この章のまとめと試験での出方
AI 生成・木下が未勉強
実験計画法 第1章 §1.4
この章では、実験計画法の計画の側の原則と、解析の側で使う検定と推定の道具を整えた。Fisher の3原則のうち、反復は誤差分散を推定可能にし、平均の分散を に下げる。無作為化は、実験の枠に固有の未知の影響 について、無作為に選んだ枠の平均が全体の平均を期待値にもつこと(補題 1.2)から、処理の差の推定から偏りを取り除き、その代わりに分散 (1.4) を加える。局所管理は、ブロックの中で処理を比べることで、ブロック間の変動 を差の分散から消す(命題 1.3)。
解析の側では、正規標本の標本平均と偏差平方和が独立で となることを使った(定理 1.5)。ここから、母平均の 検定と区間推定、母分散のカイ二乗検定と区間推定 (1.5) が導かれる。2水準の1元配置では が成り立ち、2つの検定は同じ判定をする(定理 1.6)。この一致が、分散分析を多群の 検定として読む根拠である。
資格試験の応用(理工学)の科目は、90分で5問から3問を選ぶ記述式で、途中の過程にも点が与えられる。この章の内容が問われるのは、実験計画法の大問の最初の小問としてであることが多い。典型的な連鎖は次のようになる。
- 実験の状況(日をまたぐ、原料のロットが変わる、装置の温まりがある)を読み、Fisher の3原則のどれが必要かを説明する。
- 系統的な影響の下で、決まった順序の実験が偏りを生むことを期待値で示し、無作為化やブロックの導入でそれが消えることを示す。
- ブロックを設けた計画と完全無作為化の計画で、処理の差の分散を比べる( と )。
- 2水準の比較を 検定と分散分析の両方で行い、 を確かめて信頼区間を求める。
2025年の理工学では実験計画法そのものは出題されなかった。その年の問3(標準化した2科目の点数からの重回帰による予測)と問4(入れ子の線形モデルの最小二乗推定と射影による比較)の題材は線形モデルで、この章の正規標本の分布の結果は、その2問の検定と区間推定でもそのまま使う。
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