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出てくるもの(2):AμA_\mu の4成分のうち動くのは2つ

2026年10月15日15分で読めますAI生成教科書『虎の巻』第2部 第8章 ゲージ不変性という制約
目次
  1. 正準運動量と、運動量を持たない
  2. は未定乗数、Gauss の法則は拘束
  3. 拘束がゲージ変換を生成する
  4. 自由度を数える
  5. 木下の層

AI 生成・木下が未勉強

解析力学から様々な理論分野を組み立てる 第2部 第8章 §2.8.4 ★★★ Hamilton 形式では ϕ\phi が未定乗数、Gauss の法則が拘束になり、その拘束がゲージ変換の生成子になる

正準運動量と、運動量を持たない ϕ\phi

第2部第5章の手順に従って、作用 (2.8.2) を Hamilton 形式に書き直す。円周率と区別するため、この章では場の正準運動量を Π\bm{\Pi} と書く。L=ε02(∇ϕ+∂tA)2−12μ0(∇×A)2−ρϕ+J⋅A\mathcal L=\frac{\varepsilon_0}{2}(\nabla\phi+\partial_t\bm{A})^2-\frac{1}{2\mu_0}(\nabla\times\bm{A})^2-\rho\phi+\bm{J}\cdot\bm{A} なので、

Π≔∂L∂(∂tA)=ε0(∇ϕ+∂tA)=−ε0E,Πϕ≔∂L∂(∂tϕ)=0(2.8.15)\bm{\Pi}\coloneqq\frac{\partial \mathcal L}{\partial (\partial_t\bm{A})}=\varepsilon_0(\nabla\phi+\partial_t\bm{A})=-\varepsilon_0\bm{E},\qquad \Pi_\phi\coloneqq\frac{\partial \mathcal L}{\partial (\partial_t\phi)}=0\tag{2.8.15}

である。L\mathcal L に ϕ\phi の時間微分が入っていないので、ϕ\phi の正準運動量は恒等的に 00 になる。第1部第7章の言葉では、速度から運動量への写像が逆に解けない(Hessian ∂2L/∂A˙μ∂A˙ν\partial^2\mathcal L/\partial\dot A_\mu\partial\dot A_\nu の ϕ\phi の行と列が 00)ので、Legendre 変換を ϕ\phi について作ることができない。A\bm{A} についてだけ ∂tA=Π/ε0−∇ϕ\partial_t\bm{A}=\bm{\Pi}/\varepsilon_0-\nabla\phi と解いて Legendre 変換すると、Hamiltonian 密度は

H=Π⋅∂tA−L=Π22ε0+(∇×A)22μ0−Π⋅∇ϕ+ρϕ−J⋅A(2.8.16)\mathcal H=\bm{\Pi}\cdot\partial_t\bm{A}-\mathcal L=\frac{\bm{\Pi}^2}{2\varepsilon_0}+\frac{(\nabla\times\bm{A})^2}{2\mu_0}-\bm{\Pi}\cdot\nabla\phi+\rho\phi-\bm{J}\cdot\bm{A}\tag{2.8.16}

になる。−Π⋅∇ϕ-\bm{\Pi}\cdot\nabla\phi を部分積分し(場は遠方で 00 とする)、全空間で積分すると

H=∫(Π22ε0+(∇×A)22μ0−J⋅A)d3x+∫ϕ (∇⋅Π+ρ)d3x(2.8.17)H=\int\Bigl(\frac{\bm{\Pi}^2}{2\varepsilon_0}+\frac{(\nabla\times\bm{A})^2}{2\mu_0}-\bm{J}\cdot\bm{A}\Bigr)\mathrm{d}^3x+\int\phi\,\bigl(\nabla\cdot\bm{\Pi}+\rho\bigr)\mathrm{d}^3x\tag{2.8.17}

を得る。最初の2項は ε02E2+12μ0B2\frac{\varepsilon_0}{2}\bm{E}^2+\frac{1}{2\mu_0}\bm{B}^2 で、電磁場のエネルギー密度である。

