この章のまとめ
AI 生成・木下が未勉強
解析力学から様々な理論分野を組み立てる 第5部 第3章 §5.3.7 ★★★ 光子とフォノンは、2次式の場の を基準振動に分けた振動子の段の数。熱の量は と振動子1つの量の積分で、違いは だけ
この章では、空洞の電磁場と結晶の格子振動に同じ形の Hamiltonian を選んだ。どちらも Lagrangian が場の変数の2次式なので、基準振動に分けると独立な調和振動子の和になり(電磁場は厳密に、格子振動は調和近似で)、各振動子を第4部第4章の方法で量子化すると、段の数 が光子やフォノンの数になる。振動子が独立なので分配関数は積に分かれ、占有数の平均は の Bose 分布 になる。 は、段の数を固定する条件が無いことの表れである。
熱力学の量はすべて、モードの密度 と振動子1つの量の積の積分で書くことができる。光子では を入れて、Planck の式・・・・ が出た。 は、各モードの段の数が断熱不変量で、 であることからも出る。フォノンでは、低い の が光子と同じ の形なので、低温の比熱は光子気体と同じ 則になる。モードが 個で止まるので高温では Dulong–Petit に戻り、Debye のモデルはこの両端を正しく持つ内挿の式である。零点エネルギーは温度によらず熱の量に入らないが、壁の位置による差が Casimir 力として観測され、占有数の揺らぎは粒子の項 と波の項 の和になる。
この章では、モードの に上限がある格子と、上限が無い電磁場を並べた。電磁場の零点エネルギーの発散は、高い のモードを弱める因子を入れて計算し、結果のうち因子によらない部分だけを物理として取り出した。この操作は、第8章から第10章のループの発散と正則化で一般の形に広げる(第5部第9章)。光子とフォノンを相互作用させる(電子が光子やフォノンを吸収・放出する)ことは、第5章のゲージ原理と、光学と量子エレクトロニクスの巻 第6部で扱う(第5部第5章・光学と量子エレクトロニクス 第30章)。
総合問題 振動子の気体として、原子の列と空洞の光を並べる ★★★
オリジナル質量 の原子 個が間隔 でばね定数 のばねにつながった1次元の列(周期境界)と、体積 の空洞の中の電磁場を、同じ温度 で比べる。 とする。
- (1) (使う道具:5.3.1節/第2部第4章・第4部第4章)第2章の総合問題 (1)(2) で求めた、列の生成消滅演算子による Hamiltonian と零点エネルギーを、この章の で書き直せ。
- (2) (使う道具:5.3.2節・5.3.4節/第3部第6章)列の自由エネルギーを で書き、低温の比熱を求めよ。
- (3) (使う道具:5.3.3節/第3部第4章)空洞の光子気体の から , を求め、 を示せ。さらに を Legendre 変換して に戻ることを確かめよ。
- (4) (使う道具:5.3.4節)3次元の結晶で、平均の音速 のとき、低温で同じ体積・同じ温度のフォノンの気体と光子気体のエネルギーの比を求めよ。
- (5) (使う道具:5.3.3節/第1部第14章・第3部第5章)空洞の1辺をゆっくり 倍にすると、光子気体の温度とエントロピーはどう変わるか。温度 の放射が まで冷えるには、 はいくらか。
解答
(1) 〔第2部第4章・第4部第4章/第5部第2章〕第5部第2章の5.2.7節の総合問題 (1)(2) の結果で、その章の を 、 を と読み替えるだけである。 で、 は列全体の並進なので振動子にならず、
で和を直接計算すると で、 と一致する。
(2) 〔2節・4節・第3部第6章〕式 (5.3.10) を で書いて、。低温では として、例題 5.3.4 (1) から 。自由エネルギーの温度による部分は から で、 が上の に一致する。
(3) 〔3節・第3部第4章〕 から 、、。()から 。Legendre 変換 の停留点はこの式を について解いた で、代入すると。 を入れると で、元の に戻る。 が について下に凸なので、停留点は最小である。
(4) 〔4節〕式 (5.3.26) と式 (5.3.21) の比は。同じ体積と温度で、フォノンの気体は光子気体の 倍のエネルギーを持つ。固体を温めるとき、空洞の光のエネルギーは比べものにならないほど小さい。
(5) 〔3節・第1部第14章・第3部第5章〕ゆっくり広げると各モードの段の数 は断熱不変量として保たれ(第1部第14章の作用変数 が保たれることの量子版)、 は 倍になる。 が保たれるためには が一定でなければならないので 。エントロピーは で変わらない。これは第3部第5章の「断熱変化=エントロピー一定」の例になっている。各モードの占有の確率分布 (5.3.12) が変わらないので、分布の言葉でもエントロピーは変わらない。 なので、。
木下の勉強ステータス
木下はまだこの記事を勉強していません。
AI(Claude)が書いた教材を、木下が勉強しながら公開しています。式と数値は検算していますが、誤りが残っているかもしれません。誤りのご指摘・削除のご依頼をいただければ直します。 連絡先:support@tecktom.com
← AI生成教科書『虎の巻』の記事一覧へ