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授業で習った形との対応

2026年10月15日6分で読めますAI生成教科書『虎の巻』第2部 第18章 重力波
目次
  1. 波動方程式とゲージ
  2. 双極子放射が無い理由
  3. Newton のポテンシャル
  4. 木下の層

AI 生成・木下が未勉強

解析力学から様々な理論分野を組み立てる 第2部 第18章 §2.18.6 ★★ 電磁気の Lorenz ゲージの波動方程式と双極子放射・Newton のポテンシャルが、この章の式のどこに当たるかを並べる

波動方程式とゲージ

解析力学を使わない電磁気の授業では、ポテンシャルに Lorenz 条件を課して

(1c2∂2∂t2−∇2)ϕ=ρε0,(1c2∂2∂t2−∇2)A=μ0J,1c2∂ϕ∂t+∇⋅A=0\Bigl(\frac{1}{c^2}\frac{\partial ^2}{\partial t^2}-\nabla^2\Bigr)\phi=\frac{\rho}{\varepsilon_0},\qquad\Bigl(\frac{1}{c^2}\frac{\partial ^2}{\partial t^2}-\nabla^2\Bigr)\bm{A}=\mu_0\bm{J},\qquad \frac{1}{c^2}\frac{\partial \phi}{\partial t}+\nabla\cdot\bm{A}=0

と書く。共変形では □Aμ=μ0Jμ\Box A^\mu=\mu_0J^\mu、∂μAμ=0\partial_\mu A^\mu=0 である。この章の (2.18.14) と (2.18.13) は

□hˉμν=−16πGc4Tμν,∂μhˉμν=0\Box\bar h_{\mu\nu}=-\frac{16\pi G}{c^4}T_{\mu\nu},\qquad\partial^\mu\bar h_{\mu\nu}=0

で、1本の添字が2本に、4元電流 JμJ^\mu がエネルギー運動量テンソル TμνT_{\mu\nu} に替わった形をしている。右辺の符号が電磁気と逆なのは、2.18.1節で第2部第15章の式 (2.15.21) から見たとおり、静的な場の項 −(∇Φ)2/(8πG)-(\nabla\Phi)^2/(8\pi G) の符号が静電場と逆であることと同じで、同じ符号の源が引き合うことに対応する。電磁気の遅延ポテンシャル ϕ=14πε0∫ρ(tr)∣x−x′∣d3x′\phi=\frac{1}{4\pi\varepsilon_0}\int\frac{\rho(t_{\mathrm r})}{\lvert \bm{x}-\bm{x}'\rvert }\mathrm{d}^3x' が (2.18.23) に当たる。

双極子放射が無い理由

授業の電磁波の放射では、電気双極子モーメント p=∑qx\bm{p}=\sum q\bm{x} の2階微分で放射の仕事率が決まる(Larmor の式 P=μ06πc∣p¨∣2P=\frac{\mu_0}{6\pi c}\lvert \ddot{\bm{p}}\rvert ^2。第2部第9章)。重力で同じことをすると、質量の双極子モーメント ∑mx\sum m\bm{x} の2階微分は全運動量の時間微分で、運動量の保存によって 00 になる。磁気双極子に当たる ∑m x×x˙\sum m\,\bm{x}\times\dot{\bm{x}} は全角運動量で、これも保存する。重力で最初に残る放射が四重極になるのは、源の運動量と角運動量の保存(第1部第10章の Noether の定理)による。四重極放射の仕事率は双極子より (v/c)2(v/c)^2 だけ小さく、c−5c^{-5} が付くのはそのためである。

