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条件付き確率分布と独立性

2026年10月15日15分で読めますAI生成教科書『資格試験』第4章 多次元確率変数の分布
目次
  1. 条件付き確率関数と条件付き密度
  2. 条件付き期待値・全期待値の法則・全分散の公式
  3. 独立性
  4. 確認テスト
  5. 木下の層

AI 生成・木下が未勉強

数理統計 第4章 §4.2 ★★★ 条件付き期待値と全分散の公式、密度の因数分解による独立性の判定。階層モデルの計算と十分統計量(第6章)の前提

条件付き確率関数と条件付き密度

離散型では、P(X=x)>0P(X=x)>0 のとき事象の条件付き確率をそのまま使い、

p(y∣x)=P(Y=y∣X=x)=p(x,y)pX(x)p(y\mid x)=P(Y=y\mid X=x)=\frac{p(x,y)}{p_X(x)}

を X=xX=x が与えられたときの YY の条件付き確率関数と呼ぶ。連続型では P(X=x)=0P(X=x)=0 なので割り算をそのまま使うことはできない。そこで、xx から幅 hh の区間で条件を付けてから、幅を0に近づける。ff が連続なら

P(Y≤y∣x<X≤x+h)=∫xx+h∫−∞yf(s,t) dt ds∫xx+hfX(s) ds ⟶ ∫−∞yf(x,t) dtfX(x)(h→0)P(Y\le y\mid x<X\le x+h)=\frac{\int_x^{x+h}\int_{-\infty}^yf(s,t)\,\mathrm{d} t\,\mathrm{d} s}{\int_x^{x+h}f_X(s)\,\mathrm{d} s} \ \longrightarrow\ \frac{\int_{-\infty}^yf(x,t)\,\mathrm{d} t}{f_X(x)}\qquad(h\to0)

となる(分子と分母を hh で割り、積分の平均値の極限をとった)。右辺を yy で微分したものを密度として採用する。

定義 4.6(条件付き密度)

fX(x)>0f_X(x)>0 となる xx について

f(y∣x)=f(x,y)fX(x)(4.7)f(y\mid x)=\frac{f(x,y)}{f_X(x)}\tag{4.7}

を、X=xX=x が与えられたときの YY の条件付き密度と呼ぶ。yy の関数として非負で、(4.3) から積分は1である。

(4.7) を書き直すと次の形になる。

f(x,y)=fX(x)f(y∣x)f(x,y)=f_X(x)f(y\mid x)

これは、同時密度を「まず XX を引き、その値に応じて YY を引く」という2段の手続きで組み立てる式として読める。階層モデル(次の例題)やベイズ推定(第10章)の事後分布は、この形から出発する。

条件付き期待値・全期待値の法則・全分散の公式

定義 4.7(条件付き期待値)

m(x)=E[Y∣X=x]=∫y f(y∣x) dym(x)=E[Y\mid X=x]=\int y\,f(y\mid x)\,\mathrm{d} y

を、X=xX=x が与えられたときの YY の条件付き期待値と呼ぶ。確率変数 XX を代入したものを E[Y∣X]E[Y\mid X] と書く。これは XX の関数なので確率変数である。同様に

V[Y∣X=x]=E[(Y−m(x))2∣X=x]V[Y\mid X=x]=E\bigl[(Y-m(x))^2\mid X=x\bigr]

を条件付き分散と呼び、XX を代入したものを V[Y∣X]V[Y\mid X] と書く。

定理 4.8(全期待値の法則・全分散の公式 ★★★)

期待値と分散が存在するとき、次が成り立つ。

E[Y]=E[E[Y∣X]],V[Y]=E[V[Y∣X]]+V[E[Y∣X]].\begin{align*}E[Y]&=E\bigl[E[Y\mid X]\bigr],\tag{4.8}\\V[Y]&=E\bigl[V[Y\mid X]\bigr]+V\bigl[E[Y\mid X]\bigr].\tag{4.9}\end{align*}

さらに、XX の任意の関数 h(X)h(X) について次が成り立つ。

E[h(X)Y∣X]=h(X)E[Y∣X]E[h(X)Y\mid X]=h(X)E[Y\mid X]

証明

(4.8) は次の計算で示せる。

E[m(X)]=∫m(x)fX(x) dx=∫ ⁣ ⁣∫y f(y∣x)fX(x) dy dx=∬y f(x,y) dx dy=E[Y]E[m(X)]=\int m(x)f_X(x)\,\mathrm{d} x=\int\!\!\int y\,f(y\mid x)f_X(x)\,\mathrm{d} y\,\mathrm{d} x=\iint y\,f(x,y)\,\mathrm{d} x\,\mathrm{d} y=E[Y]

