化する。
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