ϕ\phi は未定乗数、Gauss の法則は拘束

式 (2.8.17) で ϕ\phi は1次でしか現れず、その係数が ∇⋅Π+ρ\nabla\cdot\bm{\Pi}+\rho である。この形は第1部第6章の未定乗数の項 λ g(q)\lambda\,g(q) と同じで、ϕ\phi について変分すると

∇⋅Π+ρ=0⟺ε0∇⋅E=ρ(2.8.18)\nabla\cdot\bm{\Pi}+\rho=0\qquad\Longleftrightarrow\qquad \varepsilon_0\nabla\cdot\bm{E}=\rho\tag{2.8.18}

を得る。Gauss の法則が、時間発展の方程式でなく各時刻の Π\bm{\Pi} が満たすべき拘束として現れた。同じことは Πϕ=0\Pi_\phi=0 が時間がたっても保たれる条件からも出る。ϕ\phi の Hamilton 方程式は ∂tΠϕ=−δH/δϕ=−(∇⋅Π+ρ)\partial_t\Pi_\phi=-\delta H/\delta\phi=-(\nabla\cdot\bm{\Pi}+\rho) なので、Πϕ=0\Pi_\phi=0 を保つには式 (2.8.18) が要る。拘束のある系の Hamilton 形式を一般に整理したのは Dirac である1P. A. M. Dirac (1950), Canadian Journal of Mathematics 2, 129–148(題は Generalized Hamiltonian dynamics)。Lagrangian から直接出る拘束(ここでは Πϕ=0\Pi_\phi=0)を第1種(primary)、それを時間がたっても保つ条件として出る拘束(ここでは Gauss の法則)を第2種(secondary)と呼ぶ。下の脚注へ。

残りの Hamilton 方程式は

∂A∂t=δHδΠ=Πε0−∇ϕ,∂Π∂t=−δHδA=−1μ0∇×(∇×A)+J\frac{\partial \bm{A}}{\partial t}=\frac{\delta H}{\delta\bm{\Pi}}=\frac{\bm{\Pi}}{\varepsilon_0}-\nabla\phi,\qquad \frac{\partial \bm{\Pi}}{\partial t}=-\frac{\delta H}{\delta\bm{A}}=-\frac{1}{\mu_0}\nabla\times(\nabla\times\bm{A})+\bm{J}

で、1本目は E=−∇ϕ−∂tA\bm{E}=-\nabla\phi-\partial_t\bm{A} の定義、2本目は Π=−ε0E\bm{\Pi}=-\varepsilon_0\bm{E} を入れると Ampère–Maxwell の法則になる。ϕ\phi の時間発展を決める式はどこにも無い。ϕ\phi は解くべき変数でなく、時間発展の式に入る係数を自分で選ぶ量になっている。

拘束がゲージ変換を生成する

場の Poisson 括弧を、第1部第11章の和 ∑i\sum_i を空間の積分に置き換えて

{F,G}=∫∑i=13(δFδAi(x)δGδΠi(x)−δFδΠi(x)δGδAi(x))d3x,{Ai(x),Πj(x′)}=δij δ(3)(x−x′)(2.8.19)\{F,G\}=\int\sum_{i=1}^3\Bigl(\frac{\delta F}{\delta A_i(\bm{x})}\frac{\delta G}{\delta\Pi_i(\bm{x})}-\frac{\delta F}{\delta\Pi_i(\bm{x})}\frac{\delta G}{\delta A_i(\bm{x})}\Bigr)\mathrm{d}^3x,\qquad \{A_i(\bm{x}),\Pi_j(\bm{x}')\}=\delta_{ij}\,\delta^{(3)}(\bm{x}-\bm{x}')\tag{2.8.19}

と定める(AiA_i はここでは A\bm{A} の成分 AiA^i を指す)。時刻によらない関数 Λ(x)\Lambda(\bm{x}) で Gauss の法則の左辺を重みづけた量

G[Λ]≔−∫Λ (∇⋅Π+ρ) d3x=∫(∇Λ⋅Π−Λρ)d3x(2.8.20)G[\Lambda]\coloneqq-\int\Lambda\,(\nabla\cdot\bm{\Pi}+\rho)\,\mathrm{d}^3x=\int\bigl(\nabla\Lambda\cdot\bm{\Pi}-\Lambda\rho\bigr)\mathrm{d}^3x\tag{2.8.20}