後半の性質を示す。X=xX=x を条件とすると h(X)=h(x)h(X)=h(x) は定数なので、次が成り立つ。

E[h(X)Y∣X=x]=∫h(x)y f(y∣x) dy=h(x)m(x)E[h(X)Y\mid X=x]=\int h(x)y\,f(y\mid x)\,\mathrm{d} y=h(x)m(x)

(4.9):Y−E[Y]={Y−m(X)}+{m(X)−E[Y]}Y-E[Y]=\{Y-m(X)\}+\{m(X)-E[Y]\} と分けて2乗の期待値をとると

V[Y]=E[{Y−m(X)}2]+E[{m(X)−E[Y]}2]+2E[{Y−m(X)}{m(X)−E[Y]}].V[Y]=E\bigl[\{Y-m(X)\}^2\bigr]+E\bigl[\{m(X)-E[Y]\}^2\bigr]+2E\bigl[\{Y-m(X)\}\{m(X)-E[Y]\}\bigr].

右辺の3つの項を順に見る。

  1. 第3項は、h(X)=m(X)−E[Y]h(X)=m(X)-E[Y] とおき、(4.8) と後半の性質を使うと0になる。

E[E[{Y−m(X)}h(X)∣X]]=E[h(X){m(X)−m(X)}]=0E\bigl[E[\{Y-m(X)\}h(X)\mid X]\bigr]=E\bigl[h(X)\{m(X)-m(X)\}\bigr]=0 2. 第1項は、(4.8) を {Y−m(X)}2\{Y-m(X)\}^2 に使うと次になる。

E[E[{Y−m(X)}2∣X]]=E[V[Y∣X]]E\bigl[E[\{Y-m(X)\}^2\mid X]\bigr]=E\bigl[V[Y\mid X]\bigr] 3. 第2項は、E[m(X)]=E[Y]E[m(X)]=E[Y] なので V[m(X)]V[m(X)] である。

全分散の公式 (4.9) の右辺の2つの項は、次のように読める。

  • 第1項は「XX を固定したあとに残る YY のばらつきの平均」である。
  • 第2項は「XX が動くことによる YY の平均の動き」である。

分散分析の平方和の分解(第9章・実験計画法)は、この式の標本版である。

同じ分解からもう1つの性質が出る。XX の任意の関数 g(X)g(X) をとる。上の証明と同じく、Y−g(X)Y-g(X) を2つの差に分けて2乗の期待値をとると

E[{Y−g(X)}2]=E[{Y−m(X)}2]+E[{m(X)−g(X)}2] ≥ E[{Y−m(X)}2](4.10)E\bigl[\{Y-g(X)\}^2\bigr]=E\bigl[\{Y-m(X)\}^2\bigr]+E\bigl[\{m(X)-g(X)\}^2\bigr]\ \ge\ E\bigl[\{Y-m(X)\}^2\bigr]\tag{4.10}

となる(交差項は同じ理由で0)。すなわち、2乗誤差を最小にする予測の関数は E[Y∣X]E[Y\mid X] である。E[Y∣X=x]E[Y\mid X=x] を xx の関数とみたものを回帰関数と呼ぶ。正確には「YY の XX への回帰関数」であり、この名前の理由はここにある。

独立性

定義 4.9(独立)

すべての x,yx,y について次が成り立つとする。

F(x,y)=FX(x)FY(y)F(x,y)=F_X(x)F_Y(y)

このとき XX と YY は独立であるという。nn 個の場合は F(x1,…,xn)=∏iFXi(xi)F(x_1,\dots,x_n)=\prod_iF_{X_i}(x_i) で定める。

密度を持つ場合、この条件は f(x,y)=fX(x)fY(y)f(x,y)=f_X(x)f_Y(y)(ほとんどすべての点で)と同値である(分布関数を x,yx,y で微分する方向と、密度の積を積分する方向の両方で確かめられる)。このとき f(y∣x)=fY(y)f(y\mid x)=f_Y(y) となる。XX の値を知っても YY の分布は変わらない。

定理 4.10(因数分解による独立性の判定 ★★★)

同時密度が、指示関数まで含めたすべての (x,y)(x,y) で次の形に書けるとする。

f(x,y)=g(x)h(y)(g は x だけ、h は y だけの非負関数)f(x,y)=g(x)h(y)\qquad(g\text{ は }x\text{ だけ、}h\text{ は }y\text{ だけの非負関数})

