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この章のまとめ

2026年10月15日9分で読めますAI生成教科書『虎の巻』第1部 第5章 L=T-V の由来

AI 生成・木下が未勉強

解析力学から様々な理論分野を組み立てる 第1部 第5章 §1.5.7 ★★★ L=T−VL=T-V の3つの部分の根拠を分けた。TT は対称性、−V-V は Newton の運動方程式、停留は量子力学

粒子の力学では L=T−VL=T-V を選ぶ。運動エネルギーの形 12mv2\frac12mv^2 は、空間と時間の一様性・空間の等方性で LL を L(v2)L(v^2) に絞り、Galilei 変換で LL が時間の全微分だけ変わることを要求すると決まる。Lorentz 変換を要求すると同じ手順で −mc21−v2/c2-mc^2\sqrt{1-v^2/c^2} になり、v/c→0v/c\to0 で 12mv2\frac12mv^2 に戻る。−V-V の符号と形は対称性からは出ず、Euler–Lagrange 方程式が Newton の運動方程式 mr¨=−∇Vm\ddot{\bm{r}}=-\nabla V になるように選ぶ。T+VT+V では力の向きが逆になる。運動方程式が同じになる Lagrangian には、全体の定数倍と、座標と時刻の関数の全微分を足す自由度がある。作用は座標によらない数なので、Euler–Lagrange 方程式は一般化座標を取り替えても形が変わらず、LL を新しい座標で書くだけで運動方程式が得られる。真の経路は作用の停留点で、短い時間では最小点だが、調和振動子では半周期の焦点を越えると鞍点になる。停留が条件になる理由は、経路積分で eiS/ℏ\mathrm{e}^{\mathrm{i} S/\hbar} の位相がそろうのが停留点の近くだけであることにある。授業で習う d'Alembert の原理からの導出は、Newton の運動方程式を一般化座標の向きへ射影したもので、同じ方程式に行き着く。エネルギー T+VT+V は LL の Legendre 変換 ∑jq˙j∂L/∂q˙j−L\sum_j\dot q_j\partial L/\partial\dot q_j-L として現れ、その扱いは 第1部第7章・第1部第8章で続ける。拘束のある系(振り子の糸・斜面)は、次の章(第1部第6章)で未定乗数を使って扱う。

この章の結果

  • L=∑a12ma∣r˙a∣2−VL=\sum_a\frac12m_a\lvert \dot{\bm{r}}_a\rvert ^2-V。Euler–Lagrange 方程式は mar¨a=−∇aVm_a\ddot{\bm{r}}_a=-\nabla_aV。
  • 座標の取り替え q=q(Q,t)q=q(Q,t) で δS/δQj=∑i(δS/δqi) ∂qi/∂Qj\delta S/\delta Q_j=\sum_i(\delta S/\delta q_i)\,\partial q_i/\partial Q_j。LL を書き直すだけでよい。
  • L′=cL+dΛ(q,t)dtL'=cL+\frac{\mathrm{d} \Lambda(q,t)}{\mathrm{d} t} の運動方程式は LL と同じ。
  • 一様性・等方性・Galilei 変換から自由粒子は L=12mv2L=\frac12mv^2。−V-V は対称性からは出ない。
  • 真の経路は停留点で、最初の焦点までは最小点。調和振動子では ωT<π\omega T<\pi。

総合問題 ばねでつないだ2つの質点を作用で読む ★★★

オリジナルなめらかな直線上に質量 m1m_1, m2m_2 の質点があり、自然長 ℓ\ell・ばね定数 kk のばねでつながれている。位置を x1x_1, x2x_2(x2>x1x_2>x_1)とする。数値が要るところでは m1=1 kgm_1=1\,\mathrm{kg}、m2=3 kgm_2=3\,\mathrm{kg}、k=12 N m−1k=12\,\mathrm{N\,m^{-1}} とする。

