tecktom.com

量子ビットと Bloch 球:共通例題②

2026年10月17日15分で読めますAI生成教科書『虎の巻』第9部 第4章 一般確率論:状態空間の形で古典ビット・量子ビット・PR 箱を比べる
目次
  1. 状態空間と効果
  2. 可逆な変換は球の回転
  3. 共通例題②:Rabi 振動は球の回転
  4. 緩和は球の縮小:正値性から
  5. 木下の層

AI 生成・木下が未勉強

量子力学の様々な構成方法 第9部 第4章 §9.4.3 ★★★ 量子ビットの状態空間(球)と効果(2重の円錐)を求め、共通例題②の Rabi 振動を球の回転、緩和を球の縮小として解く。正値性だけから T2≤2T1T_2\le2T_1 を出す

状態空間と効果

量子ビットの密度行列は Bloch ベクトル r=Tr⁡(ρ^σ)\bm{r}=\operatorname{Tr}(\hat\rho\bm{\sigma}) を使って ρ^=12(1^+r⋅σ)\hat\rho=\frac12(\hat 1+\bm{r}\cdot\bm{\sigma}) と書ける(第4部第1章)。その固有値は 12(1±∣r∣)\frac12(1\pm\lvert \bm{r}\rvert ) なので、ρ^≥0\hat\rho\ge0 は ∣r∣≤1\lvert \bm{r}\rvert \le1 と同じである。一般確率論の言葉では、量子ビットの状態空間は R3\mathbb{R}^3 の単位球 {r:∣r∣≤1}\{\bm{r}:\lvert \bm{r}\rvert \le1\} で、K=4K=4 である。端点は球面全体で、無数にある。

効果は r\bm{r} の affine な関数 e(r)=a+b⋅re(\bm{r})=a+\bm{b}\cdot\bm{r}(a∈Ra\in\mathbb{R}、b∈R3\bm{b}\in\mathbb{R}^3)で、値が球全体で [0,1][0,1] に入るものである。球の上の最小値と最大値は a−∣b∣a-\lvert \bm{b}\rvert と a+∣b∣a+\lvert \bm{b}\rvert(r=∓b/∣b∣\bm{r}=\mp\bm{b}/\lvert \bm{b}\rvert で達する)なので、

e(r)=a+b⋅r が効果  ⟺  ∣b∣≤a≤1−∣b∣(9.4.3)e(\bm{r})=a+\bm{b}\cdot\bm{r}\ \text{が効果}\iff \lvert \bm{b}\rvert \le a\le1-\lvert \bm{b}\rvert\tag{9.4.3}

である。(a,b)∈R4(a,\bm{b})\in\mathbb{R}^4 の中でこの集合は、頂点が (0,0)(0,\bm{0}) と (1,0)(1,\bm{0}) にある2重の円錐をなす。端点は2つの頂点と、a=12a=\frac12、∣b∣=12\lvert \bm{b}\rvert =\frac12 の球面(e(r)=12(1+n⋅r)e(\bm{r})=\frac12(1+\bm{n}\cdot\bm{r})、射影の測定の結果)である。

命題 9.4.4(量子ビットの NN ★★)

Bloch 球の一般確率論で、1回の測定で誤りなく区別できる状態は2個までである(N=2N=2)。

証明

r1,r2,r3\bm{r}_1,\bm{r}_2,\bm{r}_3 と効果 e1,e2,e3e_1,e_2,e_3 で ek(rl)=δkle_k(\bm{r}_l)=\delta_{kl} になったとする。e1=a1+b1⋅re_1=a_1+\bm{b}_1\cdot\bm{r} が r1\bm{r}_1 で 11 をとるので a1+∣b1∣≥1a_1+\lvert \bm{b}_1\rvert \ge1、(9.4.3) と合わせて a1+∣b1∣=1a_1+\lvert \bm{b}_1\rvert =1 で、b1≠0\bm{b}_1\neq0(b1=0\bm{b}_1=0 なら e1e_1 は定数で、11 と 00 の両方はとれない)。最大値 11 をとる点は r1=b1/∣b1∣\bm{r}_1=\bm{b}_1/\lvert \bm{b}_1\rvert だけである。同じように e1e_1 が r2\bm{r}_2 と r3\bm{r}_3 で 00 をとるので a1=∣b1∣a_1=\lvert \bm{b}_1\rvert で、最小値 00 をとる点は −b1/∣b1∣-\bm{b}_1/\lvert \bm{b}_1\rvert だけである。すると r2=r3\bm{r}_2=\bm{r}_3 となり、e2(r2)=1e_2(\bm{r}_2)=1 と e2(r3)=0e_2(\bm{r}_3)=0 が両立しない。

