統計学の復習 第4章 §4.9
§4.1 確率変数と確率分布
- 4.1-1 (a) 離散型(値は 0,1,2,…)。(b) 連続型。(c) 離散型(値は 2,…,12)。(d) 連続型(測定の桁を丸める前の量として)。
- 4.1-2 表の枚数を H とすると裏は 3−H 枚なので X=H−(3−H)=2H−3。H=0,1,2,3 の確率は 81,83,83,81 なので、X=−3,−1,1,3 の確率がそれぞれ 81,83,83,81。
- 4.1-3 36通りの目の組のうち、差が d になる組を数える。d=0 は (1,1),…,(6,6) の6通り。d≥1 では大きい方が小さい方より d 大きい組が 6−d 通りあり、どちらのサイコロが大きいかで2倍して 2(6−d) 通り。よって P(Y=0)=366、P(Y=d)=362(6−d)(d=1,…,5)、すなわち366,3610,368,366,364,362。和は 3636=1。
- 4.1-4 Y=2−X で、P(Y=y)=P(X=2−y)。X の分布 41,21,41 は値 0,1,2 について左右対称なので P(X=2−y)=P(X=y)、よって分布は同じ。X=Y は X=2−X、すなわち X=1 と同じなので P(X=Y)=21、P(X=Y)=21。分布が同じでも、確率変数としては半分の確率で異なる値をとる。分布は値ごとの確率だけを記録し、2つの確率変数の値の関係は記録しない。
§4.2 離散型確率分布と確率関数
- 4.2-1 ∑x=14(5−x)=4+3+2+1=10 なので c=101。P(X≤2)=104+3=107。
- 4.2-2 ∑k≥03−k=1−1/31=23 なので c=32。P(X≥2)=1−P(X=0)−P(X=1)=1−32−92=91。
- 4.2-3 P(X が奇数)=∑m≥1(1/2)2m−1=1−1/41/2=32。P(X≥k)=∑j≥k(1/2)j=1−1/2(1/2)k=(1/2)k−1。
- 4.2-4 条件 (i) を x=2 に使うと 2c≥0、x=−1 に使うと −c≥0 なので c=0 しかありえない。しかし c=0 では総和が 0 になり条件 (ii) を満たさない。よってどの c でも確率関数にならない。
§4.3 連続型確率分布と確率密度関数
- 4.3-1 ∫−11(1−x2)dx=2−32=34 なので c=43。P(∣X∣≤21)=43∫−1/21/2(1−x2)dx=43(1−32⋅81)=43⋅1211=1611。
- 4.3-2 ∫1∞x−2dx=[−x−1]1∞=1 なので c=1。P(X>3)=∫3∞x−2dx=31。
- 4.3-3 f≥0 は明らか。∫012x1dx=[x]01=1(x→0 で被積分関数は発散するが、広義積分は収束する)。x→+0 で f(x)→∞ なので f は有界でない。P(X≤41)=[x]01/4=21。
- 4.3-4 FY(y)=P(100X≤y)=FX(y/100) を微分して fY(y)=1001fX(y/100)=1002=501(0≤y≤50)、それ以外で 0。P(0.1≤X≤0.2)=2×0.1=0.2、P(10≤Y≤20)=501×10=0.2 で一致する。密度の数値は 2 から 501 に変わるが、確率は変わらない。
§4.4 連続型確率分布と確率
- 4.4-1 (a) P(X<3)=P(X∈{1,2})=31、P(X≤3)=21。(b) P(X<1)=P(X≤1)=∫012xdx=41。離散型では P(X=3)=61>0 なので等号の有無で確率が変わるが、連続型では P(X=1)=0 なので変わらない。
- 4.4-2 ∫122e−2xdx=[−e−2x]12=e−2−e−4≈0.1353−0.0183=0.1170。
- 4.4-3 P(X>t)=1−t3 なので P(X>21)=87、P(X>41)=6463。{X>21}⊂{X>41} なので、求める確率は 63/647/8=6356=98。
- 4.4-4 集合 {1,21,31,…} は番号の付いた点 aj=1/j の集まりで、事象 {X=aj} は互いに排反である。確率の可算加法性と命題 4.5 から P(X∈{a1,a2,…})=∑jP(X=aj)=∑j0=0。
§4.5 累積分布関数
- 4.5-1 F(0)=0、F(2.999)=P(X≤2)=31、F(3.5)=P(X≤3)=21、F(6)=1。P(2<X≤5)=F(5)−F(2)=65−62=21。
- 4.5-2 f(x)=F′(x)=31e−x/3(x≥0)、x<0 で 0。P(2<X≤5)=F(5)−F(2)=e−2/3−e−5/3≈0.5134−0.1889=0.3245。中央値は 1−e−m/3=21 から m=3log2≈2.079。
- 4.5-3 Y=X2 は [0,1] の値をとる。0≤y≤1 について、X2≤y は −y≤X≤y と同じなので、密度の対称性から
FY(y)=2∫0y(1−x)dx=2(y−2y)=2y−y.
