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発展的事項

2026年10月15日16分で読めますAI生成教科書『資格試験』第8章 統計的区間推定
目次
  1. 最短の信頼区間
  2. 一様最精密な信頼限界
  3. 予測区間
  4. 工程能力指数の信頼区間
  5. 確認テスト
  6. 木下の層

AI 生成・木下が未勉強

数理統計 第8章 §8.3 ★★ 最短の区間の条件、検出力と結びつく一様最精密性、予測区間、工程能力指数の区間。応用・理工学でも使う

この節では、1級の範囲で使う4つの話題を選んだ。最短の区間を与える分位点の条件、一様最精密な信頼限界と最強力検定の関係、将来の観測値に対する予測区間、品質管理で使う工程能力指数 CpC_p の信頼区間である。

最短の信頼区間

枢軸量 QQ の分布が決まっても、確率 1−α1-\alpha の区間の取り方は1通りでない。分布の両裾に α/2\alpha/2 ずつ残す等裾の取り方が慣例だが、長さが最短になるとは限らない。

定理 8.6(単峰な密度での最短区間 ★★)

ff を単峰な確率密度とする。すなわち、ある mm があって、ff はその左で非減少、右で非増加である。区間 [a,b][a,b] が次の3条件を満たすとする。

∫abf=1−α,f(a)=f(b)>0,a≤m≤b\int_a^bf=1-\alpha,\qquad f(a)=f(b)>0,\qquad a\le m\le b

このとき、∫a′b′f=1−α\int_{a'}^{b'}f=1-\alpha を満たす任意の区間について b′−a′≥b−ab'-a'\ge b-a が成り立つ。

証明

単峰性から、区間 [a,b][a,b] の上では f≥f(a)f\ge f(a) である。その外側では密度が f(a)f(a) 以下である。

b′−a′<b−ab'-a'<b-a となる [a′,b′][a',b'] があったとして矛盾を導く。a′≤aa'\le a の場合を考える(逆の場合は左右を入れ替えて同じ議論になる)。このとき b′<bb'<b である。

  1. (i) b′≤ab'\le a の場合。区間 [a′,b′][a',b'] は aa の左側にある。そこでは密度が f(a)f(a) 以下なので次の矛盾が出る。

∫a′b′f≤f(a)(b′−a′)<f(a)(b−a)≤∫abf=1−α\int_{a'}^{b'}f\le f(a)(b'-a')<f(a)(b-a)\le\int_a^bf=1-\alpha 2. (ii) a<b′<ba<b'<b の場合。積分を次のように分ける。

∫a′b′f=∫abf+∫a′af−∫b′bf\int_{a'}^{b'}f=\int_a^bf+\int_{a'}^af-\int_{b'}^bf

右辺の2つの積分を評価する。

∫a′af≤f(a)(a−a′)([a′,a] は [a,b] の外)<f(a)(b−b′)(b′−a′<b−a と b−b′>a−a′ は同値)≤∫b′bf([b′,b]⊂[a,b])\begin{aligned}\int_{a'}^af&\le f(a)(a-a') &&\text{(}{[a',a]}\text{ は }{[a,b]}\text{ の外)}\\ &<f(a)(b-b') &&\text{(}{b'-a'<b-a}\text{ と }{b-b'>a-a'}\text{ は同値)}\\ &\le\int_{b'}^bf &&\text{(}{[b',b]\subset[a,b]}\text{)}\end{aligned}

よって ∫a′b′f<1−α\int_{a'}^{b'}f<1-\alpha となり矛盾する。

この定理によれば、長さを最小にする条件は両端で密度が等しいことである。Lagrange の未定乗数法でも同じ条件が出る。次の関数を a,ba,b で微分すればよい。

b−a−λ{F(b)−F(a)−(1−α)}b-a-\lambda\{F(b)-F(a)-(1-\alpha)\}

停留条件 1=λf(b), 1=λf(a)1=\lambda f(b),\ 1=\lambda f(a) から f(a)=f(b)f(a)=f(b) を得る。tt 分布や標準正規分布のように 0 について対称な単峰の密度なら、この条件は a=−ba=-b を意味する。よって等裾の区間が最短である。

最短にしたいのが QQ の区間でなく母数の区間である場合は、条件が変わる。χn−12\chi^2_{n-1} の下端・上端を a,ba,b とする。正規分散の区間 (8.5) の長さは (n−1)S2(1/a−1/b)(n-1)S^2(1/a-1/b) である。次の関数を微分する。