可逆な変換は球の回転

可逆な変換は、球を球へ写す affine な全単射である。このような写像は球の中心を中心へ写す(中心は球の重心で、affine な全単射は重心を重心へ写す)ので線型で、単位球を単位球へ写す線型写像は直交行列である。したがって Bloch 球の一般確率論の可逆な変換は直交群 O(3)O(3) の元である。量子力学のユニタリ変換 ρ^↦U^ρ^U^†\hat\rho\mapsto\hat U\hat\rho\hat U^\dagger は、このうち行列式 +1+1 の回転 SO(3)SO(3) に当たる。行列式 −1-1 の反転(例えば r↦(rx,−ry,rz)\bm{r}\mapsto(r_x,-r_y,r_z)、すなわち転置 ρ^↦ρ^T\hat\rho\mapsto\hat\rho^{\mathsf T})は1つの量子ビットの状態空間を状態空間へ写すが、もつれた相手がいると正値性を壊すので、物理的な変換から除かれる。回転の群は連結なので、どの純粋な状態からどの純粋な状態へも、純粋な状態のまま連続に移ることができる。古典の単体の可逆な変換は頂点の置換だけで、連続には移れない。この違いが 第9部第5章 で連続な可逆変換の公理として回収される。

共通例題②:Rabi 振動は球の回転

共通例題②のハミルトニアン H^=−ℏΔ2σz−ℏΩ2σx\hat H=-\frac{\hbar\Delta}{2}\sigma_z-\frac{\hbar\Omega}{2}\sigma_x を H^=ℏ2h⋅σ\hat H=\frac\hbar2\bm{h}\cdot\bm{\sigma}、h=(−Ω,0,−Δ)\bm{h}=(-\Omega,0,-\Delta) と書く。von Neumann 方程式 iℏ dρ^/dt=[H^,ρ^]\mathrm{i}\hbar\,\mathrm{d}\hat\rho/\mathrm{d} t=[\hat H,\hat\rho] に ρ^=12(1^+r⋅σ)\hat\rho=\frac12(\hat 1+\bm{r}\cdot\bm{\sigma}) を入れ、[h⋅σ,r⋅σ]=2i(h×r)⋅σ[\bm{h}\cdot\bm{\sigma},\bm{r}\cdot\bm{\sigma}]=2\mathrm{i}(\bm{h}\times\bm{r})\cdot\bm{\sigma} を使うと

drdt=h×r(9.4.4)\frac{\mathrm{d} \bm{r}}{\mathrm{d} t}=\bm{h}\times\bm{r}\tag{9.4.4}

となる。Bloch ベクトルは −h-\bm{h} の向き、すなわち n=(Ω,0,Δ)/Ω′\bm{n}=(\Omega,0,\Delta)/\Omega' の軸のまわりを角速度 Ω′=Ω2+Δ2\Omega'=\sqrt{\Omega^2+\Delta^2} で回る。時間発展は球の回転の1径数群で、上の小節の SO(3)SO(3) の中の連続な道である。∣g⟩| g \rangle(r(0)=(0,0,−1)\bm{r}(0)=(0,0,-1))から始めると、(9.4.4) の解は

rx=−2ΔΩΩ′2sin⁡2Ω′t2,ry=−ΩΩ′sin⁡Ω′t,rz=−1+2(ΩΩ′)2sin⁡2Ω′t2(9.4.5)r_x=-\frac{2\Delta\Omega}{\Omega'^2}\sin^2\frac{\Omega't}{2},\qquad r_y=-\frac{\Omega}{\Omega'}\sin\Omega't,\qquad r_z=-1+2\Bigl(\frac{\Omega}{\Omega'}\Bigr)^2\sin^2\frac{\Omega't}{2}\tag{9.4.5}

