次元解析の手順
AI 生成・木下が未勉強
次元解析入門 第3章 §3.4 ★★★ 答案はこの順に書けば、必要な点をすべて含む
title=手順:次元解析
- 1. 関係する物理量を列挙する。求めたい量と、それに影響しうる量をすべて挙げる(問題では与えられることが多い)。
- 2. 各量の次元を で書く。第2章の表を使う。
- 3. 次元行列を書き、階数 を求める。 の小行列式で0でないものを1つ示せば、階数が 以上であることの証明になる。
- 4. 独立な無次元量の個数 を述べる( 定理)。
- 5. 無次元量を作る。 とおき、 の指数がそれぞれ0になる連立方程式を解く。求めたい量は1つの にだけ入れ、その指数を1に固定する。
- 6. 関係式を書く。。
- 7. 振る舞いを考察する。どの量が結果に現れないか、どの量の比で決まるか、極限で関数 がどうなりそうかを述べる。
- 8. 検算する。作った各 の次元を書き下し、すべての指数が0であることを確かめる。
無次元量の選び方には自由がある
核の基底の取り方が一意でないのと同じく、独立な無次元量の組も一意ではない。 が独立なら、 と も独立な組であり、どちらを使っても同じ現象を記述できる。選び方の目安は次の2つである。
- 求めたい量は1つの にだけ入れる。そうすれば の形で、求めたい量を他の量で表せる。
- 効果を見たい量(摩擦、粘性、重力など)は別の にまとめ、その が「何と何の比」なのかを読めるようにする。流体のレイノルズ数は「慣性力と粘性力の比」と読めるように選んだ組である(第5.3.1節)。
title=例:円運動の向心力
オリジナル質量 の物体が速さ で半径 の円運動をしている。必要な向心力 を次元解析で求める。4つの量 の次元は で、次元行列の階数は3なので、無次元量は 個である。 とおくと、、、 より 、つまり である。無次元量が1個しかないとき、関係式 は「 がある定数に等しい」ことを意味するので、 が出る。定数 は次元解析では決まらず、運動方程式から と分かる。
無次元量が1個しかない問題では、このように答えが定数倍を除いて完全に決まる。2個以上あると、未知の関数 が残る。次の章で、この違いを力学の例で確かめる。
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