1/a−1/b−λ{F(b)−F(a)−(1−α)}1/a-1/b-\lambda\{F(b)-F(a)-(1-\alpha)\}

停留条件は a−2=λf(a), b−2=λf(b)a^{-2}=\lambda f(a),\ b^{-2}=\lambda f(b) なので

a2f(a)=b2f(b),F(b)−F(a)=1−α(8.11)a^2f(a)=b^2f(b),\qquad F(b)-F(a)=1-\alpha\tag{8.11}

が最短の条件になる(f,Ff,F は χn−12\chi^2_{n-1} の密度と分布関数)。

分散の区間の最短化

n=10, 1−α=0.95n=10,\ 1-\alpha=0.95 とする。2つの取り方で長さの係数 1/a−1/b1/a-1/b を比べる。

  • 等裾:a=χ92(0.975)=2.700, b=χ92(0.025)=19.023a=\chi^2_9(0.975)=2.700,\ b=\chi^2_9(0.025)=19.023 で、係数は 1/2.700−1/19.023=0.31771/2.700-1/19.023=0.3177。
  • 最短:条件 (8.11) を数値的に解くと a=3.284, b=26.077a=3.284,\ b=26.077 で、係数は 1/3.284−1/26.077=0.26621/3.284-1/26.077=0.2662。

最短の区間は等裾より約 16% 短い。右の裾に多く(P(χ92>26.077)=0.0020P(\chi^2_9>26.077)=0.0020)、左の裾に少なく残している。

試験では等裾の区間を答えれば足りる。「最短の区間を求めよ」と問われたら、条件 (8.11) を導くところまでが答案になる。

一様最精密な信頼限界

§8.1 の2番目の物差し「誤った値を含む確率」を、検定の反転(定理 8.4)と組み合わせる。

定理 8.7(一様最精密な下側信頼限界 ★★)

各 θ0\theta_0 について、次の検定問題に有意水準 α\alpha の一様最強力検定があるとする。

H0:θ=θ0対H1:θ>θ0H_0:\theta=\theta_0\quad\text{対}\quad H_1:\theta>\theta_0

その受容域を A(θ0)A(\theta_0) とし、C(x)={θ0:x∈A(θ0)}C(\bm x)=\{\theta_0:\bm x\in A(\theta_0)\} とおく。このとき CC は信頼係数 1−α1-\alpha の信頼集合である。さらに、同じ信頼係数の任意の信頼集合 C∗C^* に対して

Pθ(θ0∈C(X))≤Pθ(θ0∈C∗(X))(すべての θ0<θ)P_{\theta}\bigl(\theta_0\in C(\bm X)\bigr)\le P_{\theta}\bigl(\theta_0\in C^*(\bm X)\bigr)\qquad(\text{すべての }\theta_0<\theta)

が成り立つ。この性質を持つ CC を一様最精密(uniformly most accurate)であるという。

証明

CC の信頼係数は定理 8.4 から従う。次に A∗(θ0)={x:θ0∈C∗(x)}A^*(\theta_0)=\{\bm x:\theta_0\in C^*(\bm x)\} とおく。定理 8.4 の後半から、これを受容域とする検定は有意水準 α\alpha である。

真の値 θ>θ0\theta>\theta_0 では、一様最強力検定の検出力がこの検定の検出力以上なので

1−Pθ(X∈A(θ0))≥1−Pθ(X∈A∗(θ0)).1-P_\theta(\bm X\in A(\theta_0))\ge1-P_\theta(\bm X\in A^*(\theta_0)).

両辺を書き直すと Pθ(θ0∈C(X))≤Pθ(θ0∈C∗(X))P_\theta(\theta_0\in C(\bm X))\le P_\theta(\theta_0\in C^*(\bm X)) である。

真の値より小さい θ0\theta_0 を含む確率を最小にするので、得られる区間は [L(X),∞)[L(\bm X),\infty) の形の下側信頼限界になる。例として正規平均(分散既知)を考える。第7章の Neyman–Pearson の補題から、対立仮説 H1:μ>μ0H_1:\mu>\mu_0 の一様最強力検定は次のとき棄却する。

