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出てくるもの2:MOSFET の電流と飽和

2026年10月15日16分で読めますAI生成教科書『虎の巻』第4部 第9章 MOS 構造とトランジスタの原理
目次
  1. チャネルに沿った電子の電位
  2. 電流と飽和
  3. しきい値より下の電流
  4. 木下の層

AI 生成・木下が未勉強

ハミルトニアンの選び方で固体を考える 第4部 第9章 §4.9.3 ★★★ 反転層の両端にソースとドレインを付け、チャネルに沿った電位が縦の電位よりゆっくり変わるとして、各点の電子の電荷を式 (4.9.10) で決める。電流はドレインの電圧の2次式で増えたのち飽和し、しきい値より下では指数関数で減る

チャネルに沿った電子の電位

p 型の Si の表面に、長さ LL・幅 ww のゲートを置き、その両端の外側に n 型の領域を作る。電子を供給する側をソース、受け取る側をドレインと呼び、ソースを電位の基準(00)、基板もソースにつなぐ。ゲートの電圧が VthV_{\mathrm{th}} を越えると、ゲートの下に反転層の電子ができ、ソースとドレインが電子の通り道(チャネル)でつながる。ドレインに正の電圧 VDV_{\mathrm D} をかけると、電子はソースからドレインへ流れ、電流 IDI_{\mathrm D} はドレインからソースの向きに流れる。

チャネルに沿った座標を yy(0≤y≤L0\le y\le L)とする。電流が流れているので、全体は平衡にない。しかし、チャネルの各点の近くで電子の分布は局所的に平衡に近い、と考える。各点の電子の化学ポテンシャル(擬 Fermi 準位)がソースの値から −eV(y)-eV(y) だけずれているとし、V(0)=0V(0)=0、V(L)=VDV(L)=V_{\mathrm D} とする。するとその点では、式 (4.9.3) の電子の数が n0ee(ϕ−V)/(kBT)n_0\mathrm{e}^{e(\phi-V)/( k_{\mathrm B} T)} になり、反転の条件は ϕs=2ϕB+V(y)\phi_{\mathrm s}=2\phi_{\mathrm B}+V(y) に変わる。電子を集めるのに、V(y)V(y) だけ余計にバンドを曲げなければならないからである。

さらに、ゲートの長さ LL が酸化膜の厚さや空乏層の厚さよりずっと長いとし、各点の縦の電位分布は、その点の V(y)V(y) を使った前節の1次元の解で書けると考える。これを緩やかなチャネルの近似と呼ぶ。この近似と、空乏層の電荷の変化を無視する(QdepQ_{\mathrm{dep}} を yy によらず一定とする)近似を合わせると、式 (4.9.10) で VGV_{\mathrm G} を VG−V(y)V_{\mathrm G}-V(y) に置き換えて

Qn(y)=−Cox(VG−Vth−V(y))(4.9.11)Q_{\mathrm n}(y)=-C_{\mathrm{ox}}\bigl(V_{\mathrm G}-V_{\mathrm{th}}-V(y)\bigr)\tag{4.9.11}

を得る。

電流と飽和

電子の流れは擬 Fermi 準位の傾きで決まり、電流は(第4部第2章の移動度 μe\mu_{\mathrm e} を使って)

ID=−w μe Qn(y) dVdyI_{\mathrm D}=-w\,\mu_{\mathrm e}\,Q_{\mathrm n}(y)\,\frac{\mathrm{d} V}{\mathrm{d} y}

である。擬 Fermi 準位の傾きで書くと、電場によるドリフトと濃度の勾配による拡散の両方が1つの式に入る(Einstein の関係。第4部第2章)。IDI_{\mathrm D} は yy によらない(電流の保存)ので、両辺を yy について 00 から LL まで積分すると、左辺は IDLI_{\mathrm D}L、右辺は VV について 00 から VDV_{\mathrm D} までの積分になり、

