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この章のまとめと試験での出方

2026年10月17日7分で読めますAI生成教科書『資格試験』第6章 連続型確率分布と一様分布

AI 生成・木下が未勉強

統計学の復習 第6章 §6.7

この章の3つの連続分布は、それぞれ密度の形から期待値と分散が積分で出た。正規分布は Gauss 積分で正規化し、φ′(z)=−zφ(z)\varphi'(z)=-z\varphi(z) を使った部分積分で積率をくり返し下げた。指数分布は部分積分で E[Xk]=k!/λkE[X^k]=k!/\lambda^k、一様分布は多項式の積分だけで閉じた。正規分布の確率は閉じた式で書けないので標準化して表を引き、指数分布の確率は e−λt\mathrm{e}^{-\lambda t} で、一様分布の確率は長さの比で、表を使わずに出る。

分布密度期待値分散歪度尖度 β2\beta_2
N(μ,σ2)\mathrm{N}(\mu,\sigma^2)12πσe−(x−μ)2/(2σ2)\frac{1}{\sqrt{2\pi}\sigma}\mathrm{e}^{-(x-\mu)^2/(2\sigma^2)}μ\muσ2\sigma^20033
Ex(λ)\mathrm{Ex}(\lambda)λe−λx\lambda\mathrm{e}^{-\lambda x}(x>0x>0)1/λ1/\lambda1/λ21/\lambda^22299
U(a,b)\mathrm{U}(a,b)1/(b−a)1/(b-a)(a<x<ba<x<b)(a+b)/2(a+b)/2(b−a)2/12(b-a)^2/12001.81.8
離散一様 {1,…,N}\{1,\dots,N\}確率 1/N1/N(N+1)/2(N+1)/2(N2−1)/12(N^2-1)/1200—

2級の試験では、正規分布の問題が毎回出る。型は「標準化して Φ\Phi を引く」「分位点から x=μ+zσx=\mu+z\sigma と戻す」「独立な和や差の分布を再生性で出してから標準化する」の3つで、失点は分散と標準偏差の取り違え、和の標準偏差を標準偏差の和にする誤り、1.961.96 と 1.6451.645 の取り違えに集中する。指数分布と一様分布は、期待値・分散の公式と、無記憶性・ポアソン分布との関係を選択肢で問う形が多い。

1級の統計数理では、これらの分布は尤度と変数変換の題材として現れる。典型的な小問の連鎖は「密度を書く → 正規化定数や積率を積分で出す → 変数変換で別の確率変数の分布を出す → 最小値や和の分布を出す → その分布から推定量や検定を作る」である。たとえば指数分布の標本からは、最尤推定量 1/Xˉ1/\bar X と、2λ∑Xi2\lambda\sum X_i がカイ二乗分布に従うことを使った区間推定が作られ、それぞれ数理統計の解説 第6章と第8章で扱う。一様分布 U(0,θ)\mathrm{U}(0,\theta) の標本の最大値から θ\theta を推定する問題も頻出で、その最大値の分布は順序統計量として数理統計の解説 第5章 §5.4 で扱う。正規分布の再生性は、第8章以降の標本平均の分布、第10章の tt 分布、第11章の χ2\chi^2 分布の出発点になる。

次の総合問題は、本章の指数分布と一様分布を、第4章の変数変換、第5章の幾何分布、第7章の独立な確率変数につなぐ。

総合問題 電球の寿命の指数分布から、一様分布と幾何分布を作る ★★★

オリジナルnn 個の電球の寿命 X1,…,XnX_1,\dots,X_n(年)は、互いに独立に Ex(λ)\mathrm{Ex}(\lambda) に従う。

  1. (1) U=e−λX1U=\mathrm{e}^{-\lambda X_1} の累積分布関数を求め、U∼U(0,1)U\sim\mathrm{U}(0,1) を示せ。(使う道具:第4章 累積分布関数を経由する変数変換、本章 §6.6)
  2. (2) 最初に切れる電球の寿命 M=min⁡(X1,…,Xn)M=\min(X_1,\dots,X_n) の分布を求め、E[M]E[M] を答えよ。(使う道具:第7章 独立な確率変数、本章 命題 6.12)
  3. (3) s>0s>0 とする。M>sM>s という条件の下で、M>s+tM>s+t となる条件付き確率を求めよ。(使う道具:本章 定理 6.11)
  4. (4) 1個目の電球が切れるのが何年目かを K=⌈X1⌉K=\lceil X_1\rceil(X1X_1 以上の最小の整数)とする。KK の確率関数を求め、KK が幾何分布に従うことを示して E[K]E[K] を答えよ。(使う道具:第5章 幾何分布)
  5. (5) λ=0.5\lambda=0.5、n=4n=4 のとき、P(M>1)P(M>1)、E[M]E[M]、P(K=1)P(K=1)、E[K]E[K] の値を求めよ。
解答

