統計学の復習 第7章 §7.4
§7.1 2変数の確率分布
- 7.1-1 6つの値 x+y+1 は、x=0 の行が 1,2,3、x=1 の行が 2,3,4 で、合計 15 である。15c=1 から c=1/15。pX(0)=(1+2+3)/15=2/5、pX(1)=(2+3+4)/15=3/5。pY(0)=(1+2)/15=1/5、pY(1)=(2+3)/15=1/3、pY(2)=(3+4)/15=7/15。p(0,0)=1/15 に対して pX(0)pY(0)=2/25 で、1/15=2/25 なので独立でない。
- 7.1-2 ∫0∞e−2xdx=1/2、∫0∞e−3ydy=1/3 なので c/6=1、c=6。f(x,y)=2e−2x⋅3e−3y と、台 {x>0, y>0} も含めて x だけの因子と y だけの因子に分かれるので、定理 7.6 (iii) から独立で、X∼Ex(2)、Y∼Ex(3)。x を固定すると P(Y>x)=e−3x なので
P(X<Y)=∫0∞2e−2x(∫x∞3e−3ydy)dx=∫0∞2e−5xdx=52.
3. 7.1-3 事象 {X≤b, Y≤d} は、互いに排反な {X≤a, Y≤c}、{X≤a, c<Y≤d}、{a<X≤b, Y≤c}、{a<X≤b, c<Y≤d} の和集合である。1つ目と2つ目の和は {X≤a, Y≤d} で確率 F(a,d)、1つ目と3つ目の和は {X≤b, Y≤c} で確率 F(b,c) である。よって F(b,d)=F(a,d)+F(b,c)−F(a,c)+P(a<X≤b, c<Y≤d) で、移項すれば式 (7.6)。7.1-2 の分布では F(x,y)=(1−e−2x)(1−e−3y) で、式 (7.6) が積に分かれて
P(0.5<X≤1, 0.5<Y≤1)=(e−1−e−2)(e−1.5−e−3)=0.23254×0.17334=0.0403.
4. 7.1-4 0<x<1 で fX(x)=∫x12dy=2(1−x)、0<y<1 で fY(y)=∫0y2dx=2y。X>1/2 なら台の上では Y>X>1/2 なので P(X>1/2, Y<1/2)=0。一方 P(X>1/2)=∫1/212(1−x)dx=1/4、P(Y<1/2)=∫01/22ydy=1/4 で、積は 1/16=0。式 (7.7) が成り立たないので独立でない。5. 7.1-5 X=0 の行は (1,2,3)/15、pX(0)=6/15 で割って p(y∣0)=(1/6, 2/6, 3/6)(y=0,1,2)、E[Y∣X=0]=(0+2+6)/6=4/3。X=1 の行は (2,3,4)/15、pX(1)=9/15 で割って p(y∣1)=(2/9, 3/9, 4/9)、E[Y∣X=1]=(0+3+8)/9=11/9。条件付き分布が x によって変わるので、p(y∣x)=pY(y) がすべての x で成り立つことはなく、独立でない。これは 7.1-1 の判定と同じ結論を、条件付き分布の側から確かめたものである。
§7.2 2変数の期待値と分散
- 7.2-1 定理 7.12 (iii) から Cov(2X+3, −Y+1)=2⋅(−1)⋅1.5=−3。定理 7.13 で a=2、b=−1 として V[2X−Y]=4⋅1+1⋅4+2⋅2⋅(−1)⋅1.5=4+4−6=2。ρ=1.5/(14)=0.75。
- 7.2-2 7.1-1 の周辺分布から E[X]=3/5、E[Y]=0⋅51+1⋅31+2⋅157=1519。xy=0 となるのは (1,1) と (1,2) だけで、E[XY]=1⋅153+2⋅154=1511。Cov(X,Y)=1511−53⋅1519=7555−57=−752。V[X]=53⋅52=256(ベルヌーイ分布)、E[Y2]=31+4⋅157=511、V[Y]=511−225361=225134。ρ=6⋅134/75−2/75=−8042=−0.071。独立ではないが、相関はごく弱い。
- 7.2-3 定理 7.14 で ai=1/n、Cov(Xi,Xj)=ρσ2(i=j)とすると、i<j の組は n(n−1)/2 個なので
V[Xˉ]=n21(nσ2+2⋅2n(n−1)ρσ2)=nσ2(1+(n−1)ρ).
分散は負にならないので 1+(n−1)ρ≥0、すなわち ρ≥−1/(n−1)。4枚のカードを全部(n=4)戻さずに引くと、引いた数字の和は順序によらず 1+2+3+4=10 で一定なので、和の分散は 0 になり、上の式で 1+3ρ=0 が成り立つ。どの2枚の相関係数も同じ値なので、それは ρ=−1/3 で、下限 −1/(4−1) にちょうど等しい。例題 7.3 の値はこの計算と一致する。4. 7.2-4 X の密度は (−1,1) で 1/2 で、原点について対称なので E[X]=0、E[X3]=∫−11x3/2dx=0。よって Cov(X,Y)=E[X3]−E[X]E[X2]=0。∣X∣<1/2 なら Y=X2<1/4 なので P(∣X∣<1/2, Y>1/4)=0。一方 P(∣X∣<1/2)=1/2、P(Y>1/4)=P(∣X∣>1/2)=1/2 で積は 1/4=0。よって独立でない。Y は X で完全に決まるが、関係が直線でないので相関係数は 0 になる。5. 7.2-5 定理 7.12 (iii) と V[aX+b]=∣a∣σX から
ρ(aX+b, cY+d)=∣a∣σX∣c∣σYacCov(X,Y)=∣ac∣acρ(X,Y).
ac>0 なら変わらず、ac<0 なら符号だけが反転する。摂氏から華氏への変換は a=1.8>0、b=32 の正の1次変換なので、相関係数は両方を摂氏で測った場合と同じ値になる。
AI(Claude)が書いた教材を、木下が勉強しながら公開しています。式と数値は検算していますが、誤りが残っているかもしれません。誤りのご指摘・削除のご依頼をいただければ直します。 連絡先:support@tecktom.com