である(第9部第2章 で求めた形と同じ。微分して (9.4.4) を満たすことと、t=0t=0 の値を検算で確かめた)。回転なので ∣r∣=1\lvert \bm{r}\rvert =1 と、軸への射影 r⋅n=−Δ/Ω′\bm{r}\cdot\bm{n}=-\Delta/\Omega' が保たれる。励起状態 ∣e⟩| e \rangle を見つける測定の効果は、(9.4.3) で a=12a=\frac12、b=12ez\bm{b}=\frac12\bm{e}_z とした eex(r)=12(1+rz)e_{\mathrm{ex}}(\bm{r})=\frac12(1+r_z) である。これを (9.4.5) に当てると

Pe(t)=eex(r(t))=(ΩΩ′)2sin⁡2Ω′t2(9.4.6)P_e(t)=e_{\mathrm{ex}}\bigl(\bm{r}(t)\bigr)=\Bigl(\frac{\Omega}{\Omega'}\Bigr)^2\sin^2\frac{\Omega't}{2}\tag{9.4.6}

となり、共通例題②の正答と同じ形が出る。一般確率論の言葉では、Rabi 振動は「状態空間の点が回転で動き、固定した affine な関数の値を読む」ことである。

例題 9.4.3 共通例題②:離調があるときの Rabi の軌道 ★★★

オリジナルΔ=Ω\Delta=\Omega とする。

  1. (1) 回転軸 n\bm{n} と、軌道が乗る平面 r⋅n=一定\bm{r}\cdot\bm{n}=\text{一定} の値を求めよ。
  2. (2) Ω′t=π\Omega't=\pi での r\bm{r} と PeP_e を求め、(1) の平面に乗っていることを確かめよ。
  3. (3) PeP_e の最大値が 12\frac12 に止まる理由を、状態空間の幾何で説明せよ。
解答

(1) Ω′=2 Ω\Omega'=\sqrt2\,\Omega、n=(1,0,1)/2\bm{n}=(1,0,1)/\sqrt2。r⋅n\bm{r}\cdot\bm{n} は保たれ、t=0t=0 の値 (0,0,−1)⋅n=−12(0,0,-1)\cdot\bm{n}=-\frac{1}{\sqrt2} のままである。

(2) sin⁡2π2=1\sin^2\frac\pi2=1、sin⁡π=0\sin\pi=0、2ΔΩ/Ω′2=12\Delta\Omega/\Omega'^2=1、(Ω/Ω′)2=12(\Omega/\Omega')^2=\frac12 を (9.4.5) に入れて r=(−1,0,0)\bm{r}=(-1,0,0)。Pe=12(1+0)=12P_e=\frac12(1+0)=\frac12。(−1,0,0)⋅n=−12(-1,0,0)\cdot\bm{n}=-\frac{1}{\sqrt2} で (1) の平面に乗る。

(3) 軌道は球面と平面 r⋅n=−12\bm{r}\cdot\bm{n}=-\frac{1}{\sqrt2} の交わり(小円)である。Pe=12(1+rz)P_e=\frac12(1+r_z) は rzr_z の大きい点ほど大きいので、小円の上で rzr_z が最大になる点が最大値を与える。小円の中心は −12n=(−12,0,−12)-\frac{1}{\sqrt2}\bm{n}=(-\frac12,0,-\frac12)、半径は 1−12=12\sqrt{1-\frac12}=\frac{1}{\sqrt2} で、小円の面内で zz 方向に最も伸びる向きは (−1,0,1)/2(-1,0,1)/\sqrt2 の向きである。その点の rzr_z は −12+12⋅12=0-\frac12+\frac{1}{\sqrt2}\cdot\frac{1}{\sqrt2}=0 なので、PeP_e の最大値は 12\frac12。北極 (0,0,1)(0,0,1) は軌道の平面に乗らないので、離調があると完全な反転は起きない。

緩和は球の縮小:正値性から T2≤2T1T_2\le2T_1

次に共通例題②に緩和を入れる。Lindblad 方程式で L^=Γ σ−\hat L=\sqrt\Gamma\,\sigma_-(自然放出)と L^ϕ=γϕ/2 σz\hat L_\phi=\sqrt{\gamma_\phi/2}\,\sigma_z(純粋な位相緩和)を入れると、駆動のないときの Bloch 方程式は

drxdt=−rxT2,drydt=−ryT2,drzdt=−rz+1T1,1T1=Γ,1T2=Γ2+γϕ(9.4.7)\frac{\mathrm{d} r_x}{\mathrm{d} t}=-\frac{r_x}{T_2},\quad \frac{\mathrm{d} r_y}{\mathrm{d} t}=-\frac{r_y}{T_2},\quad \frac{\mathrm{d} r_z}{\mathrm{d} t}=-\frac{r_z+1}{T_1},\qquad \frac1{T_1}=\Gamma,\quad \frac1{T_2}=\frac\Gamma2+\gamma_\phi\tag{9.4.7}