  1. (1) (使う道具:1.5.1節)この系の LL を書け。
  2. (2) (使う道具:1.5.2節・第1部第2章)重心 X=(m1x1+m2x2)/MX=(m_1x_1+m_2x_2)/M(M=m1+m2M=m_1+m_2)と相対座標 x=x2−x1x=x_2-x_1 に取り替え、L=12MX˙2+12mrx˙2−12k(x−ℓ)2L=\frac12M\dot X^2+\frac12m_{\mathrm r}\dot x^2-\frac12k(x-\ell)^2(mr=m1m2/Mm_{\mathrm r}=m_1m_2/M)となることを示せ。
  3. (3) (使う道具:1.5.3節・第1部第4章)XX と xx の Euler–Lagrange 方程式を書き、相対運動の角振動数 ω\omega を数値で求めよ。
  4. (4) (使う道具:1.5.4節)両方の質点を一様な速度 uu で動く系から見る変換 xa→xa+utx_a\to x_a+ut で、LL が時間の全微分だけ変わることを示し、その関数 Λ\Lambda を求めよ。
  5. (5) (使う道具:1.5.5節・第1部第3章の Wirtinger の不等式)相対座標を ξ=x−ℓ\xi=x-\ell とし、ξ(0)=ξ(T)=0\xi(0)=\xi(T)=0 とする。真の経路 ξ≡0\xi\equiv0 が相対運動の作用の最小点であるような TT の範囲を求めよ。T=1 sT=1\,\mathrm s のとき、向き ξ=ϵsin⁡(πt/T)\xi=\epsilon\sin(\pi t/T) での作用の値を求め、最小点でないことを確かめよ。
  6. (6) (使う道具:1.5.6節・第1部第7章)h=∑jq˙j ∂L/∂q˙j−Lh=\sum_j\dot q_j\,\partial L/\partial\dot q_j-L を XX, xx で書き、運動方程式の上で dhdt=0\frac{\mathrm{d} h}{\mathrm{d} t}=0 となることを示せ。
解答

(1) L=12m1x˙12+12m2x˙22−12k(x2−x1−ℓ)2L=\dfrac12m_1\dot x_1^2+\dfrac12m_2\dot x_2^2-\dfrac12k(x_2-x_1-\ell)^2。

(2) 逆に解くと x1=X−m2Mxx_1=X-\dfrac{m_2}{M}x、x2=X+m1Mxx_2=X+\dfrac{m_1}{M}x。速度も同じ形なので

12m1(X˙−m2Mx˙)2+12m2(X˙+m1Mx˙)2=12MX˙2+(−m1m2M+m2m1M)X˙x˙+12 m1m22+m2m12M2x˙2.\frac12m_1\Bigl(\dot X-\frac{m_2}{M}\dot x\Bigr)^2+\frac12m_2\Bigl(\dot X+\frac{m_1}{M}\dot x\Bigr)^2 =\frac12M\dot X^2+\Bigl(-\frac{m_1m_2}{M}+\frac{m_2m_1}{M}\Bigr)\dot X\dot x+\frac12\,\frac{m_1m_2^2+m_2m_1^2}{M^2}\dot x^2 .

交差項は消え、x˙2\dot x^2 の係数は 12m1m2(m1+m2)/M2=12mr\frac12m_1m_2(m_1+m_2)/M^2=\frac12m_{\mathrm r}。ばねの伸びは x−ℓx-\ell なので、示す式を得る。命題 1.5.2 により、この LL の Euler–Lagrange 方程式を解けば元の座標の運動方程式を解いたことになる。

(3) XX について ∂L/∂X=0\partial L/\partial X=0 から MX¨=0M\ddot X=0。xx について mrx¨=−k(x−ℓ)m_{\mathrm r}\ddot x=-k(x-\ell)。重心は等速直線運動をし、相対座標は角振動数 ω=k/mr\omega=\sqrt{k/m_{\mathrm r}} で振動する。mr=3/4 kgm_{\mathrm r}=3/4\,\mathrm{kg} なので ω=12/0.75=4 s−1\omega=\sqrt{12/0.75}=4\,\mathrm{s^{-1}}。

(4) 速度が x˙a→x˙a+u\dot x_a\to\dot x_a+u と変わり、ばねの伸び x2−x1x_2-x_1 は変わらない。

∑a12ma(x˙a+u)2−∑a12max˙a2=u∑amax˙a+12Mu2=ddt(MuX+12Mu2t).\sum_a\frac12m_a(\dot x_a+u)^2-\sum_a\frac12m_a\dot x_a^2=u\sum_am_a\dot x_a+\frac12Mu^2=\frac{\mathrm{d} }{\mathrm{d} t}\Bigl(MuX+\frac12Mu^2t\Bigr).

