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何を近似したか・何の実験の量で確かめるか

2026年10月15日6分で読めますAI生成教科書『虎の巻』第4章 近軸波動方程式とガウスビーム
目次
  1. 置いた近似
  2. 何の実験の量で確かめるか
  3. 木下の層

AI 生成・木下が未勉強

光学と量子エレクトロニクス 第4章 §4.5 ★★ 近軸近似とスカラー近似の小さいパラメータは 1/(kw0)1/(kw_0)。ビームの幅はナイフエッジやカメラで測り、w(z)w(z) の双曲線から w0w_0 と M2M^2 を読む

置いた近似

この章で置いた近似は2つある。1つ目は Helmholtz 方程式 (4.3) の ∂z2u\partial_z^2u を捨てた近軸近似で、小さいパラメータは θ02/4\theta_0^2/4、ガウスビームでは θ0=2/(kw0)\theta_0=2/(kw_0) なので 1/(kw0)21/(kw_0)^2 である。2つ目は電場を1成分のスカラーとして扱ったことで、Maxwell 方程式の ∇⋅E=0\nabla\cdot\bm{E}=0 から、横の向きに偏ったビームにも縦(zz)の成分が Ez∼(∂xEx)/(ik)E_z\sim(\partial_xE_x)/(\mathrm{i} k) の大きさで必ず伴う。この縦の成分は横の成分に比べて 1/(kw0)1/(kw_0) の程度である。M. Lax, W. H. Louisell, W. B. McKnight は Maxwell 方程式を f=1/(kw0)f=1/(kw_0) の冪で展開し、0次の場が近軸波動方程式に従うことと、1次・2次・3次の補正の満たす式を示した(Lax, Louisell, McKnight(1975)、Phys. Rev. A 11、1365)。

近似の裏付け

型 B(極限) | 小さいもの 1/(kw0)→01/(kw_0)\to0(ビームの太さに比べて波長が短い。広がりの角 θ0=2/(kw0)\theta_0=2/(kw_0) が小さい) | 証明 要確認(Lax–Louisell–McKnight(1975)で、Maxwell 方程式を 1/(kw0)1/(kw_0) で展開した0次が近軸波動方程式になり、高次の補正の式が順に定まることは確かめた。展開の誤差の上界を与える定理の形は確かめていない) | 行き先 近似の数理 第7章

近軸近似が崩れる様子を、近似を置かない回折の計算と比べる。横の1つの向きだけを考え、z=0z=0 の包絡線 e−x2/w02\mathrm{e}^{-x^2/w_0^2} を Fourier 変換して、各平面波の成分に厳密な kz=k2−kx2k_z=\sqrt{k^2-k_x^2} の位相を掛けて重ね直す(角スペクトルの方法。∣kx∣>k\lvert k_x\rvert >k の成分は減衰するので落とす)。図 4.4 は、強度の2次モーメントで測った半径 2σx2\sigma_x を近軸の w(z)w(z) と比べたものである。w0=10λ0w_0=10\lambda_0 では2つは 10−310^{-3} より良く一致し、w0=λ0w_0=\lambda_0(θ0=0.32 rad\theta_0=0.32\,\mathrm{rad})でも z=5zRz=5z_{\mathrm R} で厳密な値のほうが 44 パーセント太いだけである。ビームの太さは、例題 4.1 で見た位相よりもはるかに近軸近似に強い。

図

図 4.4 くびれの半径 w0=λ0w_0=\lambda_0 のビーム(横は1つの向き)の半径。実線は近軸の w(z)=w01+z2/zR2w(z)=w_0\sqrt{1+z^2/z_{\mathrm R}^2}、点線(点つき)は角スペクトルの方法による厳密なスカラーの回折計算で、強度の2次モーメントから 2σx2\sigma_x として出した。zR=πw02/λ0z_{\mathrm R}=\pi w_0^2/\lambda_0

近軸近似の側には、もう1つの見方がある。式 (4.5) は、光線の Hamiltonian H=−n2−∣p∣2H=-\sqrt{n^2-\lvert \bm{p}\rvert ^2} を2次で打ち切ってから量子化したものなので、打ち切った4次の項 ∣p∣4/(8n3)\lvert \bm{p}\rvert ^4/(8n^3) は第3章の収差の波の版で、ガウスビームでは σp∼θ0\sigma_p\sim\theta_0 の4乗の補正として現れる。

何の実験の量で確かめるか

ビームの半径はナイフエッジ法で測ることができる。ビームを刃で x<xex<x_{\mathrm e} の側から遮り、残りの出力を測ると、透過の割合は

T(xe)=∫xe∞e−2x2/w2dx∫−∞∞e−2x2/w2dx=12erfc⁡(2 xew)(4.25)T(x_{\mathrm e})=\frac{\int_{x_{\mathrm e}}^\infty\mathrm{e}^{-2x^2/w^2}\mathrm{d} x}{\int_{-\infty}^\infty\mathrm{e}^{-2x^2/w^2}\mathrm{d} x}=\frac12\operatorname{erfc}\Bigl(\frac{\sqrt2\,x_{\mathrm e}}{w}\Bigr)\tag{4.25}

である(yy の向きは積分で消える)。刃を動かしながら TT を記録して誤差関数に合わせると ww が出る。CCD などのカメラで強度の分布を直接撮って、2次モーメントから w=2σxw=2\sigma_x を出すこともできる。

w(z)w(z) を光軸に沿って何点も測り、双曲線 w(z)2=w02[1+(M2λ0(z−z0)/(πnw02))2]w(z)^2=w_0^2\bigl[1+\bigl(M^2\lambda_0(z-z_0)/(\pi nw_0^2)\bigr)^2\bigr] に合わせると、くびれの位置 z0z_0・半径 w0w_0・ビーム品質 M2M^2 が決まる。M2M^2 は例題 4.5 の比で、基本ガウスビームで 11、Hermite–Gauss モード um0u_{m0} の xx の向きで 2m+12m+1 である。幅を2次モーメントで定義した M2M^2 は近軸の伝搬で変わらないので、レーザーの出す光が基本モードにどれだけ近いかを1つの数で表すことができる。Gouy 位相は、焦点の前後で光を参照の波と干渉させ、縞の位置のずれとして測る。

例題 4.7 ナイフエッジの 1010–9090 の距離 ★

オリジナル式 (4.25) で、透過の割合が 9090 パーセントになる刃の位置と 1010 パーセントになる位置の距離 d10–90d_{10\text{--}90} を ww で書け。d10–90=0.50 mmd_{10\text{--}90}=0.50\,\mathrm{mm} と測れたときの ww を求めよ。

解答

T=0.1T=0.1 は erfc⁡(2x/w)=0.2\operatorname{erfc}(\sqrt2x/w)=0.2、2x/w=erfc⁡−1(0.2)=0.9062\sqrt2x/w=\operatorname{erfc}^{-1}(0.2)=0.9062 で x=0.6408wx=0.6408w。T=0.9T=0.9 は対称に x=−0.6408wx=-0.6408w なのでd10–90=1.2816 wd_{10\text{--}90}=1.2816\,w、w=0.780 d10–90w=0.780\,d_{10\text{--}90} である。d10–90=0.50 mmd_{10\text{--}90}=0.50\,\mathrm{mm} なら w=0.390 mmw=0.390\,\mathrm{mm} になる。この関係は強度の分布がガウス型であることを仮定しているので、M2M^2 の大きいビームにそのまま使うと半径を取り違える。

木下の勉強ステータス

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