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適用例

2026年10月15日14分で読めますAI生成教科書『資格試験』第8章 2水準系直交配列表実験
目次
  1. 確認テスト
  2. 木下の層

AI 生成・木下が未勉強

実験計画法 第8章 §8.4 ★★★ 分散分析表の作成からプーリング、交互作用を含む最適条件の推定と区間推定までを1つの数値例で通す

ある樹脂部品の引張強度(大きいほど良い)を高めるため、次の2水準の因子を取り上げた。

  • AA:成形温度、BB:保圧。
  • CC:冷却時間、DD:添加剤の種類。

技術的な見込みから、交互作用 A×B, A×CA\times B,\ A\times C は存在しうるが、ほかの2因子交互作用は無視できると考えた。

主効果4つと交互作用2つで自由度は6なので、L8L_8 を使う。図 8.1 の三角形型の線点図に A=[1], B=[2], C=[4]A=[1],\ B=[2],\ C=[4] を置く。すると A×B=[3], A×C=[5]A\times B=[3],\ A\times C=[5] となる。

4つ目の因子は、残った列[6]・[7]のどちらかに置く。列[6]には無視した B×CB\times C が入る。

ここでは D=[6]D=[6] とし、誤差を列[7]とした。4つ目の因子と B×CB\times C は交絡するが、この交互作用は無いと仮定している。実験の順序は無作為化して、表 8.2 のデータを得た(単位は MPa の自作の数値)。

表 8.2 割り付けとデータ
AABBA×BA\times BCCA×CA\times CDDee
実験 No.[1][2][3][4][5][6][7]xx
1111111134
2111222238
3122112231
4122221138
5212121239
6212212144
7221122147
8221211249

例題 8.4 分散分析表の作成とプーリング ★★★

オリジナル表 8.2 のデータについて、

  1. CTCT、STS_T と7本の列平方和を求めよ。
  2. 誤差を列[7]だけとした分散分析表を作れ(F1,1(0.05)=161.4F_{1,1}(0.05)=161.4)。
  3. F0<2F_0<2 の要因をプーリングして分散分析表を作り直し、有意水準5%と1%で判定せよ(F1,3(0.05)=10.13, F1,3(0.01)=34.12F_{1,3}(0.05)=10.13,\ F_{1,3}(0.01)=34.12)。
解答

(1) T=320T=320、CT=3202/8=12800CT=320^2/8=12800。∑xr2=1156+1444+961+1444+1521+1936+2209+2401=13072\sum x_r^2=1156+1444+961+1444+1521+1936+2209+2401=13072 なので ST=13072−12800=272S_T=13072-12800=272。列ごとの和と列平方和は次のとおりである。

列[1][2][3][4][5][6][7]
Tk1T_{k1}141155168151158160163
Tk2T_{k2}179165152169162160157
S[k]S_{[k]}180.512.532.040.52.004.5

たとえば列[1]は T11=34+38+31+38=141T_{11}=34+38+31+38=141、S[1]=(141−179)2/8=1444/8=180.5S_{[1]}=(141-179)^2/8=1444/8=180.5。列[5]は、表 8.1 の水準1が No. 1,3,6,8 なので

T51=34+31+44+49=158,T52=38+38+39+47=162,S[5]=(158−162)28=2.0T_{51}=34+31+44+49=158,\qquad T_{52}=38+38+39+47=162,\qquad S_{[5]}=\frac{(158-162)^2}{8}=2.0

である。合計は 180.5+12.5+32.0+40.5+2.0+0+4.5=272=ST180.5+12.5+32.0+40.5+2.0+0+4.5=272=S_T で一致する。

(2) 誤差は列[7]で、Se=4.5, ϕe=1, Ve=4.5S_e=4.5,\ \phi_e=1,\ V_e=4.5 である。

要因SSϕ\phiVVF0F_0
AA180.51180.540.11
BB12.5112.52.78
A×BA\times B32.0132.07.11
CC40.5140.59.00
A×CA\times C2.012.00.44
DD0100.00
ee4.514.5
計272.07

F1,1(0.05)=161.4F_{1,1}(0.05)=161.4 なので、この段階ではどの要因も有意にならない。誤差の自由度が1しかないためである。

(3) F0<2F_0<2 の2要因(A×CA\times C と4つ目の因子)を誤差にプールすると

Se′=4.5+2.0+0=6.5,ϕe′=3,Ve′=6.5/3=2.167S_e'=4.5+2.0+0=6.5,\qquad\phi_e'=3,\qquad V_e'=6.5/3=2.167

となる。

要因SSϕ\phiVVF0F_0判定
AA180.51180.583.311%で有意
BB12.5112.55.77有意でない
A×BA\times B32.0132.014.775%で有意
CC40.5140.518.695%で有意
e′e'6.532.167
計272.07

