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授業で習った形との対応

2026年10月15日6分で読めますAI生成教科書『虎の巻』第34章 自然放出の量子論と共振器 QED
目次
  1. 黄金律
  2. 古典の双極子放射と半古典の理論
  3. 木下の層

AI 生成・木下が未勉強

光学と量子エレクトロニクス 第34章 §34.6 ★★ 学部の量子力学の黄金律と状態密度の式は、式 (34.12) の Γ=2πJ(ω0)\Gamma=2\pi\mathcal J(\omega_0) と同じ式である。古典の双極子放射の Larmor の式からは振幅 2deg2d_{eg} の双極子で同じ Γ\Gamma が出て、半古典の理論からは Γρee(1−ρee)\Gamma\rho_{ee}(1-\rho_{ee}) しか出ない

黄金律

学部の量子力学では、始状態 ∣i⟩| i \rangle から連続な終状態への遷移の速さを Fermi の黄金律

wi→f=2πℏ∑f∣⟨f∣H^int∣i⟩∣2δ(Ef−Ei)=2πℏ∣⟨f∣H^int∣i⟩∣2ρ(Ei)(34.25)w_{i\to f}=\frac{2\pi}{\hbar}\sum_f\lvert \langle f | \hat H_{\mathrm{int}} | i \rangle \rvert ^2\delta(E_f-E_i)=\frac{2\pi}{\hbar}\lvert \langle f | \hat H_{\mathrm{int}} | i \rangle \rvert ^2\rho(E_i)\tag{34.25}

で求める(ρ(E)\rho(E) は終状態の状態密度)。∣i⟩=∣e,0⟩| i \rangle =| e,0 \rangle、∣f⟩=∣g,1ks⟩| f \rangle =| g,1_{\bm{k}s} \rangle とすれば行列要素は ℏgks∗\hbar g^*_{\bm{k}s} で、δ(Ef−Ei)=δ(ωk−ω0)/ℏ\delta(E_f-E_i)=\delta(\omega_k-\omega_0)/\hbar からw=2π∑∣gks∣2δ(ωk−ω0)=2πJ(ω0)w=2\pi\sum\lvert g_{\bm{k}s}\rvert ^2\delta(\omega_k-\omega_0)=2\pi\mathcal J(\omega_0) になり、式 (34.12) の Γ\Gamma と一致する。授業の式は、状態密度 ρ(E)\rho(E) と行列要素 ∣⟨f∣H∣i⟩∣2\lvert \langle f | H | i \rangle \rvert ^2 を別々に書き、この章はそれを1つの J(ω)\mathcal J(\omega) にまとめた。まとめると、自由空間と共振器を同じ式で比べることができる。黄金律は「始状態の確率がほとんど減っていない短い時間」で導くが、Wigner–Weisskopf の方法は同じ速さで確率が e−Γt\mathrm{e}^{-\Gamma t} と減り続けることまで示す。授業の黄金律は、この章の Markov 近似を、減衰を無視した初めの時間で使ったものに当たる。

学部の電磁気の授業の多くは、自然放出の速さを Einstein の関係で出す。第20章の A21=ℏω3π2c3B21A_{21}=\frac{\hbar\omega^3}{\pi^2c^3}B_{21}(u(ω)u(\omega) 基準。u(ν)u(\nu) 基準では A=8πhν3c3B(ν)A=\frac{8\pi h\nu^3}{c^3}B^{(\nu)})に、黄金律で計算した B21B_{21} を入れる方法である。この章の式 (34.13) は、その結果を熱平衡を経ずに直接出した。

古典の双極子放射と半古典の理論

古典電磁気学では、振幅 d0d_0 で Re⁡[d0e−iωt]\operatorname{Re}[d_0\mathrm{e}^{-\mathrm{i}\omega t}] と振動する双極子が出す光の平均の仕事率は Larmor の式

