実験計画法 第9章 §9.4
- 9.1-1 27行13列。各列の各水準は 27/3=9 回、任意の2列で各組は 27/9=3 回現れる。列平方和の自由度の合計は 13×2=26=27−1 で、総平方和の自由度に等しい。
- 9.1-2 (a) T=∑lTkl とおく。xˉkl=Tkl/n、xˉ=T/(3n) なので
nl∑(xˉkl−xˉ)2=nl∑xˉkl2−2nxˉl∑xˉkl+3nxˉ2=l∑nTkl2−2nxˉ⋅3xˉ+3nxˉ2=l∑nTkl2−3nxˉ2.
3nxˉ2=T2/(3n)=T2/N=CT なので S[k] に等しい。(b) ∑lTkl2/n−T2/(3n)={3∑lTkl2−(∑lTkl)2}/(3n)。分子は次のようになる。
3∑Tl2−∑Tl2−2l<m∑TlTm=2∑Tl2−2l<m∑TlTm=l<m∑(Tl−Tm)2.
3項の場合、各 Tl2 は差の2乗の和の中にちょうど2回現れるからである。3n=N なので主張を得る。3. 9.1-3 (a) b⋅c=bc が列[8]、b⋅c2=bc2 が列[11]。(b) ab2⋅c=ab2c が列[12]、ab2⋅c2=ab2c2 が列[10]。 (c) 列[9]は abc。a⋅abc=a2bc は2乗して a4b2c2=ab2c2 で列[10]。a⋅(abc)2=a3b2c2=b2c2 は2乗して bc で列[8]。4. 9.1-4 列[1]で水準 l のデータは9個で、構造式から T1l=9μ+9al+∑r:tr1=lεr。ここで εˉl を水準 l の9個の誤差の平均とする。∑lal=0 を使うと xˉ1l−xˉ=al+(εˉl−εˉ)。
SA=9l∑(xˉ1l−xˉ)2=9l∑al2+18l∑al(εˉl−εˉ)+9l∑(εˉl−εˉ)2.
中央の項の期待値は0である。最後の項の εˉl は、独立に N(0,σ2/9) に従う3個の変数である。その偏差平方和の期待値は (3−1)σ2/9 なので、9倍して 2σ2。よって E(SA)=2σ2+9∑lal2。5. 9.1-5 μ^(A1B1C1D1)=xˉA1+xˉB1+xˉC1+xˉD1−3xˉ。伊奈の式:94−273=2712−3=31、ne=3。田口の式:自由度の和は 4×2=8 で ne=27/(1+8)=3。6. 9.2-1 点推定値は次のとおりである(元の単位でも差は同じ)。
(XˉA3B2−XˉA1B1)+(XˉC2−XˉC1)=(316+311)+(1+920)=9+929=9110≈12.222.
D1=xˉA3B2−xˉA1B1 は、互いに素な3個ずつの平均の差である。よって V[D1]=32σ2。D2=xˉC2−xˉC1 は9個ずつの平均の差で、V[D2]=92σ2。
AiBj の3個の実験には、C の3水準が1回ずつ入る。よって次の共分散は l によらない。
Cov(xˉAiBj,xˉCl)=31⋅91⋅1⋅σ2=27σ2.
したがって Cov(xˉAiBj,D2)=0 である。よって Cov(D1,D2)=0 で、V[D1+D2]=32σ2+92σ2=98σ2。95%信頼区間は 12.222±2.12098×1.6204=12.222±2.120×1.2001=12.222±2.544、すなわち [9.68, 14.77]。7. 9.2-2 ST=311.630、Ve′=1.6204。
ρAρBρA×BρCρe=(168.074−2×1.6204)/311.630=52.9%,=(39.407−3.241)/311.630=11.6%,=(26.148−4×1.6204)/311.630=6.3%,=(52.074−3.241)/311.630=15.7%,=26×1.6204/311.630=13.5%.
分子の和は次のようになる。
SA+SB+SA×B+SC−10Ve′+26Ve′=(ST−Se′)+16Ve′.
Se′=16Ve′ なので、これは ST に等しい。したがって合計はちょうど100%である(数値でも 52.9+11.6+6.3+15.7+13.5=100.0)。8. 9.2-3 使う平均は次のとおりである。
XˉA3=25/9,XˉB2=12/9,XˉC2=1.
よって
μ^=925+912+1−2×(−278)=27154≈5.704
で、元の単位では 75.704 である。ne=27/(1+6)=27/7≈3.857。例題 9.4 の 179/27 との差は 25/27≈0.926 である。
A3B2 は xa=2,xb=1 である。列[3]の水準は (2+1)mod3=0 で水準1、偏差は Xˉ31−Xˉ=5/9+8/27=23/27。列[4]の水準は (2⋅2+1)mod3=2 で水準3、偏差は −2/9+8/27=2/27。両者の和 25/27 が差に一致し、A×B を無視するとこの分だけ偏る。
ne は大きくなるが、有意な交互作用を落とした推定は偏るので使わない。9. 9.2-4 ∑i,jTAiBj2=121+16+225+9+0+0+0+256+81=708、SAB=708/3−64/27=6308/27≈233.630。27(SA+SB+S[3]+S[4])=4538+1064+698+8=6308 で一致する。10. 9.2-5 列[8](成分記号 bc)は、B×C の2列([8]・[11])の1本である。そのため D を列[8]に置くと、その平方和に B×C の一部が混ざる。B×C が存在すれば D の効果を過大に(または誤って)評価することになる。この割り付けが許されるのは、B×C が無視できると技術的に判断できるときに限る。適用例では B×C を無視すると仮定していたので、割り付けとしては成り立つ。ただし列[9]に置けば、この交互作用との交絡は避けられる(列[9]は A×B×C の一部と交絡する)。
AI(Claude)が書いた教材を、木下が勉強しながら公開しています。式と数値は検算していますが、誤りが残っているかもしれません。誤りのご指摘・削除のご依頼をいただければ直します。 連絡先:support@tecktom.com