ID=μeCoxwL[(VG−Vth)VD−VD22](4.9.12)I_{\mathrm D}=\mu_{\mathrm e}C_{\mathrm{ox}}\frac{w}{L}\Bigl[\bigl(V_{\mathrm G}-V_{\mathrm{th}}\bigr)V_{\mathrm D}-\frac{V_{\mathrm D}^2}{2}\Bigr]\tag{4.9.12}

を得る。VDV_{\mathrm D} が小さいときは ID≃μeCox(w/L)(VG−Vth)VDI_{\mathrm D}\simeq\mu_{\mathrm e}C_{\mathrm{ox}}(w/L)(V_{\mathrm G}-V_{\mathrm{th}})V_{\mathrm D} で、チャネルは抵抗値をゲートの電圧で変えられる抵抗として振る舞う。

VDV_{\mathrm D} を上げると、ドレインの端の電子の電荷 ∣Qn(L)∣=Cox(VG−Vth−VD)\lvert Q_{\mathrm n}(L)\rvert =C_{\mathrm{ox}}(V_{\mathrm G}-V_{\mathrm{th}}-V_{\mathrm D}) が減り、VD=VD,sat≔VG−VthV_{\mathrm D}=V_{\mathrm{D,sat}}\coloneqq V_{\mathrm G}-V_{\mathrm{th}} でドレインの端の電子が消える(ピンチオフ)。式 (4.9.12) はここで最大になり、そのときの電流は

ID,sat=μeCox2wL(VG−Vth)2(4.9.13)I_{\mathrm{D,sat}}=\frac{\mu_{\mathrm e}C_{\mathrm{ox}}}{2}\frac{w}{L}\bigl(V_{\mathrm G}-V_{\mathrm{th}}\bigr)^2\tag{4.9.13}

である。VD>VD,satV_{\mathrm D}>V_{\mathrm{D,sat}} では、ピンチオフの点とドレインの間に空乏層ができ、余分な電圧はその短い空乏層にかかる。電子はピンチオフの点まではチャネルを流れ、その先は空乏層の強い電場で掃き出されてドレインに入る。ピンチオフの点からソースまでのチャネルには VD,satV_{\mathrm{D,sat}} だけがかかるので、電流は VDV_{\mathrm D} を上げても ID,satI_{\mathrm{D,sat}} のまま変わらない。これが飽和である。式 (4.9.12) の放物線を VD>VD,satV_{\mathrm D}>V_{\mathrm{D,sat}} まで延ばすと電流が減るが、それはピンチオフの先で QnQ_{\mathrm n} が負の電荷でなく正になるという、式 (4.9.11) の使える範囲の外の答えである。

この式は、第4部第8章の有機 FET の電流の式で CiC_{\mathrm i} を CoxC_{\mathrm{ox}} に置き換えたものと同じ形で、そこでは絶縁膜の表面に電荷がたまるとだけ仮定した部分を、ここではバンドの曲がりから決めた。

空乏層の電荷が yy によって変わることを入れると、式 (4.9.11) の代わりにQn(y)=−Cox[VG−VFB−2ϕB−V−γ2ϕB+V]Q_{\mathrm n}(y)=-C_{\mathrm{ox}}\bigl[V_{\mathrm G}-V_{\mathrm{FB}}-2\phi_{\mathrm B}-V-\gamma\sqrt{2\phi_{\mathrm B}+V}\bigr]、γ≔2ε0εrseNA/Cox\gamma\coloneqq\sqrt{2\varepsilon_0\varepsilon_{\mathrm{rs}}eN_{\mathrm A}}/C_{\mathrm{ox}} を使うことになり、同じ積分から

ID=μeCoxwL{(VG−VFB−2ϕB)VD−VD22−2γ3[(2ϕB+VD)3/2−(2ϕB)3/2]}(4.9.14)I_{\mathrm D}=\mu_{\mathrm e}C_{\mathrm{ox}}\frac{w}{L}\Bigl\{\bigl(V_{\mathrm G}-V_{\mathrm{FB}}-2\phi_{\mathrm B}\bigr)V_{\mathrm D}-\frac{V_{\mathrm D}^2}{2}-\frac{2\gamma}{3}\Bigl[\bigl(2\phi_{\mathrm B}+V_{\mathrm D}\bigr)^{3/2}-\bigl(2\phi_{\mathrm B}\bigr)^{3/2}\Bigr]\Bigr\}\tag{4.9.14}