P=ω4d0212πε0c3(34.26)P=\frac{\omega^4d_0^2}{12\pi\varepsilon_0c^3}\tag{34.26}

で与えられる。d0=2degd_0=2d_{eg} と置くと P/(ℏω)=ω3deg2/(3πε0ℏc3)=ΓP/(\hbar\omega)=\omega^3d_{eg}^2/(3\pi\varepsilon_0\hbar c^3)=\Gamma で、量子論の自然放出の速さと一致する。授業で自然放出の速さを「振幅 2deg2d_{eg} の古典の双極子の放射」から覚える流儀は、この一致を使っている。

一致の意味は、場を古典に置いたままの半古典の理論と比べると分かる。原子の状態が cg∣g⟩+ce∣e⟩c_g| g \rangle +c_e| e \rangle のとき、双極子の期待値の振幅は d0=2∣ρeg∣degd_0=2\lvert \rho_{eg}\rvert d_{eg} で、純粋状態では ∣ρeg∣2=ρeeρgg\lvert \rho_{eg}\rvert ^2=\rho_{ee}\rho_{gg} である。Larmor の式から出る放射の速さ(光子数)は

Pℏω=Γ ρee(1−ρee)(34.27)\frac{P}{\hbar\omega}=\Gamma\,\rho_{ee}(1-\rho_{ee})\tag{34.27}

で、量子論の Γρee\Gamma\rho_{ee} と比べて Γρee2\Gamma\rho_{ee}^2 だけ足りない。ρee=1\rho_{ee}=1 の励起状態では、双極子の期待値が0なので半古典の理論は何も放射しない。足りない分が、真空の揺らぎ EphE_{\mathrm{ph}} に促された放出(式 (34.6) の n+1n+1 の 11)である。弱く励起された原子(ρee≪1\rho_{ee}\ll1)では2つが一致するので、第3部の Lorentz 振動子の放射減衰は半古典の扱いで正しい値になる。

例題 34.7 半古典の理論で足りない放出 ★★

オリジナル自然放出の速さ Γ\Gamma の2準位の原子を、時刻 00 に ρee(0)=1−ϵ\rho_{ee}(0)=1-\epsilon(0<ϵ≪10<\epsilon\ll1)の純粋状態に置く。

  1. (1) 量子論の ρ˙ee=−Γρee\dot\rho_{ee}=-\Gamma\rho_{ee} に従うとき、ρee=12\rho_{ee}=\frac12 になる時刻を求めよ。
  2. (2) 半古典の式 (34.27) に従って ρ˙ee=−Γρee(1−ρee)\dot\rho_{ee}=-\Gamma\rho_{ee}(1-\rho_{ee}) で減るとき、同じ時刻を求め、ϵ→0\epsilon\to0 でどうなるかを述べよ。
解答

(1) ρee=(1−ϵ)e−Γt\rho_{ee}=(1-\epsilon)\mathrm{e}^{-\Gamma t} で、12\frac12 になるのは t=Γ−1ln⁡[2(1−ϵ)]≈(ln⁡2)/Γ=0.693/Γt=\Gamma^{-1}\ln[2(1-\epsilon)]\approx(\ln2)/\Gamma=0.693/\Gamma である。

(2) 方程式はロジスティック型で、ddtln⁡ρee1−ρee=−Γ\frac{\mathrm{d} }{\mathrm{d} t}\ln\frac{\rho_{ee}}{1-\rho_{ee}}=-\Gamma から ρee1−ρee=1−ϵϵe−Γt\frac{\rho_{ee}}{1-\rho_{ee}}=\frac{1-\epsilon}{\epsilon}\mathrm{e}^{-\Gamma t} である。ρee=12\rho_{ee}=\frac12 では左辺が1なので、t=Γ−1ln⁡[(1−ϵ)/ϵ]t=\Gamma^{-1}\ln[(1-\epsilon)/\epsilon] になる。ϵ→0\epsilon\to0 でこの時刻は対数で発散し、完全に励起された原子は半古典の理論では放射を始めない。量子論では、真空の揺らぎに促された放出が初めから起きるので、時刻は ϵ\epsilon によらず 0.693/Γ0.693/\Gamma に収まる。

木下の勉強ステータス

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