実験計画法 第8章 §8.6
- 8.1-1 16行15列。各列の水準1と水準2はそれぞれ8回、任意の2列で各組は 16/4=4 回現れる。列平方和の自由度の合計は 15=16−1 で、総平方和の自由度に等しい。
- 8.1-2 水準1と水準2のデータ数はともに4なので、1元配置の要因平方和は
S=4Tk12+4Tk22−8(Tk1+Tk2)2=82Tk12+2Tk22−(Tk1+Tk2)2=8(Tk1−Tk2)2
である。次に平均の差を計算すると
xˉk1−xˉ8(xˉk1−xˉ)2=4Tk1−8Tk1+Tk2=8Tk1−Tk2,=8⋅64(Tk1−Tk2)2=8(Tk1−Tk2)2=S[k]
となる。3. 8.1-3 総和と平方和は次のとおりである。
T=56,CT=562/8=392,ST=36,∑x2=25+49+36+16+81+121+64+36=428
列ごとの和と列平方和は次のとおりである。
| 列 | [1] | [2] | [3] | [4] | [5] | [6] | [7] |
| Tk1 | 22 | 32 | 26 | 28 | 28 | 24 | 28 |
| Tk2 | 34 | 24 | 30 | 28 | 28 | 32 | 28 |
| S[k] | 18 | 8 | 2 | 0 | 0 | 8 | 0 |
たとえば S[1]=(22−34)2/8=144/8=18 である。和は 18+8+2+8=36=ST で一致する。4. 8.1-4 命題 8.3 の証明の記号を使う。直交性から 4n11−N=0、すなわち n11=N/4 である。n11+n12=N/2 から n12=N/2−N/4=N/4 を得る。5. 8.1-5 符号を並べると次のとおりである。
列[1]:成分ごとの積: (+,+,+,+,−,−,−,−),列[2]: (+,+,−,−,+,+,−,−), (+,+,−,−,−,−,+,+)
これは列[3]の水準 (1,1,2,2,2,2,1,1) の符号に等しい。
列[3]の水準が列[1]・[2]の水準から決まるので、3列の組は列[1]・[2]の組4種類と同じ数しか現れない。各4種類は列[1]・[2]の直交性から2回ずつ現れる。6. 8.2-1 (a) 1⊕4=5 で列[5](成分記号 a⋅c=ac)。 (b) 列[3]の成分記号は、3=1+2 より ab である。列[12]は、12=4+8 より cd である。積は abcd で列[15]。排他的論理和でも 0011⊕1100=1111 で15になる。7. 8.2-2 三角形型の線点図で A=[1], B=[2], C=[4] とすると、A×B=[3], A×C=[5] となる。残りの列[6]・[7]の一方に4つ目の因子を置く。たとえば D=[7] とすると誤差は列[6]である。列[6]には B×C と A×D が入る(どちらも排他的論理和が6)。どちらも無視できると仮定しているので、割り付けとして成り立つ。(D=[6]、誤差を列[7]としてもよい。その場合は B×C が4つ目の因子と交絡する。誤差の列[7]には A×D(1⊕6=7)が入る。)8. 8.2-3 例として、基本列に A=[1], B=[2], C=[4], D=[8] を置く。求める交互作用の列は
A×B=[3],A×C=[5],B×C=[6],A×D=[9]
である。残りの因子を F=[15], G=[7] とすると、主効果と求める交互作用は列 1,2,3,4,5,6,7,8,9,15 で互いに異なる。
誤差の列は [10],[11],[12],[13],[14] で、誤差の自由度は5である。列[7]の成分記号は abc なので、そこに置いた因子は3因子交互作用 A×B×C と交絡する。F×A や G×A などの要求しなかった交互作用はほかの列に入るが、それらは無視できると仮定している。9. 8.2-4 4つ目の因子の列[7]の成分記号は abc なので、D=ABC である。両辺に同じ因子を掛けると、D2=I より I=ABCD を得る。
任意の効果 X と X⋅ABCD は同じ列に入る。別名を計算すると
AB⋅ABCD=CD,AC⋅ABCD=BD,AD⋅ABCD=BC
である。したがって2つずつの組は次の列に入る。
- 列[3]:A×B, C×D。
- 列[5]:A×C, B×D。
- 列[6]:A×D, B×C。
- 8.2-5 主効果5つで自由度5、誤差の自由度は 7−5=2 である。2因子交互作用が存在すると、それが現れる列によって次のことが起こる。
- 誤差の列なら、Ve が大きくなって検出力が下がる。
- 因子の列なら、主効果と交絡してその推定に偏りが生じる。
- 8.3-1 構造式を代入すると
