tecktom.com

授業で習った形との対応

2026年10月15日6分で読めますAI生成教科書『虎の巻』第14章 境界での反射と屈折

AI 生成・木下が未勉強

光学と量子エレクトロニクス 第14章 §14.6 ★★ 学部の電磁気学の Fresnel の式(ncos⁡θn\cos\theta の形と角度の形)は、この章の kzk_z の形を透明な媒質に限って書き直したもので、インピーダンスの不整合の式とも同じものである

学部の電磁気学や光学の授業では、Fresnel の式を屈折率と角度で

rs=n1cos⁡θ1−n2cos⁡θ2n1cos⁡θ1+n2cos⁡θ2,rp=n2cos⁡θ1−n1cos⁡θ2n2cos⁡θ1+n1cos⁡θ2(14.17)r_{\mathrm s}=\frac{n_1\cos\theta_1-n_2\cos\theta_2}{n_1\cos\theta_1+n_2\cos\theta_2},\qquad r_{\mathrm p}=\frac{n_2\cos\theta_1-n_1\cos\theta_2}{n_2\cos\theta_1+n_1\cos\theta_2}\tag{14.17}

と書くことが多い。透明な媒質では kjz=njk0cos⁡θjk_{jz}=n_jk_0\cos\theta_j, εrj=nj2\varepsilon_{\mathrm rj}=n_j^2 なので、式 (14.4), (14.5) の分子と分母を k0k_0(p では n1n2k0n_1n_2k_0)で割ればこの形になる。Snell の法則で n1/n2=sin⁡θ2/sin⁡θ1n_1/n_2=\sin\theta_2/\sin\theta_1 と書き換えると、角度だけで書いた形

rs=−sin⁡(θ1−θ2)sin⁡(θ1+θ2),rp=tan⁡(θ1−θ2)tan⁡(θ1+θ2)(14.18)r_{\mathrm s}=-\frac{\sin(\theta_1-\theta_2)}{\sin(\theta_1+\theta_2)},\qquad r_{\mathrm p}=\frac{\tan(\theta_1-\theta_2)}{\tan(\theta_1+\theta_2)}\tag{14.18}

になる。rpr_{\mathrm p} の分母 tan⁡(θ1+θ2)\tan(\theta_1+\theta_2) が θ1+θ2=π/2\theta_1+\theta_2=\pi/2 で無限大になることが Brewster 角である。

透過係数は、授業では電場の比で tp(E)=2n1cos⁡θ1/(n2cos⁡θ1+n1cos⁡θ2)t_{\mathrm p}^{(E)}=2n_1\cos\theta_1/(n_2\cos\theta_1+n_1\cos\theta_2) と書くことが多い。各媒質で電場と磁場の比は ∣E∣/∣H∣=1/(nε0c)\lvert \bm{E}\rvert /\lvert \bm{H}\rvert =1/(n\varepsilon_0c) なので、この章の磁場の比 tpt_{\mathrm p} とは tp(E)=(n1/n2)tpt_{\mathrm p}^{(E)}=(n_1/n_2)t_{\mathrm p} の関係にある。透過率は授業では T=(n2cos⁡θ2/(n1cos⁡θ1))∣t(E)∣2T=(n_2\cos\theta_2/(n_1\cos\theta_1))\lvert t^{(E)}\rvert ^2 と書き、これは式 (14.6) と同じ値になる。rpr_{\mathrm p} の符号は、授業によっては式 (14.17) と逆にとる(反射波の電場の向きの約束が違う)。その流儀では垂直入射で rp=rsr_{\mathrm p}=r_{\mathrm s} になり、Brewster 角を境に rpr_{\mathrm p} の符号が変わる点は同じである。

もう1つの書き方は、伝送線路のインピーダンスの不整合の式である。s 偏光では Z=ωμ0/kzZ=\omega\mu_0/k_z(EyE_y と HxH_x の比)、p 偏光では Z=kz/(ωε)Z=k_z/(\omega\varepsilon)(ExE_x と HyH_y の比)を各媒質の波のインピーダンスとすると、

rs=Z2−Z1Z2+Z1,rp=Z1−Z2Z1+Z2(14.19)r_{\mathrm s}=\frac{Z_2-Z_1}{Z_2+Z_1},\qquad r_{\mathrm p}=\frac{Z_1-Z_2}{Z_1+Z_2}\tag{14.19}