を生成子にして、第1部第9章の無限小変換 δF=ϵ{F,G}\delta F=\epsilon\{F,G\} を作ると

δAi(x)=ϵ δGδΠi(x)=ϵ ∂iΛ(x),δΠi(x)=−ϵ δGδAi(x)=0(2.8.21)\delta A_i(\bm{x})=\epsilon\,\frac{\delta G}{\delta\Pi_i(\bm{x})}=\epsilon\,\partial_i\Lambda(\bm{x}),\qquad \delta\Pi_i(\bm{x})=-\epsilon\,\frac{\delta G}{\delta A_i(\bm{x})}=0\tag{2.8.21}

になる。これはゲージ変換 (2.8.5) の A→A+ϵ∇Λ\bm{A}\to\bm{A}+\epsilon\nabla\Lambda そのものである。Π=−ε0E\bm{\Pi}=-\varepsilon_0\bm{E} も B=∇×A\bm{B}=\nabla\times\bm{A} も変わらない。Gauss の法則という拘束が、ゲージ変換の生成子になっている。

式 (2.8.17) の最後の項は G[−ϕ]G[-\phi] に等しい。したがって ∂tA\partial_t\bm{A} の式の −∇ϕ-\nabla\phi の部分は、時刻 dt\mathrm{d} t ごとに Λ=−ϕ dt\Lambda=-\phi\,\mathrm{d} t のゲージ変換を施す分に当たる。ϕ\phi を自分で選べることと、時間発展にどれだけゲージ変換を混ぜるかを自分で選べることは、同じ事情を言い換えたものである。拘束の上では G[Λ]=0G[\Lambda]=0 なので、Hamiltonian の値(エネルギー)は ϕ\phi の選び方によらない。

ゲージ変換は対称性でなく、記述の重複

第1部第10章では、生成子 GG が保存量で、GG で動かすと状態が別の状態に移った(並進した粒子は別の場所にいる)。Gauss の法則の生成子 G[Λ]G[\Lambda] は拘束の上で値が 00 で、動かしても E,B\bm{E},\bm{B} は変わらない。G[Λ]G[\Lambda] で移り合う2つの (A,Π)(\bm{A},\bm{\Pi}) は、別の状態ではなく同じ状態の2通りの書き方である。「ゲージ対称性」という呼び名はよく使われるが、空間の並進のような物理的な対称性とは性質が違う。

自由度を数える

拘束とゲージ変換を Fourier 成分で見ると、何が残るかがはっきりする。A(x)=∫d3k(2π)3A~(k)eik⋅x\bm{A}(\bm{x})=\int\frac{\mathrm{d}^3k}{(2\pi)^3}\tilde{\bm{A}}(\bm{k})\mathrm{e}^{\mathrm{i}\bm{k}\cdot\bm{x}} のように展開し、各 k\bm{k} ごとに A~\tilde{\bm{A}} を k\bm{k} に平行な部分 A~∥=ek(ek⋅A~)\tilde{\bm{A}}_\parallel=\bm{e}_{\bm{k}}(\bm{e}_{\bm{k}}\cdot\tilde{\bm{A}}) と垂直な部分 A~⊥\tilde{\bm{A}}_\perp に分ける(ek=k/k\bm{e}_{\bm{k}}=\bm{k}/k は k\bm{k} の向きの単位ベクトル)。Π\bm{\Pi} も同じように分ける。すると

  • 磁場は B~=ik×A~=ik×A~⊥\tilde{\bm{B}}=\mathrm{i}\bm{k}\times\tilde{\bm{A}}=\mathrm{i}\bm{k}\times\tilde{\bm{A}}_\perp で、平行な部分を含まない。
  • ゲージ変換 (2.8.21) は A~→A~+ikΛ~\tilde{\bm{A}}\to\tilde{\bm{A}}+\mathrm{i}\bm{k}\tilde\Lambda で、平行な部分 A~∥\tilde{\bm{A}}_\parallel だけを勝手にずらす。
  • Gauss の法則 (2.8.18) は ik⋅Π~+ρ~=0\mathrm{i}\bm{k}\cdot\tilde{\bm{\Pi}}+\tilde\rho=0 で、Π~∥=iekρ~/k\tilde{\bm{\Pi}}_\parallel=\mathrm{i}\bm{e}_{\bm{k}}\tilde\rho/k を源で決めてしまう。