Xˉ>μ0+zασ/n\bar X>\mu_0+z_\alpha\sigma/\sqrt n

これを反転した [Xˉ−zασ/n, ∞)[\bar X-z_\alpha\sigma/\sqrt n,\ \infty) が、一様最精密な下側信頼限界である。

両側の区間については、一様最精密なものは一般に存在しない。そこで不偏性(誤った値を含む確率が真の値を含む確率以下)の制約を課した中で、最精密なものを考える。

例題 8.4 指数分布の最強力検定を反転した信頼限界 ★★

オリジナルX1,…,XnX_1,\dots,X_n を Ex(λ)\mathrm{Ex}(\lambda) からの標本とする。

  1. λ1>λ0\lambda_1>\lambda_0 を固定する。H0:λ=λ0H_0:\lambda=\lambda_0 対 H1:λ=λ1H_1:\lambda=\lambda_1 の最強力検定を、Neyman–Pearson の補題で求めよ。有意水準は α\alpha とする。それが H1:λ>λ0H_1:\lambda>\lambda_0 に対する一様最強力検定でもあることを示せ。
  2. (1) の検定を反転して、λ\lambda の一様最精密な信頼限界を作れ。
  3. n=10, ∑xi=23.5, α=0.05n=10,\ \sum x_i=23.5,\ \alpha=0.05 のとき、その信頼限界と、対応する平均 μ=1/λ\mu=1/\lambda の信頼限界を求めよ。
解答

(1) T=∑XiT=\sum X_i とおく。尤度比は

L(λ1)L(λ0)=(λ1λ0)nexp⁡{−(λ1−λ0)T}\frac{L(\lambda_1)}{L(\lambda_0)}=\Bigl(\frac{\lambda_1}{\lambda_0}\Bigr)^n\exp\{-(\lambda_1-\lambda_0)T\}

で、λ1>λ0\lambda_1>\lambda_0 なので TT の狭義減少関数である。Neyman–Pearson の補題から、最強力検定は尤度比が大きいとき、すなわち T≤kT\le k のとき棄却する。式 (8.7) から、帰無仮説のもとで 2λ0T∼χ2n22\lambda_0T\sim\chi^2_{2n} である。よって Pλ0(T≤k)=αP_{\lambda_0}(T\le k)=\alpha から

2λ0k=χ2n2(1−α),k=χ2n2(1−α)2λ0.2\lambda_0k=\chi^2_{2n}(1-\alpha),\qquad k=\frac{\chi^2_{2n}(1-\alpha)}{2\lambda_0}.

この棄却域は λ0\lambda_0 と α\alpha だけで決まり、対立仮説の値によらない。したがって λ0\lambda_0 より大きいどの λ1\lambda_1 に対しても同じ検定が最強力である。つまり片側の対立仮説 H1:λ>λ0H_1:\lambda>\lambda_0 に対して一様最強力である。

(2) 受容域は A(λ0)={2λ0T>χ2n2(1−α)}A(\lambda_0)=\{2\lambda_0T>\chi^2_{2n}(1-\alpha)\} である。受容の条件を λ0\lambda_0 について解くと

λ0>χ2n2(1−α)2T\lambda_0>\frac{\chi^2_{2n}(1-\alpha)}{2T}

なので、定理 8.7 から

(χ2n2(1−α)2T, ∞)\Bigl(\frac{\chi^2_{2n}(1-\alpha)}{2T},\ \infty\Bigr)

が λ\lambda の一様最精密な下側信頼限界による区間である(端点を含めても被覆確率は変わらない)。

(3) χ202(0.95)=10.851, 2T=47\chi^2_{20}(0.95)=10.851,\ 2T=47 から λ≥10.851/47=0.2309\lambda\ge10.851/47=0.2309。μ=1/λ\mu=1/\lambda は狭義減少な変換なので、μ≤47/10.851=4.331\mu\le47/10.851=4.331 が平均寿命の上側信頼限界になる。誤りの確率 0.05 を片側だけに置いたので、例題 8.2 の両側区間の上端 4.901 より小さい。

予測区間

ここまでの区間は母数を対象にしていた。品質管理や回帰では、次に観測される値 Xn+1X_{n+1} が入る区間がほしい場面がある。

X1,…,Xn,Xn+1X_1,\dots,X_n,X_{n+1} を N(μ,σ2)\mathrm{N}(\mu,\sigma^2) からの独立な標本とする。前の nn 個から標本平均と不偏分散 S2S^2 を作る。最後の1個が予測の対象である。すると

Xn+1−Xˉ∼N(0, σ2(1+1/n))X_{n+1}-\bar X\sim\mathrm{N}\bigl(0,\ \sigma^2(1+1/n)\bigr)

