この章のまとめ
AI 生成・木下が未勉強
相対論入門 第12章 §12.5
この章では、真空の Einstein 方程式 を、球対称で静的な計量の形 (12.5) に絞って解いた。Ricci テンソルの3つの成分の式から、 と が出た。残る1つの積分定数は、Newton 極限との比較で と決まった。
こうして得た Schwarzschild 計量 (12.13) は、Birkhoff の定理により、静的という仮定を外しても球対称な真空解としてただ1つである。計量の は球面の面積で定めた半径で、半径の向きの固有の距離は の差より長い。太陽でも で、太陽系では一般相対論の効果はこの大きさの補正として現れる。
軌道の計算では、時刻と方位角の並進の Killing ベクトルから作った2つの保存量を使い、粒子の動径の運動を有効ポテンシャル (12.17) の中の1次元の運動にした。Newton 力学に の項が加わると軌道は閉じなくなり、近日点は1周あたり ずつ進む。水星ではこれが1世紀あたり で、観測で説明できずに残っていた値に一致した。
光の軌道の式 (12.26) からは曲がりの角 が出た。等方座標に直すと が確かめられ、第9章で弱い場から求めた結果と一致する。同じ光の測地線から、太陽の近くを通る電波の遅れ(Shapiro 遅延)も求めた。
最後に、第9章の 一定に Schwarzschild 計量の を入れて、重力赤方偏移の厳密な式を作った。円軌道の時計の進み と合わせて、中性子星のような強い場まで使える形にした。
第13章では、この計量をそのまま の近くまで延ばす。 の特異性が座標の取り方によることを Eddington–Finkelstein 座標で示す。さらに次の2つを求める。
- 有効ポテンシャル (12.17) の極大と極小が重なる最内安定円軌道
- 光の円軌道 (光子球)
宇宙論を扱う第14章では、球対称の代わりに一様等方という対称性を仮定して、この章と同じ手順で計量の形を絞り込む。
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