となる(p の符号が逆なのは、この本の rpr_{\mathrm p} が電流に当たる磁場の比だからである)。境界での反射は、インピーダンスの違う2本の線路のつなぎ目での反射と同じ式で、反射防止膜は線路の整合器(1/4 波長の変成器)と同じ設計になる。Stokes の関係 r21=−r12r_{21}=-r_{12}, t12t21=1−r122t_{12}t_{21}=1-r_{12}^2 も、式 (14.4), (14.5) で添字を入れ替えるだけで確かめられ、第9章の Fabry–Perot の計算で使った(第9章)。

例題 14.8 1/4 波長の反射防止膜 ★★

オリジナル空気(n1=1n_1=1)とガラス(n2=1.5n_2=1.5)の間に、屈折率 ncn_{\mathrm c}、厚さ dd の薄膜を付ける。垂直入射とする。

  1. (1) 膜の中の往復の位相が 2kcd=π2k_{\mathrm c}d=\pi(光学的な厚さ ncd=λ0/4n_{\mathrm c}d=\lambda_0/4)のとき、式 (14.11) の反射係数が r=(n1n2−nc2)/(n1n2+nc2)r=(n_1n_2-n_{\mathrm c}^2)/(n_1n_2+n_{\mathrm c}^2) になることを示せ。
  2. (2) 反射が 00 になる ncn_{\mathrm c} を求めよ。また nc=1.38n_{\mathrm c}=1.38(フッ化マグネシウムの屈折率に近い値)の膜の反射率を求め、膜の無いときの 4%4\% と比べよ。
  3. (3) λ0=550 nm\lambda_0=550\,\mathrm{nm} に合わせた nc=1.38n_{\mathrm c}=1.38 の膜の厚さを求めよ。
解答

(1) e2ikcd=−1\mathrm{e}^{2\mathrm{i} k_{\mathrm c}d}=-1 なので r=(r12−r23)/(1−r12r23)r=(r_{12}-r_{23})/(1-r_{12}r_{23})。垂直入射の r12=(n1−nc)/(n1+nc)r_{12}=(n_1-n_{\mathrm c})/(n_1+n_{\mathrm c}), r23=(nc−n2)/(nc+n2)r_{23}=(n_{\mathrm c}-n_2)/(n_{\mathrm c}+n_2) を入れて分母を払うと

r=(n1−nc)(nc+n2)−(nc−n2)(n1+nc)(n1+nc)(nc+n2)−(n1−nc)(nc−n2)=2n1n2−2nc22n1n2+2nc2.r=\frac{(n_1-n_{\mathrm c})(n_{\mathrm c}+n_2)-(n_{\mathrm c}-n_2)(n_1+n_{\mathrm c})}{(n_1+n_{\mathrm c})(n_{\mathrm c}+n_2)-(n_1-n_{\mathrm c})(n_{\mathrm c}-n_2)} =\frac{2n_1n_2-2n_{\mathrm c}^2}{2n_1n_2+2n_{\mathrm c}^2}.

(2) nc=n1n2=1.5=1.225n_{\mathrm c}=\sqrt{n_1n_2}=\sqrt{1.5}=1.225 で r=0r=0 になる。膜の上面と下面の反射が同じ大きさで逆位相になり、打ち消し合う条件である。インピーダンスの言葉では、Zc=Z1Z2Z_{\mathrm c}=\sqrt{Z_1Z_2} の1/4 波長の線路が2つのインピーダンスを整合させる条件と同じである。nc=1.38n_{\mathrm c}=1.38 では r=(1.5−1.904)/(1.5+1.904)=−0.119r=(1.5-1.904)/(1.5+1.904)=-0.119、R=0.0141R=0.0141 で、反射は膜の無い 4%4\% の3分の1ほどになる。1.2251.225 の屈折率で丈夫な膜の材料が少ないので、実際には 1.381.38 前後の膜を使うか、膜を何層も重ねる。

(3) d=λ0/(4nc)=550/(4×1.38)=99.6 nmd=\lambda_0/(4n_{\mathrm c})=550/(4\times1.38)=99.6\,\mathrm{nm}。条件が λ0\lambda_0 に依るので、膜1層では緑の光で反射が最も小さく、青と赤ではいくらか残る。反射防止膜を付けたレンズが紫がかって見えるのはこのためである。

木下の勉強ステータス

木下はまだこの記事を勉強していません。

AI(Claude)が書いた教材を、木下が勉強しながら公開しています。式と数値は検算していますが、誤りが残っているかもしれません。誤りのご指摘・削除のご依頼をいただければ直します。 連絡先:support@tecktom.com

← AI生成教科書『虎の巻』の記事一覧へ