(1) X1>0X_1>0 なので UU は区間 (0,1)(0,1) の値をとる。0<u<10<u<1 に対して、e−λx\mathrm{e}^{-\lambda x} は xx の減少関数なので

{U≤u}={e−λX1≤u}={−λX1≤log⁡u}={X1≥−log⁡uλ}\{U\le u\}=\{\mathrm{e}^{-\lambda X_1}\le u\}=\{-\lambda X_1\le\log u\}=\Bigl\{X_1\ge-\frac{\log u}{\lambda}\Bigr\}

である。両辺の対数をとったあと −λ<0-\lambda<0 で割るので、不等号の向きが変わる。式 (6.12) から

P(U≤u)=P(X1≥−log⁡uλ)=exp⁡(−λ⋅(−log⁡uλ))=elog⁡u=uP(U\le u)=P\Bigl(X_1\ge-\frac{\log u}\lambda\Bigr)=\exp\Bigl(-\lambda\cdot\Bigl(-\frac{\log u}{\lambda}\Bigr)\Bigr)=\mathrm{e}^{\log u}=u

となり、U∼U(0,1)U\sim\mathrm{U}(0,1) である。U=P(X1>x)∣x=X1=1−F(X1)U=P(X_1>x)\big|_{x=X_1}=1-F(X_1) なので、これは定理 6.16 の (1) を 1−F1-F で書いた形に当たる。

(2) 最小値が tt を超えるのは全部の寿命が tt を超えるときで、独立性から

P(M>t)=∏i=1nP(Xi>t)=(e−λt)n=e−nλt(t≥0)P(M>t)=\prod_{i=1}^nP(X_i>t)=(\mathrm{e}^{-\lambda t})^n=\mathrm{e}^{-n\lambda t}\qquad(t\ge0)

である。よって M∼Ex(nλ)M\sim\mathrm{Ex}(n\lambda)、E[M]=1/(nλ)E[M]=1/(n\lambda) である。命題 6.12 を nn 個に広げた形で、電球を nn 個並べると、最初に切れるまでの平均の時間は 1/n1/n 倍になる。

(3) (2) から M∼Ex(nλ)M\sim\mathrm{Ex}(n\lambda) なので、無記憶性 (6.14) から

P(M>s+t∣M>s)=P(M>t)=e−nλtP(M>s+t\mid M>s)=P(M>t)=\mathrm{e}^{-n\lambda t}

である。時刻 ss に nn 個すべてが点いているなら、そこから先は新品の nn 個を並べた場合と区別がつかない。

(4) KK は正の整数値をとる。k=1,2,…k=1,2,\dots に対して {K=k}={k−1<X1≤k}\{K=k\}=\{k-1<X_1\le k\} なので、q=e−λq=\mathrm{e}^{-\lambda}、p=1−qp=1-q と置くと

P(K=k)=P(X1>k−1)−P(X1>k)=e−λ(k−1)−e−λk=e−λ(k−1)(1−e−λ)=qk−1pP(K=k)=P(X_1>k-1)-P(X_1>k)=\mathrm{e}^{-\lambda(k-1)}-\mathrm{e}^{-\lambda k}=\mathrm{e}^{-\lambda(k-1)}(1-\mathrm{e}^{-\lambda})=q^{k-1}p

である。X1X_1 は連続型なので、X1X_1 がちょうど整数になる確率は 00 で、端点の扱いは確率に関わらない。これは第5章の試行の回数で数えた幾何分布(成功確率 p=1−e−λp=1-\mathrm{e}^{-\lambda})の確率関数であり、E[K]=1/p=1/(1−e−λ)E[K]=1/p=1/(1-\mathrm{e}^{-\lambda}) である。1年ごとに区切ると、各年に切れる確率は、それまで点いていたという条件の下で毎年 pp で一定になる。指数分布の無記憶性が、幾何分布の無記憶性に移ったと見ることができる。

(5) nλ=2n\lambda=2 なので P(M>1)=e−2=0.1353P(M>1)=\mathrm{e}^{-2}=0.1353、E[M]=1/2E[M]=1/2 年である。P(K=1)=1−e−0.5=1−0.6065=0.3935P(K=1)=1-\mathrm{e}^{-0.5}=1-0.6065=0.3935、E[K]=1/0.3935=2.541E[K]=1/0.3935=2.541 年である。E[X1]=1/λ=2E[X_1]=1/\lambda=2 年に対して E[K]E[K] が約 0.540.54 年大きいのは、KK が X1X_1 を切り上げた値で、切り上げの幅(00 以上 11 未満)の平均がこの差に当たるからである。

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