統計学の復習 第3章 §3.6
- 3.1-1 7P3=7⋅6⋅5=210、7C3=3!210=35。3個の順列は、まず3個の組を選び、次にその3個を並べる(3! 通り)ことで作られるので、順列の数は組合せの数の 3! 倍になる。
- 3.1-2 文字の内訳は T が2個、O が1個、U が1個、K が2個、E が3個、I が2個、N が1個で、合計12個である。同じものを含む順列 (3.2) から
2!1!1!2!3!2!1!12!=48479001600=9979200 通り.
3. 3.1-3 円順列から (6−1)!=120 通り。A と B が隣り合う座り方は、A・B を1人とみなした5人の円順列 (5−1)!=24 通りに、その中での A・B の並び方 2 通りを掛けて48 通りである。4. 3.1-4 (a) k(kn)=k⋅k!(n−k)!n!=(k−1)!(n−k)!n!=n⋅(k−1)!{(n−1)−(k−1)}!(n−1)!=n(k−1n−1)。(b) 委員 k 人を先に選び((kn) 通り)、その中から委員長を選ぶ(k 通り)と、積の法則で k(kn) 通りである。委員長を先に n 人から選び(n 通り)、残りの委員 k−1 人を残り n−1 人から選ぶ((k−1n−1) 通り)と、n(k−1n−1) 通りである。同じものを数えているので両者は等しい。この等式は第5章で二項分布の期待値 np を導くときに使う。5. 3.1-5 (a) 第1班の4人を10人から選び((410)=210 通り)、第2班の3人を残り6人から選ぶ((36)=20 通り)と、第3班は残りの3人に決まる。210×20=4200 通り。これは 4!3!3!10! に等しい。(b) 名前の無い分け方1つから名前つきの分け方を作るには、4人の組を第1班とし、3人の2組に「第2班・第3班」の名前を付ければよい。4人の組は人数で決まるので付け方は1通りで、3人の2組への付け方は 2!=2 通りある。したがって名前つきの分け方の数は名前の無い分け方の数の2倍で、求める数は 4200/2=2100 通り。
§3.2 さまざまな事象
- 3.2-1 A={2,4,6}、B={3,6}、C={1}。A∩B={6}=∅ なので A,B は排反でない。A∩C=∅、B∩C=∅ なので、排反な組は{A,C} と {B,C} である。Ac∩Bc=(A∪B)c={2,3,4,6}c={1,5}。
- 3.2-2 ω∈(A∪B∪C)c は「ω は A,B,C のどれにも属さない」ことと同じであり、これは「ω∈/A かつ ω∈/B かつ ω∈/C」、すなわち ω∈Ac∩Bc∩Cc と同じである。左辺の要素はすべて右辺の要素で、逆も成り立つので、両辺は等しい。
- 3.2-3 4・6で割り切れる整数の集合を A4,A6 とする。#A4=⌊200/4⌋=50、#A6=⌊200/6⌋=33。4と6の両方で割り切れることは最小公倍数12で割り切れることと同じなので、#(A4∩A6)=⌊200/12⌋=16。(3.4) から #(A4∪A6)=50+33−16=67。求める個数は 200−67=133 個。
- 3.2-4 P を通る経路の集合を SP、Q を通る経路の集合を SQ とする。例題3.1 から #SP=30。Q を通る経路は O から Q まで(R 4個・U 2個)が (26)=15 通り、Q から G まで(R 1個・U 1個)が (12)=2 通りで、#SQ=30。両方を通る経路は O→P が3通り、P→Q(R 2個・U 1個)が (13)=3 通り、Q→G が2通りで、#(SP∩SQ)=18。(3.4) から #(SP∪SQ)=30+30−18=42 通り。
§3.3 確率と期待値
- 3.3-1 (a) 排反なら P(A∩B)=0 で、P(A∪B)=0.3+0.5=0.8。(b) 独立なら P(A∩B)=0.3×0.5=0.15 で、P(A∪B)=0.3+0.5−0.15=0.65。(c) ありえない。P(A)>0、P(B)>0 なので、定理3.14 から排反なら独立でない。実際、排反なら P(A∩B)=0=0.15=P(A)P(B) である。
- 3.3-2 2個のさいころを区別して、目の組 36 通りを等確率の根元事象とする。和が 7 になる組は (1,6),(2,5),…,(6,1) の6通りで、確率は 6/36=1/6。和が 10 以上になる組は、和 10 が (4,6),(5,5),(6,4) の3通り、和 11 が2通り、和 12 が1通りで合計6通りなので、確率は 6/36=1/6。
- 3.3-3 当たる回数を k とすると、反復試行の確率 (3.8) から P(k=0)=0.75=0.16807、P(k=1)=5×0.3×0.74=0.36015。余事象から、少なくとも2回当たる確率は 1−0.16807−0.36015=0.47178≈0.4718。
- 3.3-4 de Morgan の法則と余事象の公式から P(Ac∩Bc)=P((A∪B)c)=1−P(A∪B)。加法定理と独立性を使って
P(Ac∩Bc)=1−P(A)−P(B)+P(A)P(B)={1−P(A)}{1−P(B)}=P(Ac)P(Bc).