このとき次が成り立つ。

  1. (i) XX と YY は独立である。
  2. (ii) 周辺密度 fXf_X は gg の定数倍である。同様に fYf_Y は hh の定数倍である。
証明

G=∫gG=\int g、H=∫hH=\int h とおく。このとき 1=∬f=GH1=\iint f=GH である。周辺密度とその積は次のとおりである。

fX(x)=g(x)∫h(y) dy=g(x)H,fY(y)=h(y)GfX(x)fY(y)=g(x)h(y)GH=f(x,y)\begin{aligned}f_X(x)&=g(x)\int h(y)\,\mathrm{d} y=g(x)H,\qquad f_Y(y)=h(y)G\\ f_X(x)f_Y(y)&=g(x)h(y)GH=f(x,y)\end{aligned}

よって独立である。

台が長方形でなければ独立でない

同時密度 f(x,y)=8xyf(x,y)=8xy(0<y<x<10<y<x<1)は、2つの因子の積に見える。しかし台の条件 y<xy<x を指示関数で書くと、次の形になる。

f(x,y)=8xy 1{0<y<x<1}f(x,y)=8xy\,\bm 1\{0<y<x<1\}

この指示関数 1{y<x}\bm 1\{y<x\} は、片方の変数だけの関数どうしの積には分けられない。実際、X=0.1X=0.1 を知ると Y<0.1Y<0.1 に限られる。YY の分布は XX の値によって変わる。定理 4.10 を使うときは、台が {x∈A}×{y∈B}\{x\in A\}\times\{y\in B\} という直積の形をしているかを必ず先に確かめる。

独立なら、任意の関数 g,hg,h について E[g(X)h(Y)]=E[g(X)]E[h(Y)]E[g(X)h(Y)]=E[g(X)]E[h(Y)] が成り立つ(二重積分が積に分かれる)。特に Cov(X,Y)=E[XY]−E[X]E[Y]=0\mathrm{Cov}(X,Y)=E[XY]-E[X]E[Y]=0、V[X+Y]=V[X]+V[Y]V[X+Y]=V[X]+V[Y] であり、積率母関数について

MX+Y(t)=E[etXetY]=MX(t)MY(t)(4.11)M_{X+Y}(t)=E[\mathrm{e}^{tX}\mathrm{e}^{tY}]=M_X(t)M_Y(t)\tag{4.11}

が成り立つ。第2章で示した「積率母関数が一致すれば分布が一致する」と組み合わせると、独立な和の分布を、積率母関数の積の形から読み取る方法になる(第3章の再生性)。

逆向きは成り立たない。X∼N(0,1)X\sim\mathrm{N}(0,1)、Y=X2Y=X^2 とする。E[X3]=0E[X^3]=0 から

Cov(X,Y)=E[X3]−E[X]E[X2]=0\mathrm{Cov}(X,Y)=E[X^3]-E[X]E[X^2]=0

だが、YY は XX の関数として決まっているので独立ではない。無相関は独立より弱い条件である。ただし §4.4 で示すように、(X,Y)(X,Y) が2変量正規分布に従う場合に限っては、無相関と独立が同値になる。

図

図 4.1 台 {0<x<y<1}\{0<x<y<1\}(青)上の一様分布。X=0.4X=0.4 を固定した縦線(赤)が台を横切る区間 (0.4,1)(0.4,1) の上で、YY の条件付き分布は一様になる。条件付き期待値はその中点 0.70.7 である。

例題 4.2 三角形の上の一様分布と全分散の公式 ★★

オリジナル(X,Y)(X,Y) の同時密度を次で定める(図 4.1)。

f(x,y)={2(0<x<y<1)0(それ以外)f(x,y)=\begin{cases}2 & (0<x<y<1)\\ 0 & (\text{それ以外})\end{cases}

  1. 周辺密度 fX(x)f_X(x) と、条件付き密度 f(y∣x)f(y\mid x) を求めよ。
  2. E[Y∣X]E[Y\mid X] と V[Y∣X]V[Y\mid X] を求めよ。
  3. 全期待値の法則と全分散の公式を使って E[Y]E[Y] と V[Y]V[Y] を求めよ。それらが、周辺密度 fYf_Y から直接求めた値と一致することを確かめよ。
解答
  1. 0<x<10<x<1 を固定すると、縦線が台を横切るのは x<y<1x<y<1 である。fX(x)=∫x12 dy=2(1−x)f_X(x)=\int_x^12\,\mathrm{d} y=2(1-x)(0<x<10<x<1)。条件付き密度は次のとおりである。

f(y∣x)=22(1−x)=11−x(x<y<1)f(y\mid x)=\frac{2}{2(1-x)}=\frac{1}{1-x}\qquad(x<y<1)