を得る。ドレインに近いほど ϕs\phi_{\mathrm s} が大きく空乏層が厚いので、同じゲートの電圧で載せられる電子の電荷が減り、電流は式 (4.9.12) より小さくなる(図 4.9.3)。

図

図 4.9.3 MOSFET の電流とドレインの電圧(例題 4.9.2 の Si と酸化膜)。実線は空乏層の電荷を一定とした式 (4.9.12)・(4.9.13)、点線は空乏層の電荷の変化を入れた式 (4.9.14)。灰色の点はピンチオフ VD=VG−VthV_{\mathrm D}=V_{\mathrm G}-V_{\mathrm{th}} の位置。点線の方が早く飽和し、飽和電流も小さい。

しきい値より下の電流

VG<VthV_{\mathrm G}<V_{\mathrm{th}} でも、表面には n0eusn_0\mathrm{e}^{u_{\mathrm s}} の電子がいて電流はゼロにならない。弱い反転(ϕB<ϕs<2ϕB\phi_{\mathrm B}<\phi_{\mathrm s}<2\phi_{\mathrm B})では、電子の電荷は空乏層の電荷より桁で小さく、電子が増えても電位はほとんど変わらない。そのためチャネルに沿った電場は小さく、電流は主に電子の濃度の勾配による拡散で流れる。ソースの端とドレインの端の電子の数の比は e−eVD/(kBT)\mathrm{e}^{-eV_{\mathrm D}/( k_{\mathrm B} T)} なので、ID∝eeϕs/(kBT)(1−e−eVD/(kBT))I_{\mathrm D}\propto\mathrm{e}^{e\phi_{\mathrm s}/( k_{\mathrm B} T)}\bigl(1-\mathrm{e}^{-eV_{\mathrm D}/( k_{\mathrm B} T)}\bigr) になる。

表面の電位とゲートの電圧の関係は、式 (4.9.6) を空乏の式で微分して

dVGdϕs=1+CdCox≕η,Cd=ε0εrsxd(4.9.15)\frac{\mathrm{d} V_{\mathrm G}}{\mathrm{d}\phi_{\mathrm s}}=1+\frac{C_{\mathrm d}}{C_{\mathrm{ox}}}\eqqcolon\eta,\qquad C_{\mathrm d}=\frac{\varepsilon_0\varepsilon_{\mathrm{rs}}}{x_{\mathrm d}}\tag{4.9.15}

である。CdC_{\mathrm d} は空乏層の容量で、ゲートの電圧の変化は酸化膜と空乏層の2つのコンデンサーの直列に分けられ、表面の電位にはその 1/η1/\eta だけが伝わる。したがって電流を10倍にするのに要るゲートの電圧(サブスレッショルド係数)は

Ssw≔dVGdlog⁡10ID=η kBTeln⁡10(4.9.16)S_{\mathrm{sw}}\coloneqq\frac{\mathrm{d} V_{\mathrm G}}{\mathrm{d}\log_{10}I_{\mathrm D}}=\eta\,\frac{ k_{\mathrm B} T}{e}\ln10\tag{4.9.16}

である。η≥1\eta\ge1 なので、室温では Ssw≥(kBT/e)ln⁡10=59.5 mVS_{\mathrm{sw}}\ge( k_{\mathrm B} T/e)\ln10=59.5\,\mathrm{mV} になる。この下限は、電子の数が Fermi 分布の裾 e−(ε−μ)/(kBT)\mathrm{e}^{-(\varepsilon -\mu)/( k_{\mathrm B} T)} で決まることだけから出ていて、材料や寸法によらない。電流を桁で切り替えるのに要る電圧に、温度で決まる下限がある。