であり、これは S2S^2 と独立である。新しい観測値も標本平均も、不偏分散と独立だからである。したがって

Xn+1−XˉS1+1/n∼tn−1,\frac{X_{n+1}-\bar X}{S\sqrt{1+1/n}}\sim t_{n-1},

である。よって

P(∣Xn+1−Xˉ∣≤tn−1(α/2)S1+1/n)=1−αP\Bigl(\lvert X_{n+1}-\bar X\rvert \le t_{n-1}(\alpha/2)S\sqrt{1+1/n}\Bigr)=1-\alpha

から、Xn+1X_{n+1} の 100(1−α)%100(1-\alpha)\% 予測区間

Xˉ±tn−1(α/2) S1+1n(8.12)\bar X\pm t_{n-1}(\alpha/2)\,S\sqrt{1+\frac1n}\tag{8.12}

を得る。信頼区間 (8.4) との違いは根号の中の 1 である。標本を増やしても半幅は 0 にならず、zα/2σz_{\alpha/2}\sigma に近づく。母数の不確かさは標本を増やせば消えるが、次の観測値そのもののばらつき σ2\sigma^2 は消えないからである。

ここで確率 1−α1-\alpha は、X1,…,Xn+1X_1,\dots,X_{n+1} の同時分布について計算したものである。標本平均と新しい観測値の両方が動くことを含んでいる。

工程能力指数の信頼区間

製品の特性値が規格の下限 LsL_s と上限 UsU_s の間に入るべきとき、工程のばらつきの小ささを

Cp=Us−Ls6σC_p=\frac{U_s-L_s}{6\sigma}

で測り、工程能力指数と呼ぶ。Cp=1C_p=1 は規格幅がちょうど ±3σ\pm3\sigma に当たることを意味する。母標準偏差を SS で推定した推定量 C^p=(Us−Ls)/(6S)\hat C_p=(U_s-L_s)/(6S) を使う。C^p/Cp=σ/S\hat C_p/C_p=\sigma/S なので、

(n−1)S2σ2=(n−1)Cp2C^p2∼χn−12\frac{(n-1)S^2}{\sigma^2}=(n-1)\frac{C_p^2}{\hat C_p^2}\sim\chi^2_{n-1}

が CpC_p の枢軸量になる。これは母数について狭義増加なので、次の不等式を解く。

χn−12(1−α/2)≤(n−1)Cp2C^p2≤χn−12(α/2)\chi^2_{n-1}(1-\alpha/2)\le(n-1)\frac{C_p^2}{\hat C_p^2}\le\chi^2_{n-1}(\alpha/2)

すると

Cp∈[C^pχn−12(1−α/2)n−1, C^pχn−12(α/2)n−1](8.13)C_p\in\Bigl[\hat C_p\sqrt{\frac{\chi^2_{n-1}(1-\alpha/2)}{n-1}},\ \hat C_p\sqrt{\frac{\chi^2_{n-1}(\alpha/2)}{n-1}}\Bigr]\tag{8.13}

を得る。品質保証では「CpC_p が少なくともいくら以上か」を言いたいことが多いので、片側の下側信頼限界C^pχn−12(1−α)/(n−1)\hat C_p\sqrt{\chi^2_{n-1}(1-\alpha)/(n-1)} もよく使う。

デルタ法による近似も作っておく。log⁡C^p=定数−12log⁡S2\log\hat C_p=\text{定数}-\frac12\log S^2 と V[S2]=2σ4/(n−1)V[S^2]=2\sigma^4/(n-1) から、順に次を得る。

V[log⁡S2]≈V[S2]/σ4=2/(n−1)(デルタ法)V[log⁡C^p]≈1/{2(n−1)}(係数 −12 の2乗を掛けた)V[C^p]≈Cp2/{2(n−1)}(もう一度デルタ法)\begin{aligned}V[\log S^2]&\approx V[S^2]/\sigma^4=2/(n-1) &&\text{(デルタ法)}\\ V[\log\hat C_p]&\approx1/\{2(n-1)\} &&\text{(係数 }{-\tfrac12}\text{ の2乗を掛けた)}\\ V[\hat C_p]&\approx C_p^2/\{2(n-1)\} &&\text{(もう一度デルタ法)}\end{aligned}

近似区間は C^p{1±zα/2/2(n−1)}\hat C_p\{1\pm z_{\alpha/2}/\sqrt{2(n-1)}\} である。

例題 8.5 工程能力指数の正確な区間と近似区間 ★★

オリジナル規格幅 Us−Ls=4.8U_s-L_s=4.8 の特性値について、大きさ 25 の標本から標準偏差 s=0.6s=0.6 を得た。特性値は正規分布に従うとする。

