授業で習った形との対応
AI 生成・木下が未勉強
相対エントロピーから情報と物理を組み立てる 第1部 第6章 §1.6.6 ★★ 教科書の ・・・ は、どれも条件 (1.6.8) が一様な入力で成り立つ場合
エントロピーの差で書く形
学部の情報理論の授業では、対数の底を にとり、容量を
と書くことが多い。この章の式 (1.6.4) で見たとおり、括弧の中は を で割ったものに等しい。エントロピーの差で書くと「出力の不確かさから雑音の分を引く」と読めて覚えやすいが、最大化の条件や上界はこの形からは見えにくい。この章の行ごとの の形にすると、条件 (1.6.8)・上界 (1.6.10)・反復 (1.6.17) がどれも「各行と中心の 」の言葉で書ける。
対称な通信路の公式
教科書に出てくる容量の公式の多くは、次の判定で一度に確かめられる。
命題 1.6.17(一様な入力が最適になる条件 ★★)
一様な入力 に対する出力 について、すべての行の が等しければ、一様な入力が最適で、容量はその共通の値である。特に、各行が同じ数の並べ替えで、各列の和も等しい通信路(対称通信路)では が一様分布になり
証明
前半は条件 (1.6.8)(一様な入力ではすべての で )。後半は、列の和が等しいので が によらず で、。行が並べ替えなので は によらない。
この判定から、教科書の公式が次のように出る。
教科書の はビットで測った2値エントロピーで、この巻の (nat)を で割ったものである。BEC は列の和がそろわない(消失 の列の和は )ので対称通信路の公式は使えないが、一様な入力で両行の がそろうので、命題 1.6.17 の前半から容量は nat ビットになる。
授業では通信路符号化定理を「Shannon の第2定理」、情報源符号化定理(相対エントロピーから情報と物理を組み立てる 第1部第5章)を「第1定理」と呼ぶことがある。2つを合わせると、エントロピー の情報源を容量 の通信路で送るには、1回の使用あたりの情報源の文字数を 未満にすればよく、圧縮と誤り訂正を別々に設計しても損をしない(情報源・通信路の分離定理)。
例題 1.6.6 3値の対称通信路 ★★
オリジナル入力も出力も で、送った文字が確率 で正しく届き、残りの2つの文字に確率 ずつ化ける通信路を考える。
- 一様な入力での出力の分布を求め、各行の を計算せよ。
- 容量を nat とビットで求めよ。
- 入力を の2つだけに限って一様に使うと、相互情報量は容量より小さくなる。その理由を条件 (1.6.8) で説明せよ。
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