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授業で習った形との対応

2026年10月15日4分で読めますAI生成教科書『虎の巻』第1部 第2章 結晶構造と逆格子

AI 生成・木下が未勉強

ハミルトニアンの選び方で固体を考える 第1部 第2章 §1.2.6 ★ 結晶学の流儀(2π2\pi を入れない逆格子・軸の切片の逆数で決める Miller 指数)と、この章の形を式で並べる

学部の固体物理の授業と結晶学の教科書では、同じものを少し違う形で書くことが多い。式で並べておく。

逆格子の 2π2\pi。この章(固体物理の流儀)では ai⋅bj=2πδij\bm{a}_i\cdot\bm{b}_j=2\pi\delta_{ij} とした。結晶学では 2π2\pi を入れず、

ai⋅bj ∗=δij,b1 ∗=a2×a3a1⋅(a2×a3)  (ほかも巡回)\bm{a}_i\cdot\bm{b}_j^{\,*}=\delta_{ij},\qquad \bm{b}_1^{\,*}=\frac{\bm{a}_2\times\bm{a}_3}{\bm{a}_1\cdot(\bm{a}_2\times\bm{a}_3)}\ \ (\text{ほかも巡回})

と定めることが多い。両者は bj=2πbj ∗\bm{b}_j=2\pi\bm{b}_j^{\,*} の関係にある。結晶学の流儀では面間隔が d=1/∣bhkl ∗∣d=1/\lvert \bm{b}^{\,*}_{hkl}\rvert になり、回折の条件は散乱ベクトルを (k′−k)/(2π)(\bm{k}'-\bm{k})/(2\pi) で書いて bhkl ∗\bm{b}^{\,*}_{hkl} と等しいとおく形になる。式の中身は同じで、2π2\pi をどこに置くかだけが違う。

Miller 指数。授業では「格子面が3本の軸を切る点を x1a1x_1\bm{a}_1、x2a2x_2\bm{a}_2、x3a3x_3\bm{a}_3 とし、逆数 1/x1,1/x2,1/x31/x_1,1/x_2,1/x_3 を互いに素な整数の比に直したもの」と定義することが多い。第4節で見たように、平面 G⋅r=2π\bm{G}\cdot\bm{r}=2\pi は a1/h,a2/k,a3/l\bm{a}_1/h,\bm{a}_2/k,\bm{a}_3/l を通るので、切片の逆数は (h,k,l)(h,k,l) に比例する。2つの定義は同じものを指す。軸に平行な面(切片が無限遠)は逆数が 00 になり、指数の 00 に当たる。

立方晶の面間隔。授業では dhkl=a/h2+k2+l2d_{hkl}=a/\sqrt{h^2+k^2+l^2} を立方晶のすべてに使い、fcc・bcc で現れない反射を「消滅則」として回折の節で別に学ぶことが多い。この章では、fcc・bcc で 2πa(h,k,l)\frac{2\pi}{a}(h,k,l) がそもそも逆格子ベクトルでない場合がある(偶奇の規則)と見た。消滅則のうち格子だけで決まる分(fcc の「すべて偶数かすべて奇数」、bcc の「h+k+lh+k+l が偶数」)は、慣用単位胞を使ったために余分な G\bm{G} を数えたことの訂正である。ダイヤモンド構造の (200)(200) のように、基底の因子 (1.2.7) が 00 になって消える分は別の原因で、第1部第3章で扱う。

Brillouin 域。授業では、1次元の −π/a<k≤π/a-\pi/a<k\le\pi/a を先に習い、3次元の Brillouin 域は図で与えられることが多い。この章の定義(逆格子の Wigner–Seitz 胞)は、1次元では ∣k∣<∣k−2πm/a∣\lvert k\rvert <\lvert k-2\pi m/a\rvert(すべての m≠0m\neq0)となり、∣k∣<π/a\lvert k\rvert <\pi/a に一致する。

例題 1.2.6 軸の切片から Miller 指数と面間隔を出す ★

オリジナル単純立方格子(格子定数 aa)の格子面が、xx 軸を 2a2a、yy 軸を 3a3a で切り、zz 軸に平行であるとする。

  1. (1) 切片の逆数から Miller 指数を求めよ。
  2. (2) 対応する最も短い逆格子ベクトルを書き、その面が G⋅r=2πℓ\bm{G}\cdot\bm{r}=2\pi\ell のどの ℓ\ell に当たるかを答えよ。
  3. (3) 面間隔を求めよ。
解答

(1) 切片は (2,3,∞)(2,3,\infty)(格子定数を単位として)で、逆数は (12,13,0)(\frac12,\frac13,0) である。互いに素な整数の比に直すと、6 を掛けて (320)(320) になる。

(2) G=2πa(3,2,0)\bm{G}=\frac{2\pi}{a}(3,2,0) である。成分の最大公約数は 11 なので、この向きで最も短い。面 3x+2y=6a3x+2y=6a の上の点 r\bm{r} ではG⋅r=2πa⋅6a=12π\bm{G}\cdot\bm{r}=\frac{2\pi}{a}\cdot6a=12\pi なので、ℓ=6\ell=6 の面に当たる。原点に最も近い ℓ=1\ell=1 の面は、軸を a/3a/3 と a/2a/2 で切る。

(3) 式 (1.2.15) から d320=a/9+4=a/13≈0.277ad_{320}=a/\sqrt{9+4}=a/\sqrt{13}\approx0.277a である。確かめとして、面 3x+2y=6a3x+2y=6a と原点の距離は 6a/136a/\sqrt{13} で、これは 6d3206d_{320} に等しい。

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