保圧の主効果は有意でないが、交互作用 A×BA\times B が有意なので残す(プーリングしない)。

交互作用 A×BA\times B が有意なので、この2因子の最適水準は2元表の平均で決める。各組合せは2回ずつ実験されていて、平均は次のとおりである。

xˉA1B1=(34+38)/2=36.0,xˉA1B2=(31+38)/2=34.5,xˉA2B1=(39+44)/2=41.5,xˉA2B2=(47+49)/2=48.0\begin{aligned}\bar x_{A_1B_1}&=(34+38)/2=36.0,&\bar x_{A_1B_2}&=(31+38)/2=34.5,\\ \bar x_{A_2B_1}&=(39+44)/2=41.5,&\bar x_{A_2B_2}&=(47+49)/2=48.0\end{aligned}

図 8.2 のように、A1A_1 では保圧の水準による差が小さい。一方 A2A_2 では B2B_2 のほうがはっきり大きい。2本の線が平行でないことが交互作用である。

図

図 8.2 適用例の A×BA\times B の2元表の平均。実線=B1B_1、破線=B2B_2

冷却時間は、平均が

xˉC1=(34+31+39+47)/4=37.75,xˉC2=(38+38+44+49)/4=42.25\bar x_{C_1}=(34+31+39+47)/4=37.75,\qquad\bar x_{C_2}=(38+38+44+49)/4=42.25

なので C2C_2 がよい。DD はプーリングしたので、技術的な都合(費用など)で決めてよい。

例題 8.5 最適条件での母平均の推定 ★★★

オリジナル例題 8.4 の結果を使う(要因 A,B,A×B,CA,B,A\times B,C が残り、誤差は Ve=6.5/3, ϕe=3V_e=6.5/3,\ \phi_e=3)。

  1. 最適条件を求め、その母平均の点推定値を求めよ。
  2. 有効反復数を伊奈の式と田口の式で求めよ。
  3. 母平均の95%信頼区間と、最適条件で新たに1回実験したときの値の95%予測区間を求めよ(t3(0.025)=3.182t_3(0.025)=3.182)。
解答

(1) 2元表の平均が最大の A2B2A_2B_2 に、冷却時間の良い水準を組み合わせた A2B2C2A_2B_2C_2 が最適条件である。

μ^(A2B2C2)=xˉA2B2+xˉC2−xˉ=48.0+42.25−40.0=50.25.\hat\mu(A_2B_2C_2)=\bar x_{A_2B_2}+\bar x_{C_2}-\bar x=48.0+42.25-40.0=50.25 .

(2) 伊奈の式:1ne=12+14−18=58\frac1{n_e}=\frac12+\frac14-\frac18=\frac58、ne=1.6n_e=1.6。田口の式:推定に用いた要因 A,B,A×B,CA,B,A\times B,C の自由度の和は4なので ne=8/(1+4)=1.6n_e=8/(1+4)=1.6。

(3) 信頼区間と予測区間の半幅を順に計算する。

信頼区間: Ve/ne=2.1667/1.6=1.1637,半幅=3.182×1.1637=3.703,予測区間: Ve(1+1/ne)=2.1667×1.625=1.8764,半幅=3.182×1.8764=5.971\begin{aligned}\text{信頼区間:}&\ \sqrt{V_e/n_e}=\sqrt{2.1667/1.6}=1.1637,&\text{半幅}&=3.182\times1.1637=3.703,\\ \text{予測区間:}&\ \sqrt{V_e(1+1/n_e)}=\sqrt{2.1667\times1.625}=1.8764,&\text{半幅}&=3.182\times1.8764=5.971\end{aligned}

信頼区間は 50.25±3.7050.25\pm3.70、すなわち [46.55, 53.95][46.55,\ 53.95] である。予測区間は 50.25±5.9750.25\pm5.97、すなわち [44.28, 56.22][44.28,\ 56.22] である。

点推定値が観測値の最大を超えること

最適条件 A2B2C2A_2B_2C_2 は実験 No. 8 で実際に試していて、観測値は49である。点推定値50.25はこれより大きい。推定値は No. 8 の1個のデータでなく、A2B2A_2B_2 の2個と C2C_2 の4個の情報を構造式に沿って合わせたものなので、観測値と一致しなくてよい。

確認テスト

オリジナル

  1. 8.4-1 適用例で、最適条件 A2B2C2A_2B_2C_2 と現行条件 A1B1C1A_1B_1C_1 の母平均の差の点推定値を求めよ。その推定量の分散が 32σ2\frac32\sigma^2 であることを示し、95%信頼区間を求めよ。
  2. 8.4-2 適用例で交互作用を無視し、主効果 A,B,CA,B,C だけで最適条件の母平均を推定したとする。点推定値と nen_e はいくつになるか。例題 8.5 と比べて何が違うかを述べよ。
  3. 8.4-3 適用例の割り付けで、D=[6]D=[6] と同じ列に入る2因子交互作用を挙げよ。また、B×CB\times C も存在しうると考え直したとする。L8L_8 のまま、4因子と次の交互作用を割り付けると何が起こるかを述べよ。

A×B,A×C,B×CA\times B,\quad A\times C,\quad B\times C 4. 8.4-4 適用例のデータについて、2元表から求めた平方和

SAB=∑i,jTAiBj22−CTS_{AB}=\sum_{i,j}\frac{T_{A_iB_j}^2}{2}-CT

を計算し、SAB=SA+SB+SA×BS_{AB}=S_A+S_B+S_{A\times B} を確かめよ。

木下の勉強ステータス

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