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授業で習った形との対応

2026年10月15日6分で読めますAI生成教科書『虎の巻』第2部 第5章 ほぼ自由な電子:ブラッグ反射でギャップが開く

AI 生成・木下が未勉強

ハミルトニアンの選び方で固体を考える 第2部 第5章 §2.5.6 ★ 授業の中心方程式・2波の近似・Kronig–Penney の式とこの章の式は、記号の付け方と、障壁の幅を有限に残すかどうかだけが違う

学部の固体物理の授業では、ほぼ自由な電子の模型を次の形で習うことが多い。

中心方程式。授業ではポテンシャルの Fourier 成分を UGU_G、自由電子のエネルギーを λk=ℏ2k2/(2m)\lambda_k=\hbar^2k^2/(2m) と書き、

(λk−ε)C(k)+∑GUG C(k−G)=0(\lambda_k-\varepsilon )C(k)+\sum_GU_G\,C(k-G)=0

を中心方程式と呼ぶ。これは式 (2.5.6) で G=0G=0 と置いた行で、係数の名前 C(k−G)C(k-G) が ck−Gc_{k-G} に、UGU_G が VGV_G に当たる(V0V_0 を 00 とおく所も同じ)。授業の形では、他の行は「kk を k−Gk-G に置き換えた同じ式」として暗に含まれている。

2波の近似とギャップ。授業では Brillouin 域の境界の近くで C(k)C(k) と C(k−G)C(k-G) だけを残して行列式を 00 とおき、

∣λk−εUUλk−G−ε∣=0,ε=λk+λk−G2±(λk−λk−G2)2+U2\begin{vmatrix}\lambda_k-\varepsilon &U\\ U&\lambda_{k-G}-\varepsilon \end{vmatrix}=0,\qquad \varepsilon =\frac{\lambda_k+\lambda_{k-G}}{2}\pm\sqrt{\Bigl(\frac{\lambda_k-\lambda_{k-G}}{2}\Bigr)^2+U^2}

を得る。UU を実数とすればこの章の式 (2.5.10) と同じで、境界のギャップ εg=2∣U∣\varepsilon _{\mathrm g}=2\lvert U\rvert と2つの定在波 ψ(±)\psi(\pm) の形も同じである。授業では「どちらの定在波が下か」を電荷密度の図で説明することが多い。この章ではそれを ⟨V⟩c=VG\langle V \rangle _{\mathrm c}=V_G という1行の平均で確かめた。

Kronig–Penney の式。授業では、幅 ww の井戸(V=0V=0)と幅 bb・高さ VbV_{\mathrm b} の障壁を交互に並べた周期 a=w+ba=w+b のポテンシャルを使い、ε<Vb\varepsilon <V_{\mathrm b} で

cos⁡ka=cos⁡qwcosh⁡κb+κ2−q22qκsin⁡qwsinh⁡κb,ε=ℏ2q22m=Vb−ℏ2κ22m(2.5.20)\cos ka=\cos qw\cosh\kappa b+\frac{\kappa^2-q^2}{2q\kappa}\sin qw\sinh\kappa b,\qquad \varepsilon =\frac{\hbar^2q^2}{2m}=V_{\mathrm b}-\frac{\hbar^2\kappa^2}{2m}\tag{2.5.20}

を導く(記号 VbV_{\mathrm b}・ww は記法の正本に無い。障壁の高さをポテンシャル V(x)V(x) と分けるため)。そのあと、b→0b\to0・Vb→∞V_{\mathrm b}\to\infty で積 VbbV_{\mathrm b}b を一定に保つ極限を取り、

Pqasin⁡qa+cos⁡qa=cos⁡ka,P=mVbb aℏ2\frac{P}{qa}\sin qa+\cos qa=\cos ka,\qquad P=\frac{m V_{\mathrm b}b\,a}{\hbar^2}

の形にする。VbbV_{\mathrm b}b は障壁の「面積」で、δ 関数の強さ α\alpha に当たるので、PP はこの章の gg (2.5.15) そのもの、式は (2.5.16) と同じになる。この章では極限を先に取って δ 関数から出発した。授業の形では、右辺を qaqa の関数として描き、∣右辺∣≤1\lvert \text{右辺}\rvert \le1 の範囲を帯として図で読むことが多い。この章の図 2.5.2 は、その範囲を kk について解いて描いたものである。

例題 2.5.7 有限の幅の障壁から δ 関数の列へ ★

オリジナル式 (2.5.20) で b→0b\to0、Vb→∞V_{\mathrm b}\to\infty とし、Vbb=αV_{\mathrm b}b=\alpha を一定に保つ。

  1. (1) κb→0\kappa b\to0 となることを示せ。
  2. (2) 極限で式 (2.5.20) が (2.5.16) になることを示せ。
  3. (3) ℏ2/(2m)=1\hbar^2/(2m)=1、a=1a=1、α=1\alpha=1、ε=3\varepsilon =3 として、b=10−2,10−3,10−4b=10^{-2},10^{-3},10^{-4} で右辺を計算すると 0.12485, 0.12442, 0.124380.12485,\ 0.12442,\ 0.12438 になる。極限の値と比べよ。
解答

(1) κ2=2mℏ2(Vb−ε)≈2mαℏ2b\kappa^2=\frac{2m}{\hbar^2}(V_{\mathrm b}-\varepsilon )\approx\frac{2m\alpha}{\hbar^2b} なので (κb)2≈2mαbℏ2→0(\kappa b)^2\approx\frac{2m\alpha b}{\hbar^2}\to0 である。κ\kappa 自身は b−1/2b^{-1/2} で発散するが、κb\kappa b は b1/2b^{1/2} で 00 に行く。

(2) κb→0\kappa b\to0 から cosh⁡κb→1\cosh\kappa b\to1、sinh⁡κb≈κb\sinh\kappa b\approx\kappa b で、w=a−b→aw=a-b\to a である。第2項は κ2−q22qκκbsin⁡qa≈κ2b2qsin⁡qa→mαℏ2qsin⁡qa\frac{\kappa^2-q^2}{2q\kappa}\kappa b\sin qa\approx\frac{\kappa^2b}{2q}\sin qa\to\frac{m\alpha}{\hbar^2q}\sin qa(q2b→0q^2b\to0 も使った)なので、cos⁡ka=cos⁡qa+mαℏ2qsin⁡qa=cos⁡qa+gsin⁡qaqa\cos ka=\cos qa+\frac{m\alpha}{\hbar^2q}\sin qa=\cos qa+g\frac{\sin qa}{qa} となり、式 (2.5.16) に一致する。

(3) この単位では g=mαa/ℏ2=α/2=0.5g=m\alpha a/\hbar^2=\alpha/2=0.5、qa=3qa=\sqrt3 で、極限の値は cos⁡3+0.5sin⁡3/3=−0.1605+0.2849=0.12437\cos\sqrt3+0.5\sin\sqrt3/\sqrt3=-0.1605+0.2849=0.12437 である。b=10−4b=10^{-4} の 0.124380.12438 は極限と 10−510^{-5} の桁で一致し、差は bb にほぼ比例して縮む(b=10−2b=10^{-2} で 5×10−45\times10^{-4}、10−310^{-3} で 5×10−55\times10^{-5})。

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