  1. C^p\hat C_p と、CpC_p の 95% 信頼区間を式 (8.13) で求めよ。
  2. デルタ法による近似区間を求めて (1) と比べよ。
  3. 「Cp≥1C_p\ge1」を信頼係数 0.95 で主張できるかを、片側の下側信頼限界で判定せよ。
解答

(1) C^p=4.8/(6×0.6)=1.333\hat C_p=4.8/(6\times0.6)=1.333。自由度 24 の分位点を使って計算する。

χ242(0.975)=12.401,12.401/24=0.7188,χ242(0.025)=39.364,39.364/24=1.2807.\begin{aligned}\chi^2_{24}(0.975)&=12.401, & \sqrt{12.401/24}&=0.7188,\\ \chi^2_{24}(0.025)&=39.364, & \sqrt{39.364/24}&=1.2807.\end{aligned}

区間は [1.333×0.7188, 1.333×1.2807]=[0.958, 1.708][1.333\times0.7188,\ 1.333\times1.2807]=[0.958,\ 1.708] である。

(2) z0.025/2×24=1.960/6.928=0.2829z_{0.025}/\sqrt{2\times24}=1.960/6.928=0.2829 なので、近似区間は 1.333×(1±0.2829)=[0.956, 1.711]1.333\times(1\pm0.2829)=[0.956,\ 1.711] である。n=25n=25 では正確な区間とほぼ同じである。正確な区間の方が両端とも少し右にある。推定量が 1/S1/S に比例して右に裾を引くためである。

(3) χ242(0.95)=13.848\chi^2_{24}(0.95)=13.848 から、下側信頼限界は

1.33313.848/24=1.333×0.7596=1.013.1.333\sqrt{13.848/24}=1.333\times0.7596=1.013.

これは 1 を上回るので、信頼係数 0.95 で Cp≥1C_p\ge1 と言える。両側の区間 (1) の下端 0.958 が 1 を下回ることと矛盾はしない。片側では誤りの確率 0.05 を下側だけに置くので、同じ信頼係数でも下端が高くなる。

ベイズの信用区間との違い

母数に事前分布 π(θ)\pi(\theta) を置くと、事後分布 π(θ∣x)\pi(\theta\mid\bm x) が求まる。次を満たす区間を信用区間と呼ぶ。

∫LUπ(θ∣x) dθ=1−α\int_{L}^{U}\pi(\theta\mid\bm x)\,\mathrm{d}\theta=1-\alpha

これは第10章のベイズ推定と同じ枠組みである。信用区間では観測後の区間に対して「θ\theta が入る確率 1−α1-\alpha」と言うことができる。

正規平均で分散既知・事前分布が平坦な場合は、事後分布が N(xˉ,σ2/n)\mathrm{N}(\bar x,\sigma^2/n) になる。このとき信用区間と信頼区間 (8.2) は数値として一致する。ただし確率を計算している対象は異なる(母数の事後分布か、標本の分布か)。

確認テスト

オリジナル

  1. 8.3-1 正規平均(分散未知)の tt 区間 (8.4) を考える。等裾の分位点 ±tn−1(α/2)\pm t_{n-1}(\alpha/2) が、確率 1−α1-\alpha の区間の中で最短である理由を1文で述べよ。
  2. 8.3-2 N(μ,σ2)\mathrm{N}(\mu,\sigma^2) からの大きさ 10 の標本で xˉ=20.0, s=1.5\bar x=20.0,\ s=1.5 を得た。次の観測値 X11X_{11} の 95% 予測区間と、μ\mu の 95% 信頼区間を求めて長さを比べよ。
  3. 8.3-3 U(0,θ)\mathrm{U}(0,\theta) の最大値 MM から、次の条件で区間を作る。区間は [M/b, M/a][M/b,\ M/a] の形とする。

0<a<b≤1,bn−an=1−α0<a<b\le1,\qquad b^n-a^n=1-\alpha

この中で長さ M(1/a−1/b)M(1/a-1/b) が最小になるのは b=1, a=α1/nb=1,\ a=\alpha^{1/n} であることを示せ。4. 8.3-4 規格幅 Us−Ls=6U_s-L_s=6、大きさ 30 の標本から s=0.8s=0.8 を得た。CpC_p の信頼係数 0.95 の下側信頼限界を求めよ。

木下の勉強ステータス

木下はまだこの記事を勉強していません。

AI(Claude)が書いた教材を、木下が勉強しながら公開しています。式と数値は検算していますが、誤りが残っているかもしれません。誤りのご指摘・削除のご依頼をいただければ直します。 連絡先:support@tecktom.com

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