Tk1−Tk2=uk⊤x=μuk⊤1+l∑βluk⊤ul+uk⊤ε=8a1+uk⊤ε
となる。誤差の項は uk⊤ε∼N(0,8σ2) なので
E[(Tk1−Tk2)2]=64a12+8σ2,E(SA)=8E[(Tk1−Tk2)2]=σ2+8a12
である。12. 8.3-2 推定式は μ^(A2B1C2)=xˉA2+xˉB1+xˉC2−2xˉ である。伊奈の式は 41+41+41−82=21 で、ne=2。田口の式でも 8/(1+3)=2。13. 8.3-3 最初は Ve=12.0/10=1.2 で、各要因の F0 は次のとおりである。
| 要因 | A | B | C | D | A×B |
| F0 | 43.33 | 25.00 | 1.75 | 0.75 | 15.00 |
F0<2 の2要因をプールすると Se′=12.0+2.1+0.9=15.0, ϕe′=12, Ve′=1.25 となる。作り直した F0 は
F0(A)=52.0/1.25=41.6,F0(B)=30.0/1.25=24.0,F0(A×B)=18.0/1.25=14.4
で、いずれも 9.33 を超えるので1%で有意である。14. 8.3-4 L8 で水準 Ai の4個のデータには、もう一方の因子の2水準が2回ずつ入る。よって
E(xˉAi)=μ+ai+21j∑(ab)ij=μ+ai(∑j(ab)ij=0)
である。同様に E(xˉBj)=μ+bj, E(xˉ)=μ である。したがって
E(xˉAi+xˉBj−xˉ)=μ+ai+bj
となる。真の母平均 μ+ai+bj+(ab)ij との差(偏り)は −(ab)ij である。15. 8.4-1 点推定値は
(xˉA2B2+xˉC2−xˉ)−(xˉA1B1+xˉC1−xˉ)=(48.0−36.0)+(42.25−37.75)=16.5
である。推定量は、次の2つの差の和である。
D1=xˉA2B2−xˉA1B1,D2=xˉC2−xˉC1
分散と共分散を順に求める。
- D1 は互いに素な2個ずつの平均の差で、V[D1]=σ2/2+σ2/2=σ2。
- D2 は4個ずつの平均の差で、V[D2]=σ2/4+σ2/4=σ2/2。
- 共分散:A2B2 の2個(No. 7,8)は、冷却時間の2水準が1個ずつである。A1B1 の2個(No. 1,2)も1個ずつである。よって
Cov(xˉA2B2,xˉC2−xˉC1)=21⋅41(σ2−σ2)=0
で、同様に xˉA1B1 との共分散も0。
よって V[D1+D2]=23σ2 である。95%信頼区間は
16.5±3.1821.5×2.1667=16.5±3.182×1.8028=16.5±5.74
すなわち [10.76, 22.24] である。16. 8.4-2 各平均は
xˉA2=(39+44+47+49)/4=44.75,xˉB2=(31+38+47+49)/4=41.25,xˉC2=42.25
である。よって μ^=44.75+41.25+42.25−2×40=48.25、ne=8/(1+3)=2 となる。これは例題 8.5 の 50.25 より 2.0 小さい。
差は、交互作用の推定値 β^A×Bu=(168−152)/8=2.0 を足していないことによる(A2B2 では列[3]の水準が1なので符号は正)。有意な交互作用を落としたため偏りが生じ、ne が大きくなって区間は見かけ上狭くなる。17. 8.4-3 列[6]に置いた因子と同じ列に入る2因子交互作用は、B×C(2⊕4=6)だけである。排他的論理和が6になる組は、因子の列 1,2,4,6 の中では {2,4} しかない。
B×C も見たいとすると、主効果3つと交互作用3つで6列([1]〜[6])を使う。4つ目の因子には列[7]しか残らない。そのとき誤差の列が無くなる。さらに次の交互作用が、求める交互作用と交絡する。
A×D=[6],B×D=[5],C×D=[3]
したがって L8 のままでは、B×C を求めるなら誤差の列を諦めることになる。誤差の自由度を確保するには、L16 に移る必要がある。18. 8.4-4 2元表の和は TA1B1=72, TA1B2=69, TA2B1=83, TA2B2=96 である。よって
∑2T2=25184+4761+6889+9216=13025,SAB=13025−12800=225
である。SA+SB+SA×B=180.5+12.5+32.0=225 で一致する。
AI(Claude)が書いた教材を、木下が勉強しながら公開しています。式と数値は検算していますが、誤りが残っているかもしれません。誤りのご指摘・削除のご依頼をいただければ直します。 連絡先:support@tecktom.com