よって Ac と Bc は独立である。5. 3.3-5 (a) 賞金の期待値は
10000⋅10001+1000⋅100010+100⋅1000100+0⋅1000889=10+10+10=30 円.
(b) 1本目の賞金を X1、2本目の賞金を X2 とする。2本目だけを見ると、どのくじも2本目に来る確率は等しい(例題3.6 と同じ理由)ので、X2 の分布は X1 と同じで E[X2]=30 である。X1 と X2 は独立でないが、線形性(定理3.19)は独立を必要としないのでE[X1+X2]=30+30=60 円。
§3.4 条件付き確率とベイズの定理
- 3.4-1 P(B∣A)=0.1/0.4=0.25、P(A∣B)=0.1/0.25=0.4。P(A)P(B)=0.4×0.25=0.1=P(A∩B) なので A,B は独立である。命題3.21 のとおり、P(B∣A)=P(B)=0.25、P(A∣B)=P(A)=0.4 にもなっている。PA(B) は P(B∣A) と同じもので、添字の A(条件)が縦棒の右に移る。
- 3.4-2 全確率の公式から
P(不良)=0.5×0.01+0.3×0.02+0.2×0.04=0.005+0.006+0.008=0.019.
Bayes の定理から P(Z∣不良)=0.008/0.019=8/19≈0.421。生産割合は 20% でも、不良品の約42% が工場 Z の製品になる。3. 3.4-3 (a) 1個目が赤の確率は 5/12、そのもとで2個目が白の確率は残り11個中の白7個で 7/11、そのもとで3個目が赤の確率は残り10個中の赤4個で 4/10。乗法定理 (3.14) から 125⋅117⋅104=1320140=667。(b) 取り出す3個の組 (312)=220 通りが等確率で、赤2個・白1個の組は (25)(17)=70 通りなので、確率は 70/220=7/22。赤2個・白1個になる順序は「赤赤白」「赤白赤」「白赤赤」の3通りで、乗法定理で計算するとどれも分子が 5⋅4⋅7、分母が 12⋅11⋅10 になって等しい。よって (b) の値は (a) の値の3倍 3×7/66=7/22 である。4. 3.4-4 (P1):A∩B⊂A なので 0≤P(A∩B)≤P(A) で、0≤Q(B)≤1。(P2):Q(Ω)=P(A∩Ω)/P(A)=P(A)/P(A)=1。(P3):B,C が排反なら A∩B と A∩C も排反で、分配法則から A∩(B∪C)=(A∩B)∪(A∩C)。(P3) から
Q(B∪C)=P(A)P(A∩B)+P(A∩C)=Q(B)+Q(C).
5. 3.4-5 根元事象は(1枚目, 2枚目)の4通り HH・HT・TH・TT で等確率。A={HH,HT}、B={HH,TH}、C={HH,TT} で、いずれも確率 1/2。A∩B=A∩C=B∩C={HH} で確率は 1/4=(1/2)(1/2) なので、2つずつ独立である。しかし A∩B∩C={HH} の確率 1/4 は P(A)P(B)P(C)=1/8 と異なるので、A,B,C は独立でない。1枚目と2枚目がともに表と分かれば、表の枚数は2で偶数と決まる。
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