よって Y∣X=xY\mid X=x は区間 (x,1)(x,1) 上の一様分布である。2. 区間 (x,1)(x,1) 上の一様分布の平均は中点、分散は長さの2乗の 1/12 である。よって次を得る。

E[Y∣X]=1+X2,V[Y∣X]=(1−X)212E[Y\mid X]=\frac{1+X}{2},\qquad V[Y\mid X]=\frac{(1-X)^2}{12} 3. まず XX の平均と分散を求める。

E[X]=∫012x(1−x) dx=13,E[X2]=∫012x2(1−x) dx=16V[X]=16−19=118\begin{aligned}E[X]&=\int_0^12x(1-x)\,\mathrm{d} x=\frac13,\qquad E[X^2]=\int_0^12x^2(1-x)\,\mathrm{d} x=\frac16\\ V[X]&=\frac16-\frac19=\frac1{18}\end{aligned}

全期待値の法則から E[Y]=E[1+X2]=12(1+13)=23E[Y]=E\bigl[\tfrac{1+X}{2}\bigr]=\tfrac12\bigl(1+\tfrac13\bigr)=\tfrac23。全分散の公式の2つの項は

E[(1−X)212]=112∫012(1−x)3 dx=112⋅12=124,V[1+X2]=V[X]4=172E\Bigl[\frac{(1-X)^2}{12}\Bigr]=\frac{1}{12}\int_0^12(1-x)^3\,\mathrm{d} x=\frac{1}{12}\cdot\frac12=\frac{1}{24},\qquad V\Bigl[\frac{1+X}{2}\Bigr]=\frac{V[X]}{4}=\frac{1}{72}

で、V[Y]=124+172=472=118V[Y]=\tfrac1{24}+\tfrac1{72}=\tfrac{4}{72}=\tfrac1{18} である。直接求めると次のとおりで、一致する。

fY(y)=∫0y2 dx=2y(0<y<1)E[Y]=∫012y2 dy=23,E[Y2]=∫012y3 dy=12V[Y]=12−49=118\begin{aligned}f_Y(y)&=\int_0^y2\,\mathrm{d} x=2y\qquad(0<y<1)\\ E[Y]&=\int_0^12y^2\,\mathrm{d} y=\frac23,\qquad E[Y^2]=\int_0^12y^3\,\mathrm{d} y=\frac12\\ V[Y]&=\frac12-\frac49=\frac1{18}\end{aligned}

例題 4.3 ポアソン分布の間引き(階層モデル) ★★★

オリジナルある店に1日に来る客の数 NN は Po(λ)\mathrm{Po}(\lambda) に従う。各客は他と独立に確率 pp で商品を買う。

買った客の数を XX とする。N=nN=n が与えられたとき X∼Bin(n,p)X\sim\mathrm{Bin}(n,p) である。q=1−pq=1-p とおく。

  1. X∼Po(λp)X\sim\mathrm{Po}(\lambda p) を示せ。
  2. 全期待値の法則と全分散の公式で E[X]E[X] と V[X]V[X] を求め、(1) と矛盾しないことを確かめよ。
  3. 買わなかった客の数 N−XN-X と XX が独立であることを示せ。
  4. λ=10\lambda=10、p=0.3p=0.3 とする。このとき P(X=0)P(X=0) と Cov(N,X)\mathrm{Cov}(N,X) を求めよ。
解答
  1. k≥0k\ge0 を固定し、N=nN=n で場合分けして足し合わせる。和は n≥kn\ge k の範囲でとる。m=n−km=n-k とおくと

P(X=k)=∑n=k∞e−λλnn!(nk)pkqn−k=e−λ(λp)kk!∑m=0∞(λq)mm!=e−λ(λp)kk!eλq=e−λp(λp)kk!P(X=k)=\sum_{n=k}^\infty\frac{\mathrm{e}^{-\lambda}\lambda^n}{n!}\binom nkp^kq^{n-k} =\frac{\mathrm{e}^{-\lambda}(\lambda p)^k}{k!}\sum_{m=0}^\infty\frac{(\lambda q)^m}{m!} =\frac{\mathrm{e}^{-\lambda}(\lambda p)^k}{k!}\mathrm{e}^{\lambda q}=\frac{\mathrm{e}^{-\lambda p}(\lambda p)^k}{k!}