例題 4.9.4 飽和電流と3つの模型 ★★★

オリジナル例題 4.9.2 の MOS 構造で、w/L=10w/L=10、μe=0.040 m2 V−1 s−1\mu_{\mathrm e}=0.040\,\mathrm{m^2\,V^{-1}\,s^{-1}}、VG−Vth=1.0 VV_{\mathrm G}-V_{\mathrm{th}}=1.0\,\mathrm V とする。

  1. (1) 式 (4.9.13) の飽和電流と、そのときの相互コンダクタンス gm=∂ID,sat/∂VGg_{\mathrm m}=\partial I_{\mathrm{D,sat}}/\partial V_{\mathrm G} を求めよ。
  2. (2) 式 (4.9.14) の 2ϕB+V\sqrt{2\phi_{\mathrm B}+V} を V=0V=0 のまわりで1次まで展開すると、Qn=−Cox(VG−Vth−ηV)Q_{\mathrm n}=-C_{\mathrm{ox}}(V_{\mathrm G}-V_{\mathrm{th}}-\eta V) になることを示せ。ここで η\eta は式 (4.9.15) の値を ϕs=2ϕB\phi_{\mathrm s}=2\phi_{\mathrm B} で取ったものである。
  3. (3) (2) の形で VD,satV_{\mathrm{D,sat}} と ID,satI_{\mathrm{D,sat}} を求め、式 (4.9.14) の数値解(VD,sat=0.806 VV_{\mathrm{D,sat}}=0.806\,\mathrm V、ID,sat=0.399 μeCox(w/L) V2I_{\mathrm{D,sat}}=0.399\,\mu_{\mathrm e}C_{\mathrm{ox}}(w/L)\,\mathrm V^2)と比べよ。
解答

(1) μeCoxw/L=0.040×3.45×10−3×10=1.38×10−3 A V−2\mu_{\mathrm e}C_{\mathrm{ox}}w/L=0.040\times3.45\times10^{-3}\times10=1.38\times10^{-3}\,\mathrm{A\,V^{-2}} なので ID,sat=12×1.38×10−3×1.02=0.691 mAI_{\mathrm{D,sat}}=\frac12\times1.38\times10^{-3}\times1.0^2=0.691\,\mathrm{mA}、gm=μeCox(w/L)(VG−Vth)=1.38×10−3 Sg_{\mathrm m}=\mu_{\mathrm e}C_{\mathrm{ox}}(w/L)(V_{\mathrm G}-V_{\mathrm{th}})=1.38\times10^{-3}\,\mathrm S である。

(2) 2ϕB+V≃2ϕB+V/(22ϕB)\sqrt{2\phi_{\mathrm B}+V}\simeq\sqrt{2\phi_{\mathrm B}}+V/(2\sqrt{2\phi_{\mathrm B}}) を入れると

Qn≃−Cox[VG−(VFB+2ϕB+γ2ϕB)⏟Vth−(1+γ22ϕB)V]Q_{\mathrm n}\simeq-C_{\mathrm{ox}}\Bigl[V_{\mathrm G}-\underbrace{\bigl(V_{\mathrm{FB}}+2\phi_{\mathrm B}+\gamma\sqrt{2\phi_{\mathrm B}}\bigr)}_{V_{\mathrm{th}}}-\Bigl(1+\frac{\gamma}{2\sqrt{2\phi_{\mathrm B}}}\Bigr)V\Bigr]

である。γ2ϕB=∣Qdep∣/Cox\gamma\sqrt{2\phi_{\mathrm B}}=\lvert Q_{\mathrm{dep}}\rvert /C_{\mathrm{ox}} なので下括弧は式 (4.9.10) の VthV_{\mathrm{th}} に一致する。また γ/(22ϕB)=ε0εrseNA/(Cox∣Qdep∣)=ε0εrs/(Coxxd,max)=Cd/Cox\gamma/(2\sqrt{2\phi_{\mathrm B}})=\varepsilon_0\varepsilon_{\mathrm{rs}}eN_{\mathrm A}/(C_{\mathrm{ox}}\lvert Q_{\mathrm{dep}}\rvert )=\varepsilon_0\varepsilon_{\mathrm{rs}}/(C_{\mathrm{ox}}x_{\mathrm{d,max}})=C_{\mathrm d}/C_{\mathrm{ox}} なので、VV の係数は η\eta である。数値では γ=0.528 V1/2\gamma=0.528\,\mathrm V^{1/2}、2ϕB=0.913 V1/2\sqrt{2\phi_{\mathrm B}}=0.913\,\mathrm V^{1/2} で η=1.289\eta=1.289 になる。