となる(γϕ=1/Tϕ\gamma_\phi=1/T_\phi。Lindblad 方程式の導出は 第4部第5章)。時刻 tt までの発展は affine な写像

Φt(r)=(λrx, λry, −1+μ(rz+1)),λ=e−t/T2,μ=e−t/T1(9.4.8)\Phi_t(\bm{r})=\bigl(\lambda r_x,\ \lambda r_y,\ -1+\mu(r_z+1)\bigr),\qquad \lambda=\mathrm{e}^{-t/T_2},\quad \mu=\mathrm{e}^{-t/T_1}\tag{9.4.8}

で、球を南極 (0,0,−1)(0,0,-1)(∣g⟩| g \rangle)に向かって縮める。

一般確率論の要請 (G4) は、変換が状態空間を状態空間の中へ写すことだけを求める。この要請を (9.4.8) に課すと、T1T_1 と T2T_2 の関係が出てくる。

命題 9.4.5(球を球へ写す条件 ★★★)

0<λ,μ<10<\lambda,\mu<1 のとき、(9.4.8) の Φt\Phi_t が単位球を単位球の中へ写すための必要十分条件は λ2≤μ\lambda^2\le\mu である。これがすべての t>0t>0 で成り立つことは T2≤2T1T_2\le2T_1 と同値である。

証明

Φt\Phi_t は affine で、ノルムは凸関数なので、球面の点で ∣Φt(r)∣≤1\lvert \Phi_t(\bm{r})\rvert \le1 を確かめれば球全体で成り立つ。球面の点を rz=zr_z=z、rx2+ry2=1−z2r_x^2+r_y^2=1-z^2 と書くと

∣Φt(r)∣2=f(z)≔λ2(1−z2)+(μz+μ−1)2,−1≤z≤1\lvert \Phi_t(\bm{r})\rvert ^2=f(z)\coloneqq\lambda^2(1-z^2)+(\mu z+\mu-1)^2,\qquad -1\le z\le1

である。f(−1)=1f(-1)=1 なので f(z)−1=(z+1)g(z)f(z)-1=(z+1)g(z) と因数分解でき、gg は1次式で g(−1)=f′(−1)=2(λ2−μ)g(-1)=f'(-1)=2(\lambda^2-\mu)、g(1)=12(f(1)−1)=12((2μ−1)2−1)=2μ(μ−1)g(1)=\frac12\bigl(f(1)-1\bigr)=\frac12\bigl((2\mu-1)^2-1\bigr)=2\mu(\mu-1) である。

必要性:λ2>μ\lambda^2>\mu なら g(−1)>0g(-1)>0 で、zz が −1-1 の少し上では f(z)>1f(z)>1 となり、像が球の外へ出る。十分性:λ2≤μ\lambda^2\le\mu なら g(−1)≤0g(-1)\le0、また 0<μ<10<\mu<1 から g(1)<0g(1)<0 で、1次式 gg は [−1,1][-1,1] で 00 以下である。z+1≥0z+1\ge0 なので f(z)≤1f(z)\le1。

λ2≤μ\lambda^2\le\mu は e−2t/T2≤e−t/T1\mathrm{e}^{-2t/T_2}\le\mathrm{e}^{-t/T_1}、すなわち 2/T2≥1/T12/T_2\ge1/T_1 で、tt によらず T2≤2T1T_2\le2T_1 と同じである。

(9.4.7) の 1/T2=1/(2T1)+1/Tϕ1/T_2=1/(2T_1)+1/T_\phi は、1/Tϕ≥01/T_\phi\ge0 である限り T2≤2T1T_2\le2T_1 を自動的に満たす。逆に、現象論として T1T_1 と T2T_2 を勝手に与えた Bloch 方程式は、T2>2T1T_2>2T_1 だと純粋な状態を球の外(負の固有値を持つ「密度行列」)へ運ぶ。命題 9.4.5 はこの制限を、完全正値性も Lindblad の形も使わず、一般確率論の (G4) だけから出した。量子ビット1つのこの族では、正値性の条件と完全正値性の条件が同じ不等式になる(検算で Choi 行列の正値性と比べて確かめた。近似の数理 第14章の GKSL の定理による T2≤2T1T_2\le2T_1 と一致する)。