平行な部分の組 (A~∥,Π~∥)(\tilde{\bm{A}}_\parallel,\tilde{\bm{\Pi}}_\parallel) は、座標がゲージで勝手に動き、運動量が拘束で決まるので、自分で時間発展する自由度を持たない。(ϕ,Πϕ)(\phi,\Pi_\phi) も、ϕ\phi が未定乗数で Πϕ=0\Pi_\phi=0 なので同じである。残るのは垂直な部分 (A~⊥,Π~⊥)(\tilde{\bm{A}}_\perp,\tilde{\bm{\Pi}}_\perp) で、A~⊥\tilde{\bm{A}}_\perp は k\bm{k} に垂直な平面の2成分を持つ。AμA_\mu の4成分のうち、各点(各 k\bm{k})で時間とともに動く自由度は2つで、これが電磁波の2つの偏りである。相空間の次元で数えると、(ϕ,A,Πϕ,Π)(\phi,\bm{A},\Pi_\phi,\bm{\Pi}) の8次元から、2つの拘束(Πϕ=0\Pi_\phi=0 と Gauss の法則)がそれぞれ拘束そのものと対応するゲージの向きの2次元ずつを除き、8−2×2=48-2\times2=4 次元、すなわち座標2つと運動量2つが残る。

J=0\bm{J}=0 のとき、垂直な部分の Hamiltonian は ∫d3k(2π)3(12ε0∣Π~⊥∣2+k22μ0∣A~⊥∣2)\int\frac{\mathrm{d}^3k}{(2\pi)^3}\bigl(\frac{1}{2\varepsilon_0}\lvert \tilde{\bm{\Pi}}_\perp\rvert ^2+\frac{k^2}{2\mu_0}\lvert \tilde{\bm{A}}_\perp\rvert ^2\bigr) で、各モードは角振動数 ω\omega が ω2=k2/μ0ε0=c2k2\omega^2=\frac{k^2/\mu_0}{\varepsilon_0}=c^2k^2 の調和振動子になる。平行な部分は 12ε0∣Π~∥∣2=∣ρ~∣22ε0k2\frac{1}{2\varepsilon_0}\lvert \tilde{\bm{\Pi}}_\parallel\rvert ^2=\frac{\lvert \tilde\rho\rvert ^2}{2\varepsilon_0k^2} で、源だけで決まる Coulomb のエネルギーである。振動子の集まりとしての電磁場を量子化すると光子になる(第5部第3章)。

図

図 2.8.1 1つの波数 k\bm{k} についての A~\tilde{\bm{A}} の分け方。灰色の平面は k\bm{k} に垂直な平面。磁場 ik×A~\mathrm{i}\bm{k}\times\tilde{\bm{A}} に入るのは垂直な2成分だけで、平行な成分(破線)はゲージ変換 A~→A~+ikΛ~\tilde{\bm{A}}\to\tilde{\bm{A}}+\mathrm{i}\bm{k}\tilde\Lambda でいくらでも変えられる

例題 2.8.4 電場の平行な部分は電荷が決める ★★

オリジナル点電荷 qq が原点に静止している(ρ=q δ(3)(x)\rho=q\,\delta^{(3)}(\bm{x}))。

  1. (1) Gauss の法則の Fourier 成分から、電場の k\bm{k} に平行な部分 E~∥(k)\tilde{\bm{E}}_\parallel(\bm{k}) を求めよ。
  2. (2) ∫d3k(2π)3eik⋅xk2=14πr\int\frac{\mathrm{d}^3k}{(2\pi)^3}\frac{\mathrm{e}^{\mathrm{i}\bm{k}\cdot\bm{x}}}{k^2}=\frac{1}{4\pi r}(r=∣x∣r=\lvert \bm{x}\rvert)を確かめ、(1) を逆変換して Coulomb の電場を出せ。
  3. (3) この電場の Fourier 成分に垂直な部分は無い。そのことから、静止した点電荷のまわりに「光子の自由度」が励起されていないことを説明せよ。
解答