(3) ID=μeCox(w/L)[(VG−Vth)VD−ηVD2/2]I_{\mathrm D}=\mu_{\mathrm e}C_{\mathrm{ox}}(w/L)\bigl[(V_{\mathrm G}-V_{\mathrm{th}})V_{\mathrm D}-\eta V_{\mathrm D}^2/2\bigr] なので、VD,sat=(VG−Vth)/η=0.776 VV_{\mathrm{D,sat}}=(V_{\mathrm G}-V_{\mathrm{th}})/\eta=0.776\,\mathrm V、ID,sat=μeCox(w/L)(VG−Vth)2/(2η)=0.388 μeCox(w/L) V2=0.536 mAI_{\mathrm{D,sat}}=\mu_{\mathrm e}C_{\mathrm{ox}}(w/L)(V_{\mathrm G}-V_{\mathrm{th}})^2/(2\eta)=0.388\,\mu_{\mathrm e}C_{\mathrm{ox}}(w/L)\,\mathrm V^2=0.536\,\mathrm{mA} である。式 (4.9.14) の 0.3990.399(0.551 mA0.551\,\mathrm{mA})との差は 3%3\% で、式 (4.9.13) の 0.5000.500 は 25%25\% 大きすぎる。空乏層の電荷を一定とする近似は、ドレインに近い所で電子を多く見積もる。その誤りの大部分は、η\eta を1つ入れるだけで直る。

例題 4.9.5 サブスレッショルド係数と温度 ★★

オリジナル例題 4.9.2 の MOS 構造で、CdC_{\mathrm d} を ϕs=2ϕB\phi_{\mathrm s}=2\phi_{\mathrm B} の値で代表させる。

  1. (1) η\eta と室温の SswS_{\mathrm{sw}} を求めよ。
  2. (2) 電流を6桁減らして「切れた」とみなすには、ゲートの電圧をしきい値からどれだけ下げればよいか。
  3. (3) η\eta を変えずに 77 K77\,\mathrm K に冷やすと SswS_{\mathrm{sw}} はいくらになるか。
解答

(1) Cd=ε0εrs/xd,max=1.036×10−10/1.04×10−7=9.98×10−4 F m−2C_{\mathrm d}=\varepsilon_0\varepsilon_{\mathrm{rs}}/x_{\mathrm{d,max}}=1.036\times10^{-10}/1.04\times10^{-7}=9.98\times10^{-4}\,\mathrm{F\,m^{-2}} で、η=1+9.98×10−4/3.45×10−3=1.289\eta=1+9.98\times10^{-4}/3.45\times10^{-3}=1.289 である。Ssw=1.289×0.02585×2.303 V=76.7 mVS_{\mathrm{sw}}=1.289\times0.02585\times2.303\,\mathrm V=76.7\,\mathrm{mV} になる。

(2) 6桁で 6×76.7=460 mV6\times76.7=460\,\mathrm{mV} である。電源の電圧が 1 V1\,\mathrm V ほどの回路では、その半分近くを「切る」ために使うことになる。

(3) kBT/ek_{\mathrm B} T/e が 300/77300/77 分の1になるので、Ssw=76.7×77/300=19.7 mVS_{\mathrm{sw}}=76.7\times77/300=19.7\,\mathrm{mV} である。SswS_{\mathrm{sw}} は温度に比例するので、冷やせば同じ切り替えをより小さな電圧で行うことができる。室温で 59.5 mV59.5\,\mathrm{mV} を下回るには、電子の数を Fermi 分布の裾以外の仕組みで切り替える必要がある。

木下の勉強ステータス

木下はまだこの記事を勉強していません。

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