Newton のポテンシャル

授業の Newton の重力は ∇2Φ=4πGρ\nabla^2\Phi=4\pi G\rho と x¨=−∇Φ\ddot{\bm{x}}=-\nabla\Phi で書かれる。この章の式では、静的な (2.18.14) の 0000 成分が Poisson 方程式で、解 hˉ00=4Φ/c2\bar h_{00}=4\Phi/c^2 が Newton のポテンシャルにあたる(2.18.2節)。運動方程式の側は、第2部第12章で示したとおり測地線方程式の Γi00=∂iΦ/c2\Gamma^i{}_{00}=\partial_i\Phi/c^2 から出る。Newton の重力では、ポテンシャルは瞬時に遠くへ伝わる。□\Box の時間微分の項を落として −∇2-\nabla^2 だけにしたものが Newton の理論で、時間微分の項を戻すと重力の変化は速さ cc の波として伝わる。

例題 2.18.8 hˉ00\bar h_{00} だけから計量全体を出し、光の曲がり方を読む ★★

オリジナル静的な源のまわりで、調和ゲージの解が hˉ00=4Φ/c2\bar h_{00}=4\Phi/c^2、他の成分 00 だったとする。

  1. (1) (2.18.10) を逆に解いて hμνh_{\mu\nu} を求め、g00g_{00} と gijg_{ij} が記法の正本 §4 の弱い場の形になることを確かめよ。
  2. (2) 光の進む道 ds=0\mathrm{d} s=0 から光の座標の速さを Φ/c2\Phi/c^2 の1次まで求め、光にとっての実効的な屈折率 nn を求めよ。gijg_{ij} の補正を落として g00g_{00} だけを使うと nn はどう変わるか。
解答

(1) hˉ=η00hˉ00=4Φ/c2\bar h=\eta^{00}\bar h_{00}=4\Phi/c^2、h=−hˉh=-\bar h なので hμν=hˉμν−12ημνhˉh_{\mu\nu}=\bar h_{\mu\nu}-\frac12\eta_{\mu\nu}\bar h。h00=4Φ/c2−2Φ/c2=2Φ/c2h_{00}=4\Phi/c^2-2\Phi/c^2=2\Phi/c^2、hij=0−12(−δij)(4Φ/c2)=2Φδij/c2h_{ij}=0-\frac12(-\delta_{ij})(4\Phi/c^2)=2\Phi\delta_{ij}/c^2 である。したがって g00=1+2Φ/c2g_{00}=1+2\Phi/c^2、gij=−(1−2Φ/c2)δijg_{ij}=-(1-2\Phi/c^2)\delta_{ij} で、正本の形になる。gijg_{ij} にも補正が入ることが、g00g_{00} だけを見る Newton の極限には現れない部分である。

(2) ds2=(1+2Φ/c2)c2dt2−(1−2Φ/c2)∣dx∣2=0\mathrm{d} s^2=(1+2\Phi/c^2)c^2\mathrm{d} t^2-(1-2\Phi/c^2)\lvert \mathrm{d}\bm{x}\rvert ^2=0 から ∣dx/dt∣=c(1+2Φ/c2)/(1−2Φ/c2)=c(1+2Φ/c2)+O(Φ2/c4)\lvert \mathrm{d}\bm{x}/\mathrm{d} t\rvert =c\sqrt{(1+2\Phi/c^2)/(1-2\Phi/c^2)}=c(1+2\Phi/c^2)+\mathcal{O}(\Phi^2/c^4)。Φ<0\Phi<0 なので座標の速さは cc より遅く、屈折率は n=1−2Φ/c2n=1-2\Phi/c^2(>1>1)である。gijg_{ij} の補正を落とすと n=1−Φ/c2n=1-\Phi/c^2 で、屈折率のずれが半分になる。第2部第10章の Fermat の原理で光の曲がる角を計算すると曲がり角は n−1n-1 に比例するので、gijg_{ij} を入れた一般相対論の曲がり角は g00g_{00} だけの計算の2倍になる。これが第2部第16章の太陽による光の曲がり 1.75″ の「2倍」の由来である。gijg_{ij} の補正の係数が g00g_{00} と同じ Φ\Phi になること(Φ=Ψ\Phi=\Psi)は第2部第15章の例題 2.15.6、屈折率 n=1−2Φ/c2n=1-2\Phi/c^2 は第2部第12章の式 (2.12.19) と一致する。

木下の勉強ステータス

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