図

図 9.4.2 Bloch 球の ry=0r_y=0 の断面(灰色の円)と、緩和の写像 (9.4.8) による時刻 t=T1t=T_1 での像。実線は T2=1.5 T1T_2=1.5\,T_1 の像で、球の内側に収まる。破線は T2=10 T1T_2=10\,T_1 の像で、南極の近くで球の外へ出る(像の長さの最大は 1.1391.139)。南極での楕円の曲率 μ/λ2\mu/\lambda^2 が円の曲率 11 以上であることが、命題 9.4.5 の条件 λ2≤μ\lambda^2\le\mu に当たる。

例題 9.4.4 測った T1T_1・T2T_2 が状態空間の中に収まるか ★★

オリジナルある量子ビットで T1=10 μsT_1=10\ \mu\mathrm s が測られた。

  1. (1) T2=15 μsT_2=15\ \mu\mathrm s のとき、純粋な位相緩和の時間 TϕT_\phi を求めよ。
  2. (2) 誤って T2=25 μsT_2=25\ \mu\mathrm s と報告されたとする。t=10 μst=10\ \mu\mathrm s で、像の長さ ∣Φt(r)∣\lvert \Phi_t(\bm{r})\rvert が最大になる純粋な状態 r\bm{r} と、その長さを求めよ。
  3. (3) (2) の像を密度行列に直したときの小さい方の固有値を求め、何が起きているかを述べよ。
解答

(1) 1/Tϕ=1/T2−1/(2T1)=115−120=160 μs−11/T_\phi=1/T_2-1/(2T_1)=\frac1{15}-\frac1{20}=\frac1{60}\ \mu\mathrm s^{-1} で、Tϕ=60 μsT_\phi=60\ \mu\mathrm s。T2=15≤2T1=20T_2=15\le2T_1=20 なので命題 9.4.5 の条件を満たす。

(2) μ=e−1≈0.3679\mu=\mathrm{e}^{-1}\approx0.3679、λ2=e−0.8≈0.4493>μ\lambda^2=\mathrm{e}^{-0.8}\approx0.4493>\mu。f(z)=λ2(1−z2)+(μz+μ−1)2f(z)=\lambda^2(1-z^2)+(\mu z+\mu-1)^2 は z2z^2 の係数 μ2−λ2<0\mu^2-\lambda^2<0 の2次式なので、頂点 z∗=−μ(μ−1)/(μ2−λ2)≈−0.7406z^*=-\mu(\mu-1)/(\mu^2-\lambda^2)\approx-0.7406 で最大になる。そのときの純粋な状態は r=(1−z∗2,0,z∗)≈(0.672,0,−0.741)\bm{r}=(\sqrt{1-z^{*2}},0,z^*)\approx(0.672,0,-0.741) で、像の長さは f(z∗)≈1.0105\sqrt{f(z^*)}\approx1.0105 である。

(3) 像の Bloch ベクトルの長さが 1.01051.0105 なので、固有値は 12(1±1.0105)\frac12(1\pm1.0105)、小さい方は ≈−0.0053\approx-0.0053 である。負の確率を持つ「状態」になっていて、この T2T_2 の値は Lindblad 方程式からも一般確率論からも許されない。報告値は測定か解析の誤りを含む。

近似の裏付け

型 B(極限) | 小さいもの 原子と放射場の結合 →0\to0、時間を結合の2乗で伸ばす(van Hove 極限) | 証明 条件付き(有限次元の系・無限の浴・浴の相関関数が時間について可積分。Davies 1974) | 行き先 近似の数理 第14章

木下の勉強ステータス

木下はまだこの記事を勉強していません。

AI(Claude)が書いた教材を、木下が勉強しながら公開しています。式と数値は検算していますが、誤りが残っているかもしれません。誤りのご指摘・削除のご依頼をいただければ直します。 連絡先:support@tecktom.com

← AI生成教科書『虎の巻』の記事一覧へ