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授業で習った形との対応

2026年10月15日5分で読めますAI生成教科書『虎の巻』第8章 回折限界の先へ

AI 生成・木下が未勉強

光学と量子エレクトロニクス 第8章 §8.6 ★★ 学部の光学の Rayleigh の基準 0.61λ/(nsin⁡α)0.61\lambda/(n\sin\alpha) は点の像の形についての約束で、Abbe の λ/(2nsin⁡α)\lambda/(2n\sin\alpha) は伝達関数の切れる所である。どちらも同じ瞳から出て、数の違いは基準の違い

学部の光学では、顕微鏡の分解能を2つの式で習う。1つは Rayleigh の基準で、2つの点の像の一方の中心が他方の最初の暗い輪に重なるとき2点がちょうど分かれるとみなし、分けられる最小の間隔を

δR=1.22λfD=0.61λnsin⁡α(8.12)\delta_{\mathrm R}=1.22\frac{\lambda f}{D}=0.61\frac{\lambda}{n\sin\alpha}\tag{8.12}

と書く(ff はレンズの焦点距離、DD は口径、α\alpha は対物レンズに入る光の最大の角)。もう1つは Abbe の顕微鏡の理論で、格子を物体として0次と1次の光がともに対物レンズに入るとき格子の像ができるとし、斜めの照明で見える最小の周期を

dA=λ2nsin⁡α(8.13)d_{\mathrm A}=\frac{\lambda}{2n\sin\alpha}\tag{8.13}

と書く。nsin⁡αn\sin\alpha がこの章の NA\mathrm{NA} で、λ\lambda は真空中の波長 λ0\lambda_0 である。

この章の言葉では、式 (8.13) は定理 8.1 の円板の半径 2k0NA2k_0\mathrm{NA} を周期に直したもので、伝達関数(図 8.1)が 00 になる所を表す。式 (8.12) は、その伝達関数の逆 Fourier 変換である点の像(Airy 円盤)の最初の零点 k0NA r=3.832k_0\mathrm{NA}\,r=3.832 を、r=3.832/(2π)⋅λ0/NA=0.610λ0/NAr=3.832/(2\pi)\cdot\lambda_0/\mathrm{NA}=0.610\lambda_0/\mathrm{NA} と書いたものである。2つの式の係数 0.610.61 と 0.50.5 の違いは物理の違いでなく、「2点が分かれて見える」ことの約束の違いである。Rayleigh の基準で並べた2点の像は、2つの山の間の谷の深さが山の高さの 0.7350.735 倍で、谷がはっきり見える。谷がちょうど消える間隔を分かれる境目とする Sparrow の基準では、間隔は 0.474λ0/NA0.474\lambda_0/\mathrm{NA} になり、Abbe の値に近づく。

基準何についての約束か間隔(λ0/NA\lambda_0/\mathrm{NA} の単位)
Rayleigh一方の山が他方の最初の零点に重なる0.6100.610
Abbe(周期)伝達関数が 00 になる周期0.50.5
Sparrow2点の間の谷が消える0.4740.474

露光装置の式 (8.5) は、同じ限界をハーフピッチで書き、照明とマスクの工夫を k1k_1 にまとめたものである。k1=1/4k_1=1/4 が Abbe の値に当たる。学部の授業でこれらの式を別々の公式として覚えたときは、定理 8.1 の1つの円板からの読み方の違いとして並べ直すことができる。

例題 8.7 Rayleigh の谷の深さと Sparrow の間隔 ★

オリジナル2つの同じ明るさの点の像(インコヒーレント)A(v)=[2J1(v)/v]2A(v)=[2J_1(v)/v]^2(v=k0NA rv=k_0\mathrm{NA}\,r)を、間隔 vsv_s で並べる。強度の和を I(v)=A(v−vs/2)+A(v+vs/2)I(v)=A(v-v_s/2)+A(v+v_s/2) とする(1次元の切り口で考える)。

  1. (1) Rayleigh の間隔 vs=3.832v_s=3.832 のとき、真ん中の谷の強度 I(0)I(0) と山の強度 I(±vs/2)I(\pm v_s/2) の比を求めよ。
  2. (2) 真ん中で II の2階微分が 00 になる間隔(Sparrow の間隔)を数値で求め、λ0/NA\lambda_0/\mathrm{NA} の単位で表せ。
解答

(1) I(0)=2A(1.916)I(0)=2A(1.916) で、J1(1.916)=0.581J_1(1.916)=0.581 から A(1.916)=0.3675A(1.916)=0.3675、I(0)=0.735I(0)=0.735。山では I(±vs/2)=A(0)+A(3.832)=1+0=1I(\pm v_s/2)=A(0)+A(3.832)=1+0=1。比は 0.7350.735 で、谷は山より約 2626 パーセント暗い。

(2) I′′(0)=2A′′(vs/2)=0I''(0)=2A''(v_s/2)=0 を数値で解くと vs=2.976v_s=2.976 で、間隔は 2.976/(2π)⋅λ0/NA=0.474λ0/NA2.976/(2\pi)\cdot\lambda_0/\mathrm{NA}=0.474\lambda_0/\mathrm{NA} である。A(v)A(v) の2階微分が 00 になる点、つまり点の像の変曲点が v=1.488v=1.488 にあり、2つの像の変曲点が真ん中で重なるとき谷が消える。Sparrow の間隔は Abbe の周期 0.5λ0/NA0.5\lambda_0/\mathrm{NA} より少し短いが、2点の間隔と格子の周期は別の量なので、どちらが「本当の」限界かを比べることには意味が無い。

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