y<0 で 0、y>1 で 1。微分して fY(y)=y1−1(0<y≤1)。確かめとして ∫01(y−1/2−1)dy=2−1=1。4. 4.5-4 a<0 では aX+b≤y は X≥(y−b)/a と同じ(負の数で割ると不等号の向きが変わる)。1点の確率は 0 なのでFY(y)=1−FX(ay−b)。y で微分すると fY(y)=−a1fX(ay−b)=∣a∣1fX(ay−b)。
§4.6 確率変数の期待値
- 4.6-1 E[X]=61+2+⋯+6=27、E[2X+1]=2⋅27+1=8、E[X2]=61+4+9+16+25+36=691。
- 4.6-2 E[X]=∫0∞x⋅2e−2xdx=[−xe−2x]0∞+∫0∞e−2xdx=0+21=21。E[eX]=∫0∞ex⋅2e−2xdx=2∫0∞e−xdx=2。
- 4.6-3 ∫1Rx⋅x−2dx=logR→∞(R→∞)なので積分は収束せず、E[X] は存在しない。E[X]=∫1∞x1/2x−2dx=∫1∞x−3/2dx=[−2x−1/2]1∞=2。
- 4.6-4 P(X≥k)=∑j≥kp(j) を足し合わせ、和の順序を入れ替える(項はすべて非負なので許される)。
k=1∑∞P(X≥k)=k=1∑∞j=k∑∞p(j)=j=1∑∞k=1∑jp(j)=j=1∑∞jp(j)=E[X].
2行目の2つ目の等号は、各 j について p(j) が k=1,…,j の j 回数えられることによる。サイコロの大きい方では P(X≥k)=1−P(X≤k−1)=1−36(k−1)2 なので∑k=16(1−36(k−1)2)=6−360+1+4+9+16+25=6−3655=36161 で一致する。
§4.7 確率変数の分散
- 4.7-1 V[X]=691−(27)2=12182−147=1235。V[−3X+2]=(−3)2⋅1235=4105。
- 4.7-2 E[U]=∫01udu=21、E[U2]=∫01u2du=31 なので V[U]=31−41=121。定理 4.13 (2) から V[a+(b−a)U]=(b−a)2V[U]=12(b−a)2。
- 4.7-3 E[X]=∫016x2(1−x)dx=6(31−41)=21、E[X2]=∫016x3(1−x)dx=6(41−51)=103、V[X]=103−41=201。
- 4.7-4 任意の ε>0 について、Chebyshev の不等式から P(∣X−μ∣≥ε)≤0/ε2=0。ε=1/j(j=1,2,…)とすると、事象 {∣X−μ∣≥1/j} は j について増加し、合わせると {X=μ} になる。確率の連続性から P(X=μ)=limj→∞P(∣X−μ∣≥1/j)=0、よって P(X=μ)=1。
- 4.7-5 部分積分で E[X]=∫0∞x⋅21e−x/2dx=2、E[X2]=∫0∞x2⋅21e−x/2dx=8、V[X]=8−4=4(σ=2)。Chebyshev の上界は 4/42=41。実際には X≥0 なので ∣X−2∣≥4 は X≥6 と同じで、P(X≥6)=e−3≈0.0498。
AI(Claude)が書いた教材を、木下が勉強しながら公開しています。式と数値は検算していますが、誤りが残っているかもしれません。誤りのご指摘・削除のご依頼をいただければ直します。 連絡先:support@tecktom.com