となり、X∼Po(λp)X\sim\mathrm{Po}(\lambda p) である。2. E[X∣N]=NpE[X\mid N]=Np、V[X∣N]=NpqV[X\mid N]=Npq なので、次を得る。

E[X]=E[Np]=λpV[X]=E[Npq]+V[Np]=λpq+p2λ=λp(q+p)=λp\begin{aligned}E[X]&=E[Np]=\lambda p\\ V[X]&=E[Npq]+V[Np]=\lambda pq+p^2\lambda=\lambda p(q+p)=\lambda p\end{aligned}

これは Po(λp)\mathrm{Po}(\lambda p) の平均と分散に一致する。3. P(X=k, N−X=m)=P(N=k+m) P(X=k∣N=k+m)P(X=k,\,N-X=m)=P(N=k+m)\,P(X=k\mid N=k+m) を計算すると

e−λλk+m(k+m)!⋅(k+m)!k! m!pkqm=e−λp(λp)kk!⋅e−λq(λq)mm!\frac{\mathrm{e}^{-\lambda}\lambda^{k+m}}{(k+m)!}\cdot\frac{(k+m)!}{k!\,m!}p^kq^m =\frac{\mathrm{e}^{-\lambda p}(\lambda p)^k}{k!}\cdot\frac{\mathrm{e}^{-\lambda q}(\lambda q)^m}{m!}

となる(e−λ=e−λpe−λq\mathrm{e}^{-\lambda}=\mathrm{e}^{-\lambda p}\mathrm{e}^{-\lambda q} を使った)。

同時確率関数は kk だけの関数と mm だけの関数の積である。台 {0,1,2,… }2\{0,1,2,\dots\}^2 も直積である。よって定理 4.10 の離散版から、XX と N−XN-X は独立である。また N−X∼Po(λq)N-X\sim\mathrm{Po}(\lambda q) である。4. P(X=0)=e−3=0.0498P(X=0)=\mathrm{e}^{-3}=0.0498。N=X+(N−X)N=X+(N-X) と (3) の独立性から、次を得る。

Cov(N,X)=V[X]+Cov(N−X,X)=λp=3\mathrm{Cov}(N,X)=V[X]+\mathrm{Cov}(N-X,X)=\lambda p=3

確認テスト

オリジナル

  1. 4.2-1 次の同時密度のそれぞれについて、XX と YY が独立かどうかを理由とともに答えよ。(a) f(x,y)=6xy2f(x,y)=6xy^2(0<x<1, 0<y<10<x<1,\ 0<y<1)。(b) f(x,y)=8xyf(x,y)=8xy(0<y<x<10<y<x<1)。
  2. 4.2-2 X∼U(0,1)X\sim\mathrm{U}(0,1) とし、YY の条件付き分布を次で定める。

Y∣X=x ∼ U(0,x)Y\mid X=x\ \sim\ \mathrm{U}(0,x)

全期待値の法則と全分散の公式で E[Y]E[Y] と V[Y]V[Y] を求めよ。また YY の周辺密度を求めよ。3. 4.2-3 NN を Po(λ)\mathrm{Po}(\lambda) に従う確率変数とする。X1,X2,…X_1,X_2,\dots は NN と独立で、互いに独立同分布とする。その平均を μ\mu、分散を σ2\sigma^2 とする。次の確率変数を考える。

S=∑i=1NXi(N=0 なら S=0)S=\sum_{i=1}^NX_i\qquad(N=0\text{ なら }S=0)

E[S]=λμE[S]=\lambda\mu、V[S]=λ(σ2+μ2)V[S]=\lambda(\sigma^2+\mu^2) を示せ。さらに λ=3\lambda=3、Xi∼Ex(2)X_i\sim\mathrm{Ex}(2) のときの値を求めよ。4. 4.2-4 X∼N(0,1)X\sim\mathrm{N}(0,1)、Y=X2Y=X^2 とする。Cov(X,Y)=0\mathrm{Cov}(X,Y)=0 を確かめよ。次に、次の2つを数値で比べよ。

P(∣X∣≤1, Y≤1),P(∣X∣≤1)P(Y≤1)P(\lvert X\rvert \le1,\ Y\le1),\qquad P(\lvert X\rvert \le1)P(Y\le1)

これにより、XX と YY が独立でないことを示せ。

木下の勉強ステータス

木下はまだこの記事を勉強していません。

AI(Claude)が書いた教材を、木下が勉強しながら公開しています。式と数値は検算していますが、誤りが残っているかもしれません。誤りのご指摘・削除のご依頼をいただければ直します。 連絡先:support@tecktom.com

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