Λ=MuX+12Mu2t\Lambda=MuX+\frac12Mu^2t である。変わるのは重心の運動エネルギーだけで、相対運動の LL は変わらない。

(5) 相対運動の作用は ∫0T(12mrξ˙2−12kξ2)dt=mr2∫0T(ξ˙2−ω2ξ2) dt\int_0^T\bigl(\frac12m_{\mathrm r}\dot\xi^2-\frac12k\xi^2\bigr)\mathrm{d} t=\frac{m_{\mathrm r}}{2}\int_0^T(\dot\xi^2-\omega^2\xi^2)\,\mathrm{d} t で、ξ≡0\xi\equiv0 のまわりの展開そのものである。Wirtinger の不等式から、T<π/ωT<\pi/\omega なら ξ≠0\xi\neq0 で正になり、ξ≡0\xi\equiv0 は最小点である。π/ω=π/4=0.785 s\pi/\omega=\pi/4=0.785\,\mathrm s なので、範囲は T<0.785 sT<0.785\,\mathrm s。T=1 sT=1\,\mathrm s で ξ=ϵsin⁡πt\xi=\epsilon\sin\pi t を入れると、∫01cos⁡2πt dt=∫01sin⁡2πt dt=12\int_0^1\cos^2\pi t\,\mathrm{d} t=\int_0^1\sin^2\pi t\,\mathrm{d} t=\frac12 から

mr2⋅ϵ22(π2−ω2)=0.754(9.870−16) ϵ2=−1.15 ϵ2 J s(ϵ は m 単位)\frac{m_{\mathrm r}}{2}\cdot\frac{\epsilon^2}{2}\bigl(\pi^2-\omega^2\bigr)=\frac{0.75}{4}(9.870-16)\,\epsilon^2=-1.15\,\epsilon^2\ \mathrm{J\,s}\quad(\epsilon\text{ は m 単位})

で負になる。T=1 sT=1\,\mathrm s は焦点 0.785 s0.785\,\mathrm s を越えているので、静止した真の経路は鞍点である。

(6) h=X˙ MX˙+x˙ mrx˙−L=12MX˙2+12mrx˙2+12k(x−ℓ)2h=\dot X\,M\dot X+\dot x\,m_{\mathrm r}\dot x-L=\dfrac12M\dot X^2+\dfrac12m_{\mathrm r}\dot x^2+\dfrac12k(x-\ell)^2 で、T+VT+V である。hh を時間で微分し、pj=∂L/∂q˙jp_j=\partial L/\partial\dot q_j と書くと

dhdt=∑j(q¨jpj+q˙jp˙j)−∑j(∂L∂qjq˙j+pjq¨j)−∂L∂t=∑jq˙j(p˙j−∂L∂qj)−∂L∂t.\frac{\mathrm{d} h}{\mathrm{d} t}=\sum_j\bigl(\ddot q_jp_j+\dot q_j\dot p_j\bigr)-\sum_j\Bigl(\frac{\partial L}{\partial q_j}\dot q_j+p_j\ddot q_j\Bigr)-\frac{\partial L}{\partial t} =\sum_j\dot q_j\Bigl(\dot p_j-\frac{\partial L}{\partial q_j}\Bigr)-\frac{\partial L}{\partial t}.

括弧は Euler–Lagrange 方程式で 00、LL は時刻をあらわに含まないので ∂L/∂t=0\partial L/\partial t=0。よって dhdt=0\frac{\mathrm{d} h}{\mathrm{d} t}=0 で、力学的エネルギーが保存する。時刻をあらわに含まないことが保存の理由であることは、第1部第10章で時間の並進に Noether の定理を当てて見直す。

木下の勉強ステータス

木下はまだこの記事を勉強していません。

AI(Claude)が書いた教材を、木下が勉強しながら公開しています。式と数値は検算していますが、誤りが残っているかもしれません。誤りのご指摘・削除のご依頼をいただければ直します。 連絡先:support@tecktom.com

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