(1) ρ\rho の Fourier 成分は ρ~=∫q δ(3)(x)e−ik⋅xd3x=q\tilde\rho=\int q\,\delta^{(3)}(\bm{x})\mathrm{e}^{-\mathrm{i}\bm{k}\cdot\bm{x}}\mathrm{d}^3x=q。Gauss の法則 ik⋅E~=ρ~/ε0\mathrm{i}\bm{k}\cdot\tilde{\bm{E}}=\tilde\rho/\varepsilon_0 からek⋅E~=−iq/(ε0k)\bm{e}_{\bm{k}}\cdot\tilde{\bm{E}}=-\mathrm{i} q/(\varepsilon_0k) で、

E~∥=ek(ek⋅E~)=−iq kε0k2.\tilde{\bm{E}}_\parallel=\bm{e}_{\bm{k}}(\bm{e}_{\bm{k}}\cdot\tilde{\bm{E}})=-\frac{\mathrm{i} q\,\bm{k}}{\varepsilon_0k^2}.

(2) 極座標で k\bm{k} の向きについて積分すると ∫eikrcos⁡θdΩ=4πsin⁡krkr\int\mathrm{e}^{\mathrm{i} kr\cos\theta}\mathrm{d}\Omega=4\pi\frac{\sin kr}{kr} なので

∫d3k(2π)3eik⋅xk2=4π(2π)3∫0∞sin⁡krkrdk=12π2r⋅π2=14πr.\int\frac{\mathrm{d}^3k}{(2\pi)^3}\frac{\mathrm{e}^{\mathrm{i}\bm{k}\cdot\bm{x}}}{k^2}=\frac{4\pi}{(2\pi)^3}\int_0^\infty\frac{\sin kr}{kr}\mathrm{d} k=\frac{1}{2\pi^2r}\cdot\frac{\pi}{2}=\frac{1}{4\pi r}.

これを x\bm{x} で微分すると ∫d3k(2π)3ikk2eik⋅x=∇14πr=−er4πr2\int\frac{\mathrm{d}^3k}{(2\pi)^3}\frac{\mathrm{i}\bm{k}}{k^2}\mathrm{e}^{\mathrm{i}\bm{k}\cdot\bm{x}}=\nabla\frac{1}{4\pi r}=-\frac{\bm{e}_r}{4\pi r^2}。したがって

E(x)=∫d3k(2π)3(−iq kε0k2)eik⋅x=q4πε0r2er.\bm{E}(\bm{x})=\int\frac{\mathrm{d}^3k}{(2\pi)^3}\Bigl(-\frac{\mathrm{i} q\,\bm{k}}{\varepsilon_0k^2}\Bigr)\mathrm{e}^{\mathrm{i}\bm{k}\cdot\bm{x}}=\frac{q}{4\pi\varepsilon_0r^2}\bm{e}_r .

(3) 2.8.4節の分け方で、動く自由度は垂直な部分 (A~⊥,Π~⊥)(\tilde{\bm{A}}_\perp,\tilde{\bm{\Pi}}_\perp) だけである。Coulomb の電場は全部が平行な部分で、それは拘束 (2.8.18) が源から決めたものなので、独立な自由度ではない。Π~⊥=0\tilde{\bm{\Pi}}_\perp=0 かつ A~⊥=0\tilde{\bm{A}}_\perp=0 なので、振動子はどれも静止していて、電磁波(光子)は無い。静電場は「電荷にくっついて決まる場」で、電荷から離れて伝わる場ではない。

ほかの巻では

1 P. A. M. Dirac (1950), Canadian Journal of Mathematics 2, 129–148(題は Generalized Hamiltonian dynamics)。Lagrangian から直接出る拘束(ここでは Πϕ=0\Pi_\phi=0)を第1種(primary)、それを時間がたっても保つ条件として出る拘束(ここでは Gauss の法則)を第2種(secondary)と呼ぶ。

木下の勉強ステータス

木下はまだこの記事を勉強していません。

AI(Claude)が書いた教材を、木下が勉強しながら公開しています。式と数値は検算していますが、誤りが残っているかもしれません。誤りのご指摘・削除のご依頼をいただければ直します。 連絡先:support@tecktom.com

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